![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/45/6566dd2aeb12045ce67bf27b473e718e.jpg)
大時化や突風のある大荒れの天気の後は・・
船が損傷する事故もときどき起こります。先日は、荒れた海で大事な船が
水没をしてしまい救出と復旧作業にスタッフ一同かけつけました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/ee/d8b633f673dcf092343de14c5349ad47.jpg)
水没して砂と海水がたくさん混入した船内、船外機のエンジン内部にも
砂や海水が・・、エンジンは防錆処理や海水洗浄を行い、部品の交換や
点検で無事に復旧して蘇りましたから・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
ひとまず安心。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yoka.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
船体は被害が大きかったため、今回は使用できるものを新しい船に移したり
直ったエンジンを搭載したりして再出発を目指します(^^)
エンジンが元気なら大丈夫・・!どこまでも応援いたします。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
先日は、その他、海水関係で傷んだセンサー系統(こちらは船外機ホンダ4スト175馬力)
の整備もありました。
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テストを繰り返すと、一か所のセンサーに異常がみつかりました。
電気系統の多い船外機は年数がたつとその辺に不具合も出てきます。(特に4スト)
調子の悪い時には、早めに点検♪(定期点検も行うと、劣化のある箇所が事前に
わかることもありますヨ。)また、異常が出たときは、応急的でなく部品交換と
確実な整備がおすすめ。対応が早く確実なほど、機械は小さな被害で直ることも
多くなりますし、損傷範囲も広がらないことも多いです。(^^)
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上架整備中の艇では、亜鉛(アノード)などのメンテナンスも行います。
海水に触れるところのアノードはエンジンの電蝕防止のための消耗部品です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/65/fa9e07fd59501afaf89c5a7f477e8d96.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/2e/763ddd9bbbbdf635826067824ff85146.jpg)
こちらの艇は、まだ使用可能範囲だったため汚れを落として
磨きをかけて再取付。
(*アノードの状態や重量をきちんと点検して行っています。)
上架中に、船外機内のギヤオイルも点検確認させていただくと・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/21/56d5751c3b6397ead2a73be05b2c5d06.jpg)
乳化がありましたので、オイルシールやシャフト周りなどの整備を行いました。
あまり定期整備をしていなかったエンジンのときは、通常の整備でも潮かみや
腐蝕が多く時間がかかったり、部品も大がかりになることが多いです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
こちらの船外機は内部の水洗いも長く行われていなかった様子でしたから、
少し大変でしたネ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/34/66c40f666e27ee5eb7299eca34354157.jpg)
当社で船底塗装など上架整備をさせていただく際には、下架後の
試運転や点検なども行います。特に冷却水の上がり・排水の具合などに
異常がある時はさらに点検も行います。排水量が気になって点検
すると・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/be/1cd3cb715d26ed22f8278918088b2f1c.jpg)
こちらの船外機は、冷却経路内に海洋生物が繁殖してホースの穴が
つまっていました。インペラは大丈夫でしたネ。
いろんなケースがあります。
どれも定期整備や船外機内部真水洗い(←4ストの人は)
などまめなお手入れで予防可能なもの・・かな。(^^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b6/1a7dd920c71ad8983c6866a621d0f37f.jpg)
続いて、ディーゼルエンジンの整備。
ボルボのディーゼルドライブのお客様は、定期整備を欠かさず
行われるので、早めに今回もドライブ内部に腐蝕の異常がみつかり
ドライブ内部破損などの、大きな事故を未然に防ぐことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/37/e951180ae114b5aa7d34b381c1434db1.jpg)
今回もきれいに傷んだ所が直り、総合点検と消耗品交換も終了。総合点検では
電気系統やセルモーターに異常がみられましたが細部点検の結果、モーターは
OK、バッテリーのメンテナンス交換で、これからも元気に走っていただける
ようになりました。
エンジンは、年数よりもお手入れの回数が大事。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
続いては、4JH3-DTZ(ヤンマーエンジン)のお客様。
ディーゼルエンジンでも、よくあるインペラ(消耗品)の損傷。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ed/115fde68e90d89d4da4d7c8318b97cf4.jpg)
どのマリンエンジンも、こうなる前に点検と定期交換が必須です。(^^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/bf/2712b5563dfd85491d24c366218199cb.jpg)
交換を長くされていなかったため(使用時間が少なくても定期交換必須(^^)
羽が欠けて冷却経路に詰まっていました。海水冷却経路を分解して
羽や破片までパズルのように・・あわせて、きちんと全部取り出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c7/c9b1210560f72aa6c754af540f0c43a4.jpg)
LF26CZ(NEWサルパ)のお客様は、船の備品、ワイパーゴムを交換。
ゴムも潮風や太陽熱で劣化するパーツの一つ。実は、見た目があまり変化が
なくても、新品と交換すると、サクサク水をかいて、気持ちの良い視界が![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
広がります(^^)。
今日も安心して海を走っていただくためにも
消耗品の交換などの
定期メンテナンスは、みなさまも・・まめに行われるといいですよ。
海で豊かな時間が・・お過ごしいただけます。
警報やトラブルで、ドキドキしたりしない海での時間は
なにものにも代えがたい・・宝石のような時間です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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