水温の上昇と動物性の生物の繁殖で今年は、どの艇も水中部分には
フジツボやカキが繁殖して、走行スピードが落ちたり、船底が汚れて
走れなくなったりすることが多いようです。
加えて、雨や荒天も多く、大型艇のドックはあきがない週もあったりと
お待ちいただくことも 夏からずっと混み合っていましたが、今月からは
ドックにもすこしづつ余裕が出てまいりました。
毎日動く漁師さんたちの漁船も、船外機艇も、ドライブ艇も、シャフト艇も・・
とにかく今年は、どなたさまもみなさん、船底洗浄と塗装が忙しい年となっています。
加えて事故も多かったです。
瀬に乗り上げられてしまったり・・
シャフトを新品に交換したり、プロペラを修正を行ったり・・上架期間が長い整備も
多かったです。
秋になっていっていても・・
台風も熱波もまだまだ多い10月。
とにかく早く涼しくなってほしいと願っています。
上架整備の際には、アノードやギヤオイルの交換、シャフトのコックボートの点検
プロペラの点検、スタンチューブパッキンの交換、キングストンの清掃
スカッパーの点検、トリムタブの点検など・・ 各艇それぞれに
上架時にしかできないメンテナンスというのがあります。
塗装だけでなく・・・忘れずにご愛艇の喫水下の部分も(^^)ひとつひとつ
点検されることをお薦めいたします。
普段何か異変を感じてある方は、上架前に一緒に同乗させていただき
試走行を行ってから上架をさせていただくと、上架整備の前に
船の現状がよりきちんと把握できることもあります。
エンジンをかけて走らないとでない異常も多いので。(^^)
年に1度の総合点検の際には、普段気になってあることも合わせて
必ずお伝えください。
今年は、腐食劣化が原因だったのか、気づかないうちに舵が
落下している艇もありました。
舵の新規制作や、舵下の支柱の復旧なども行われました。
新しい舵に・・
腐食といえば・・
喫水下のアノードが消耗し、電蝕が進んで、プロペラも溶けてしまってある
ボルボのドライブのお客様もありました。水中のことは見えなかったそうで
アノードがとけてなくなっていることに気づかれなかったようです。
このあと、プロペラ交換、アノード増し入れ、復旧、防蝕塗装を行いました。
係留保管の方で、あまり船を動かさないから上架整備も
しなくても・・という方も・・
実は、毎年海の状況も異なるため、自然の影響を一番うける係留保管艇の
みなさまは、自分の船は去年と変わらないと思っていても・・
状態は変化を続けています・・
水中下のことは上架しないと判断できないことも多いです。
年に1度は、最低上架整備と点検を行われることをお薦めします。
台風あけも、まだまだ弊社でも上架整備が続きます・・
☆karatomarine naoko☆
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