春からずっと、スタッフ全員ムカデかクモかに
なったような日々が続いております。
暑さの中終わらない夏に恐怖しておりましたが、ようやく
熱中症や酷暑の日々も遠くなり・・静かに虫の声がする
秋の気配がやってきました・・
秋分、大しけ強風の中でも
涼しさにほっとするこの頃。
船の出航が増えると事故も増えます。
最近も、韓国からの流れ網がペラに絡まり
走行不能になった船もありました。
玄海灘は流れ物にあたったり漁網やロープが
漂流していることがよくあります。
安全や保障は、きちんと自分で確保しておきましょう。
ここ数年個人売買で船のオーナーになられた方
の自船の設備に関する知識のなさと、無謀と、
点検管理の少なさ、ほぼノーメンテの現状を
耳にして恐怖を覚えます
この秋のシーズンの、海難防止キャンペーンも9月から
海上保安庁さんでも始まりました。弊社も皆様に、ぜひ楽しい
航海をして帰ってきていただきたいので、出航前点検
と定期整備に関する啓もう活動に賛同します。
係留保管艇の多い福岡では、シーズンになって何度か
しか船を使われない方も多いですが、使っていないから
なんともなっていないだろう、という誤った解釈で、
メンテナンスをしないままいきなり乗り出される方
があります。使っていない間にも海上で船内設備は
確実に経年劣化や消耗をしていっているものです。
航海を開始したらしばらくして、警報が鳴りだした、とか、
すぐにエンジンがとまってしまった！とか、
ホースがやぶれて浸水がはじまった！
というＳＯＳも。
出航当日に、船のチェックをするのでは遅いので
普段から定期的に、船の設備の点検や
救命胴衣や備品の点検などは
行っておかれたほうがよい
とおもいます。
①エンジンはスムーズにかかるか
②排水は適切に量でているか
③走行して振動などはないか
④クラッチや前後進レバーの動作はスムーズか・・
⑤警報ランプや航海灯はきちんと点灯するか
⑥エンジンルーム内に異常はないか
・・は、最低限行って出航してください。
また、船内に放置してあるライフジャケットも、
一度開いてみてください。
ボンベに錆や、ジャケットに穴はありませんか？
口で空気をいれてみて、膨らみますか？
しばらく放置してしぼむようなら、どこかに
穴があいています。
点検が済んでも、もうひとつ。
事故はないのが一番ですが、BAN（会員制曳航無料サービス）
や、プレジャーボート賠償保険加入など、各種安全対策
や事故の際の補償対策は、みなさん必ず考えて
準備して出航されてください。
海上保安庁へのSOSは、自走、曳航不能、けが人
がいるなど、大きな事故の際などに行っています。
通常の単なるエンジントラブルなどは自己責任で
対応できるよう備えることは船長の責任です。
自力でなんとか帰ってくる対策をとって出航
するのが基本です。危険な天候の時はいかない。
整備不良に気付いたら出航しない。
秋も安全航海を♬
無事に帰るまでが
船のレジャーです。（＾＾）
☆彡karatomarine
*********************
(有)唐泊鉄工所
KARATOMARINE
福岡市西区宮浦１０９８
（０９２）８０９－２５２３
http://karatomarine.com
**********************
