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Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
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撮影裏話11

2017-12-14 07:27:10 | 写真

オオタカなど野鳥の撮影は、大砲の様なレンズでないと、良い写真は撮れないと思っている人が多いかもしれない。 でもそれはひと昔前の話。 確かにフィルムカメラの時代には、ISO400以上では粒子が荒く写真として使えないので、必然的に明るいレンズが必要なため、しょうがなく皆大砲の様なレンズを使っていた。 これでないと満足に写真が撮れなかったのだ。

今のデジタルカメラはノイズ処理、手振れ補正など非常に進化しているので、大砲は必要ない。 確かに大砲の方が画質は良いが、昔ほどの差は出ない。 三脚を使う定置撮影には適しているが、オオタカの撮影はほとんど移動しながら行うので、画質より機動性を重視する。 時には機材を持って走らなければならない。

でも撮影には、値段よりも自分が最も信頼でき、気に入った機材を使う必要がある。 機材に不信感・不満があると、撮影してても楽しくないからである。 そして選んだ機材を手足の様に、無意識で自由に扱えるようにするのである。

今はレンズも非常に性能が良い。 カメラ店はフロントフィルターを進めるが、フィルターは付けないほうが良い。 入射光をできる限り反射させない様前玉に施した、ナノレベルのコーティングの性能が生きないからである。 フードを付ければ、前玉を傷つけることはめったにない。

こうして、撮影の知識、機材の知識、野鳥の知識を充分身に着け、撮影に出かけるのである・・・・。

空を飛ぶ♀。

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