Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

静かな越冬地

2016-10-30 12:42:28 | 写真

この周辺にはオオタカの営巣地が、30ヶ所ほどあるらしいが、今年度繁殖に成功したのは、約半数とのことである。 残りは春先繁殖行動が見られたものの、巣立には至らなかったとのことである。

失敗の原因は、営巣林の伐採、周辺の開発、カメラマンの立ち入り等、人為的なことがほとんどの様である。

繁殖成功率はここの所年々下がってきているし、営巣場所の数も減る方向である。 個体数が増える要素など何もないように思えるのである。 感覚的にも2~3年前と比べ、すでに減ってきているように感じる。

ということで、今回もオオタカには会えず、その他の鳥たちを観察した。 今シーズン、各越冬地に定着する個体が居ないのが気になっている。

ここの所急に気温が下がってきたので、今後に期待しようと思う・・・・。

今シーズン初めてのジョウビタキ♀。

池のカワセミ。

渡り途中のムナグロ。

道で鳴くキセキレイ。

川のコサギ。

こんな姿が早く見たい。

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進まない季節

2016-10-23 11:08:14 | 写真

いつも行っているオオタカの営巣地、越冬地(狩場)で観察しているが、一向にオオタカは現れない。 10月下旬なのにこんなことは、ここ数年で初めてだ。 やはり気温が高いのか? 季節が進むのをひたすら待つのみのようだ。

こんな時は川に行ってみるとよい。 期待通り対岸でオオタカ幼鳥が小鳥を狙っていた。 でも遠い。 羽根のそろった、今年生まれの幼鳥のようだ。 その年生まれの幼鳥が冬を越せる確率は、約30%と言われている。 頑張って生き延びてほしいと思う。

気長に待つことにしよう。 だが、観察の間は気を抜いてはいけない。 自然のドラマは、思わぬ時に突然に始まるからである・・・・。

枝のモズ。

コガモの群れ。

対岸で小鳥?を狙うオオタカ幼鳥。 残念ながら足元が見えない。

上空を飛ぶミサゴ。

何かを狙うトビ。

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越冬地の秋

2016-10-16 10:31:47 | 写真

秋の渡りの時期、北方や大陸のオオタカが、広い都市公園、川、田園地帯などの越冬地に渡ってくる。 そこで一冬を過ごし、春になるとまた帰っていくのである。 そのようなタカを越冬ダカと呼んでいる。

毎年、営巣ダカが森に定着するまでの間、この越冬ダカの狩りや行動を、3~4カ所で観察し撮影を行っている。 しかし昨年頃から、この越冬ダカの数が減ってきている。 以前は各場所に、成鳥・幼鳥が複数羽飛来してきていたのだが、昨年頃から1羽もしくはほとんど見られなくなった場所もある。

原因としては、①地球温暖化で気温が上がり、渡る必要がなくなった。②数が減った。 などが考えられるが、この辺りの営巣ダカの繁殖率が下がる傾向なので、少し気になる。 今後も観察を続ける必要があるようだ。

ということで、越冬地で観察を行なうも、オオタカはほとんど見られず。 エゾビタキやミサゴなどを観察したのみだった・・・・。

渡り途中のキビタキ♀。

枝先のエゾビタキ。

怖い顔のカイツブリ。

遠くのオオタカ。

急降下するミサゴ。

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主には会えず

2016-10-09 09:51:17 | 写真

ある営巣地に行ってみた。 が、オオタカの姿は全く見られず。 最近は活動が遅れがちであり、また彼らの行動も隠密化している。

昨シーズン、森の中に立つ鉄塔に、頻繁に止まるオオタカが居たが、結局繁殖は確認できない場所があった。 最近その鉄塔に、オオタカがまたとまるようになり、成鳥・幼鳥がとまると聞く。 
やはりどこか近くで営巣しているに違いない。 今シーズン出来たら場所を突き止めたいと思っている。

田んぼのノビタキ、トビに絡むハヤブサ、池のコガモなどを観察した。

今週は天気もよさそうなので、狩場に観察に行ってみようかと思っている・・・・。

稲穂に舞うスズメ。

黒い顔のノビタキ。

枝にとまるモズ。

池のコガモ。

トビとハヤブサ。

ヤブミョウガの青い実。

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再度渡りの鳥を

2016-10-02 09:41:41 | 写真

相変わらずすっきりしない天気だが、ようやく雨の降らない日が続いた。 だが今週も台風の影響を受け、また雨の日が続きそうだ。 

やはり秋に渡っていく鳥が見たくて、再度出かけた。 情報交換などは一切行っていないので、どこに行こうか迷う。 自分の過去のデータと、勘、視力だけが頼りだ。 

教えてもらった場所に行き、教えてもらった鳥を撮っても面白くない。 こんな場所で出会えた、という喜びが野鳥観察の面白さだ。 ある場所を決めて通うこと、これが観察であると思っている。

ということで、近くの森へ行った。 最初鳥影が薄く、勘が外れたかと思ったが、午後になり、コサメビタキ、ツツドリが現れた。別の森ではサシバ、キビタキ♂に出会うことができた。

10月に入ると、オオタカがちらほらと姿を現すので、今月からは営巣地及び狩場での、観察をスタートする。 今シーズンはどんな出会いがあるだろう。 楽しみである・・・・。

突然現れたコサメビタキ。

ツツドリの幼鳥が毛虫を探す。

綺麗なキビタキ♂。

檜の天辺にとまるサシバの幼鳥。

キンモクセイが甘い香りを放つ。

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