今日も雨だ。 相変わらず梅雨の季節が続いている。
各地のオオタカの繁殖状況が耳に入ってくるが、余り芳しくないようだ。 ここのところ、繁殖成功率が低いような気がする。
しっかりと安定したペアが居る所は、成績がよいが、ペアがしょっちゅう代わっているような所は、成績が悪い様な気がする。
ある森、林道を歩いていたら、幼鳥の鳴声が聞こえた。 もうこんな所まで移動できるのかと、少し驚いた。 でも♂が餌を運んで来て呼んだが、取りにいけなかったので、まだそんなには飛べないようだった。
梅雨明けの頃には、大空を飛ぶ姿がきっと見られるだろう・・・・。
すっかり逞しくなった幼鳥。
林で見守る親鳥。
梅雨の日は続く。
ここの所の寒暖差と蒸し暑さで、久しぶりに風邪をひいた。 また天候が安定しないこともあって、観察になかなか出かけられない。
オオタカはどこの森でも、巣立ちを迎えているところだろう。 長かったシーズンも、そろそろ終りに近づいている。
先日行って見た森、♀が見張場にとまり、しきりに空を気にしている。 時々カラスなどをけん制して飛ぶ。 おそらく近くに巣立った雛がいるのだろう。
♂♀両親の懸命の子育てで、ようやく命が引き継がれていく。 あと少し、何も無く無事に森を出て行くまで見守りたいと思う・・・・。
見張場にとまるシルエット。
カラスを牽制して飛ぶ。
巣立った雛。
梅雨空の下、ホオジロが静かに佇む。
梅雨の季節になった。 この時期になると、今年里山で生まれた幼い鳥たちが現れる。
成鳥たちに混じって飛び交い、林や田畑は一気に賑やかになる。
親に餌をもらいながら、どんどん成長して行き、色々なことを覚えながら、やがて立派な成鳥に変わって行くのだろう・・・。
ツバメの子。
カワラヒワの子。
ヤマガラの子。
シジュウカラの子。
ねむの木の花。
ある営巣地での観察。 この森、雛が３羽いた。 １番上の子はほぼ茶色、２番目は半分ぐらい茶色、３番目はまだ白っぽい状態であった。
オオタカは雛が３羽いる場合、１番目は♂、２番目は♀、３番目は♂と、性別が決まっているように思える。 ほぼこのパターンなような気がするのだ。 ♂と♀は、雛のときから体格が異なるので、目視で性別が分かる。
そして、１番目の子はいち早く成長し、さっさと巣立って単独行動。 後の２羽は少し遅れて巣立ち、いつも連れ立って行動していることが多いのだ。
もうすぐ巣立ちであるが、オオタカの巣立ちははっきりしない。 徐々に巣を離れていく感じだ。 ぴょんと巣を出ておしまいではない。
最近気候がおかしいが、この先、大雨などの災害が無いことを祈っている・・・・。
最速で巣立った子。（過去の写真より）
森で見張る♀。
ウシガエルの声も響く。
オオタカ営巣地は、どこも雛が育ち、茶色の羽根が生えてきた頃だろうか。
だが、この雛が成長する速さは、餌の量により差が出るのである。 餌が豊富だと、すごい速さで大きくなる。
ある里山の森、例年３羽の雛が育っていたが、ある年、雛が２羽になってしまった。 ♂は３羽分の餌を運んでくるので、餌は常に余り気味、食べ放題のようだった。
雛はどんどん成長して行き、６月３日に巣立ちしてしまった。 これは観察している中で最速だった。
だが、都市型のタカは雛の成長が遅いように感じる。 やはり餌の確保が難しいのだろうか。 餌を持ってくる間隔も長い。 獲物となる鳥の種類も少ないのだろう。
♀がいつも、少しいらだった様子で待っているのを見ると、早く来ないかなーと、こちらも気をもんでしまうのだった・・・・。
餌を探す♂。
餌を持って来た。
こんな感じ。
営巣林には、サシバ（若）も悠然と舞っていた。
シジュウカラの巣立ち雛もいた。
