オオタカの森も新緑がまぶしい季節になった。 昼過ぎ、気温が上がったからか、♀が巣を離れしきりにストレッチをしていた。 抱卵に疲れたようだ。 でもカラスが近付いてくると、慌てて巣に戻って行った。
先日ニュースで、「撮り鉄」のマナーの悪さが目に余るので、来て欲しくない。と、地元の人達が言っている、との事だった。 野鳥の場合も同じで、1羽の珍鳥を大勢で追い回し、畑や農地に入り込み、地元のひんしゅくを買うことしばしばである。
良い写真が撮れるかどうかは、実は現地の人間関係が重要なカギを握るのである。 オオタカも同様に人気があり、現在希少種に指定されているので、カメラマン、バードウォッチャー、地元観察者、地元生活者、保護団体、その他などなどが注目しているのである。秘密事項や立入禁止になっている場合も多い。
これらの人達と、情報を共有しコミュニケーションをとり、現地に一定の暗黙のルールができている時、ルールや秘密を守れば撮影は割と自由にできるのである。 が、このルールを破り、口が軽く勝手な行動をとる人が一人でも現れると、対立や争いが生じ、撮影どころではなくなるのである。
このようなケースが嫌で、私の様に自分だけのフィールドを探し続ける人も多いのだ。 野鳥の撮影ではあるが、野鳥の生態よりも、実は人間関係の基本となる撮影モラルを学ぶことが、一番重要かもしれないのである・・・・。
気温が上がり、巣を離れてきた♀。
頭掻き→尾羽の手入れ。
尾羽を広げ→翼を伸ばし。
うーーん、肩が凝った。でストレッチ終わり。
藪でさえずるウグイス。