Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

困った事

2015-02-22 08:04:44 | 写真

昨年から観察を続けてきた営巣地に、困った事が生じた。  最近散歩時に、犬のリードを繋がずに、ドッグランのように営巣林の中で、犬を走り回らせる人が現れるのだ。 

犬は嬉しいのか吠えながら走る。 最初は一匹であったが、だんだん数が増えていき、今は4~5匹いる。 これが連日のように続いている。 公園などではないので止めようが無い。

オオタカの行動パターンが変わり、観察ポイントにも現れなくなった。 このようなことが繁殖活動にどのような影響を与えるのか、経験がなく見当がつかない。 でも何か悪影響があることは、間違いないと思うのだが、見守るしかないようなのである。

オオタカの繁殖期は、およそ1月~8月の8ヶ月間と長い。 何事もなく過ぎていく日々を積重ねて、ようやく成功にたどり着くのである。 色々な事が生じるが、何とか無事にたどり着いて欲しいと願い見守っている・・・・。

見張りポイントの♂。

営巣林にて。

通過するキジバトを横目で睨む。

早春、強い香りのロウバイ。

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ノスリ

2015-02-17 09:24:10 | 写真

オオタカの撮影を行っていると、必ずと言っていいほど同じ森にノスリが現れる。 私の住む地域ではノスリは秋口に現れ、春遅くに去って行く。

ノスリはオオタカより一回り大きい猛禽であるが、なぜか余り人気が無い。 おそらく茶色っぽい体に、黒目がちなおっとりした顔立ち。 動作が緩慢で、飛んでる鳥などは捕まえられそうに無い。 トビの様にのんびりした鳴声。 などがその理由だと思われる。  

田んぼでカエルを捕まえたりして、行動はどちらかというとサシバに似ている。

オオタカの捕った獲物を奪ったりするので、気は強いようだが、一度オオタカの巣に近付き、オオタカに頭を蹴られ、あわてて逃げたところを見たことがある。 なかなか愛嬌もある。

いつも脇役に回ってしまうノスリだが、いつか繁殖なども観察したいと思っている・・・・。 (写真を沢山撮っているので下記に掲載する。)

ノスリの色々な姿。  

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春先の活動

2015-02-15 09:26:54 | 写真

日の出が早くなり、日照時間もだいぶ長くなってきた。

オオタカの繁殖活動は、例年だとバレンタインデーを過ぎた頃から活発になってくる。(今年は寒いので良く分からない)  この頃になると、♀は自分で餌を捕らなくなり、餌捕りを♂に託し、一日中森の中に留まって見張をしている。

なので、もしこの次期♀が、頻繁に空を飛んだり森を出たりしたら、それは森の中に人が侵入するなど、何か異変があったサインとなる。

ペアの絆は強く、信頼しあっている彼らを観るとほほえましくなる。 朝の光の中、ペアで並んでとまる姿などに出会うと、周りを圧倒する存在感、神々しさで感動すら覚える。

このような姿を、なんとしても次の世代へと伝えたいと思ってしまうのである・・・・。

朝の光を浴び、ペアでとまる。(過去の写真より)

♂からもらった餌を食べる♀。

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1月のまとめ

2015-02-01 11:53:18 | 写真

今シーズンは寒い、朝は結構つらい。 と思っていたら、森に風が渡った瞬間、ほこりのような物が舞い上がった。 花粉だ。 これからは2重に悩ましい季節のようだ。

引続き営巣地での観察を行った。 今の所は皆順調。 今月からは撮影ポジションを探ろうと思っている。 

最近の森、オオタカは全く鳴かないのに、カケスがやたらオオタカの鳴きまねをする。 器用なことに、餌乞い鳴きまでまねる。  カケスがまねると言うことは、オオタカが居るということなのだが、オオタカは全く鳴かない。

オオタカ(営巣ダカ)は、ある方向に向って変化しつつあると思っている。 行き着く先はどこなのか大変興味深い。 結末を観るまで観察を続けたいと思っている・・・・。

巣材あつめする♂。(古る~い写真より)

寒い空を飛ぶ、ムクドリの群れ。 

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