Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

11月のまとめ

2014-11-30 17:17:23 | 写真

11月は、前半は狩場を、後半は営巣地を中心に、オオタカの観察を行った。

狩場には成鳥、幼鳥が定着し、わりと頻繁に姿は見られたが、狩は余り見られなかった。

営巣地では、まだ繁殖期の準備段階といったところか、余り姿は見られなかったが、何箇所かある森の内、♂♀両者を確認できた森があった。  来月以降、徐々に活動が活発になっていくと思うので、営巣地観察に注力していこうと思っている。

しかし以前に比べると、やはりオオタカは空を飛ばなくなったと感じる。 隠密行動への傾向が強くなったように思われる・・・・。

 

狩場にて。

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晩秋

2014-11-26 11:03:04 | 写真

ここの所すっかり寒くなってきた。 朝起きるのもつらい。 

気に入っている静かな道を歩くと、霜がうっすらと降りていた。 吐く息が白い、だが歩くにはちょうど良い季節だ。

森へ着くと、カラ類が混群を作り、木から木へとせわしなく飛び回っていた。 木々も色づいて眼を楽しませてくれる。

冬の訪れは、もう間近な様である・・・・。

わずかに残った柿を食べるメジロ。

草の実をくわえるヤマガラ。

枯木をつつくアカゲラ。

枯葉色に囲まれるコサギ。

並んで泳ぐキンクロハジロ。

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ある森

2014-11-23 08:50:42 | 写真

ある森での観察。 早朝見張り場所にオオタカ♂がとまっていた。 体が小さく見える。 かつて観察していた場所の♂は大きかったので、比べると小さい。

しばらくすると違う方向からもう一羽、低空を飛んできて森に飛び込んだ。 体格からオオタカ♀だと思う。 これで♂♀を確認できたので、今シーズンも営巣すると思われる。

であるが、どうも地形的に観察しづらい。 昼近くになるとカメラマンが現れ森に入るのも気になる。 オオタカの撮影は日の出前後が鉄則なのだが?(狩場は夕方が鉄則)。 嫌な予感がする。  

違う場所を探したほうが良いかもしれない・・・・。

体の小さい♂。

カラスに追われる。たぶん♀だと思う。(米粒写真しか撮れなかった。)

おまけに、公園で見つけた幼鳥。(あっ、見つかっちゃたー、という顔してる。)

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許容限界

2014-11-20 10:02:31 | 写真

オオタカの営巣を観察し続けている人達は、オオタカは非常に繊細で人を嫌っているが、彼らの許容範囲内で行動していれば、割と気にしない事を知っている。 だが少しでもこの許容限界を越えた行動をとると、即営巣放棄することも知っているのである。

オオタカの知識の無い多くのカメラマンは、この許容限界がどこに有るのか知らない。 なので、オオタカがなぜ営巣放棄したのか理解できない。 自分達の行動が許容限界を越えたため放棄したのに、それに気付かないのである。 だから何度も同じことを繰り返すのである。 (最近このようなカメラマンによる、営巣放棄が非常に増えている。)

オオタカの習性を熟知し撮影している人達は、スタイルの違いはあるが、皆この許容限界を知っている。 なので撮影していると、仲間意識が生まれるのである。 だが最近このような人達が少なくなってきた。 安易に成果を出したい人が増えてしまったのだろう。

許容限界に近付くと、オオタカは声や行動で警告のサインを出す。 このサインは個体によっても違う。 
このサインに気付かない人は、彼らの撮影をする資格が無いということなのである・・・・。

注)雛が生まれると、この許容限界を越えても、放棄せず頑張り続ける事があるが、これは許容範囲内と言う事ではない。 子供のためしょうがなく留まっただけなのだ。 翌年、このペアがこの地を放棄するケースが多いのである。

常に、彼らのサインに注意を傾けよう。

  

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テリトリーにて・1

2014-11-16 12:25:46 | 写真

営巣地にテリトリーの主のオオタカが戻ってきた。 テリトリー上空をゆっくりと巡回する。 侵入者を追い払うためだ。

昨年のある営巣地での出来事。 11月頃、前年度の♂が侵入♂に、テリトリーを追い出されてしまった。 しかしながら、前年度の♀はこの侵入♂とは余り相性が良くないようで、しっくりいっていない様に見えた。

すると再度、前年度の♂がテリトリーに戻ってきて、侵入♂との間で熾烈なテリトリーの奪い合いが始まった。 この争いは3月に入っても続き、落ち着く様子は無かった。  結局カメラマンの立ち入りも重なったようで、繁殖は失敗に終わってしまったのだった。

営巣場所の少ない都市部での繁殖事情は、なかなか厳しいものが有るのである・・・・。

テリトリーに戻ってきた♂。

テリトリーの森にて。

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色付く林

2014-11-09 11:21:24 | 写真

今シーズンは例年に比べ、寒くなるのが少し早いように思える。 ヒートテックの出番も早まりそうである。

林も徐々に色付き始めた。 ある営巣地に綺麗に紅葉する木があり、オオタカがとまらないかなー、といつも見ていたのだが、とまったことは無い。

繁殖期に入ると、大体とまる木や枝は決まっているのだが、今の時期、何時どこに来るのか良く分からない。 オオタカの気持ちは、何時までたっても良く分からないのである。

分かることは、人間が非常に嫌いだという事のみである・・・・。

紅葉する枝にとまる。

林内移動。

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