見る方向で色が変わる玉虫。

ヤマトタマムシです。美しいですね。
県によっては絶滅危惧種に指定されています。
陛下は眞子内親王の結婚問題について国民に向けて玉虫色の御言葉を発せられました。見る色を国民の選択に任せられたのでしょう。
「令和の皇室は危機の中にある。」と言われます。
その危機とは何でしょうか。
それは、存続の危機に他なりません。
「皇室存続の危機」と言えば皇位継承者の減少ばかりがクローズアップされますが、存続の危機をもたらすものは、皇位継承者の減少ばかりではありません。
天皇制そのものへの不信感も皇室に存続の危機をもたらしますね。
平成の天皇皇后には精力的に地方や被災地への訪問 や「祈り」の旅を続けることで、国民の支持と敬愛を得て来たという自負があることは、晩年の御言葉からも読み取ることができます。
令和の天皇皇后がオンライン訪問に拘るのも、先代の成功例がある故に常に国民と触れあっていなければ国民からの支持を失ってしまうという恐怖があるからでしょう。
先代も今上も「国民の人気」を非常に気にしている天皇であるように見えます。
かって高松宮妃殿下喜久子は昂然と「ヨーロッパの王は国民の人気を気にしなければならなくて気の毒だ。」と記したが、日本の天皇も自らの存在に自信が無いのか国民の人気を気にして国民に色目を使うようになってしまったようです。
陛下の玉虫色の言葉をどう解釈するかで、あなたや私が天皇、皇室に何を望んでいるかが解ります。
何を望んでいるかが解るということは、あなたや私の天皇、皇室への関わり方が解るということでしょう。