憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

新しい御公務のかたち、直前に頓挫。

2021-02-16 09:35:56 | 公務
鳴り物入りで発表した「令和の新しい御公務のかたち」を始めようとした矢先、計画変更を余儀なくされてしまいました。

両陛下、福島とのオンライン交流を見合わせ 地震受けて 
朝日デジタル2021年2月15日 17時39分 

東北地方で13日に発生した地震を受け、宮内庁は東日本大震災発生から10年を機に、天皇、皇后両陛下が福島県の被災者らと予定していたオンライン交流を当面見合わせると発表した。同庁関係者によると16日に実施予定だった。
 両陛下は今回の地震の被害や今後の余震の可能性などを心配し、県知事を始めとする関係機関が対策に専念できるようにと考えているという。

先代の陛下御夫妻は災害後間もなく現地に駆けつけるスタイルを堅持され、「忙しい時期に大名行列で来られても邪魔になるだけ」と陰口を言われていたのを教訓としたのか、オンライン視察でも雅子皇后の「御体調」に悪影響を与えるので、これ幸いと止めたのか。

今上陛下は根はお優しいかたと思います。
災害地を思いやるお気持ちはナイーブなところで本物でしょうと見ています。
それは、人間が持っている共感性というか、例えば溺れている人を見て「あ、大変!なんとかしなくちゃ!」と咄嗟に突き動かされるように思うという何かです。
今回の地震の直後から、SNSや掲示板、ブログには、被害地を思いやるコメントが一斉に溢れました。

復興の様子を見せる演出だけを用意していたオンライン視察を止められたことは賢明ですが、オンラインでお見舞いの言葉を発信することはできなかったのでしょうか。
一般人が災害地の人々を思いやる言葉を地震直後に発信するのですから、その気があれば、直後に災害地の国民を思いやる言葉を発信することもできるでしょうと思います。
昭和天皇はこのような災害時には、必ず天皇の御名でお見舞いの金一封を現地へ下賜されていましたが、そのような見える形でのお見舞いはされないのでしょうか。
平成の皇后が阪神大震災のお見舞いに持っていかれた水仙の花束は有名ですが、何かちょっとしたお心遣いを令和の天皇皇后にも期待します。
言葉だけでなくね。

華々しく発表されたイギリス訪問も直前に取りやめ、意気込んで発表した「新しい御公務のかたち」オンライン視察も直前に取りやめ。
どちらも国民を巻き込む災いがその理由でした。
2度あることは3度にならないことを祈ります。

希望の水仙と名付けられて・・・