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八ッ場ダムは必要か?

2009年09月24日 02時29分45秒 | 政治
八ッ場ダムが揉めている。
八ッ場ダムは必要か?と考えると、どうも要らない気がする。
だって50年ですよ。

50年前って、どういう時代かと言うと、テレビ放送が始まりお金持ちの家に白黒テレビがお目見えした時代。そして固定電話がお金持ち専用から漸く庶民の家にも普及しはじめた時代だ。
今はカラー放送どころか「アナログ放送はもう受信できなくなります。地デジに切り替えましょう」と言い、小学生までが携帯電話を所有している。本当に必要な物だったら、とっくに造られていなければおかしいと思う。

建設中止反対を訴える住民も「必要なダムだから造れ」というのではなく「ここまで来て中止されたら、もう生きてはいけないから造ってくれ」と訴えているようだ。そもそも計画当初は地元は反対だった。

どうしても造りたい国が、あの手この手で住民を籠絡するために様々な生活保障を約束してなんとか建設同意に漕ぎ着けた。ところが今になって建設中止になれば、生活保障まで白紙に返されてしまうから困るって事なんだろう。

結局は、ずっと自民党政権が続いてしまったことが、こうした問題の元凶なんだろう。ほんのわずかに細川連立政権などがあったが。もっと早くに政権交代可能な政治が行われていれば、同じ計画が半世紀にも渡って続けられるなんて無駄は起きなかっただろう。

八ッ場ダム建設続行か中止かの判断基準はひとつしかない。要るか要らないかだ。要るなら造るべきだし、要らないなら造らないべきだ。どうも要らないように思うから造らない決定は正しいと思う。
残された問題は、国に乗せられたまま途中で梯子を外される地域住民の生活だけだろう。
確かに嫌々移転させられた挙句、補償される筈だった移転後の生活も知らんぷりされる住民たちは気の毒でしかない。「お前たちは勝手に死ねば」みたいな物だ。
解決法は中止後の生活保障しかないだろう。幸い民主党はバラマキが得意そうなので、なんとか解決できそうに思う。

最後に住民が恨むべき相手は中止する民主党ではない。そもそもこんな計画・政策を実行した自民党のほうだろう。


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