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イマを見つめて
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酒井法子被告初公判

2009年10月26日 15時35分00秒 | 音楽・芸能
酒井法子被告の初公判が行われた。
テレビ朝日の『ワイドスクランブル』は2時間延長して中継していた。
入れ替わり立ち代り法廷から出て来る記者が、「この質問に酒井被告はこう答えました」とレポートする。
するとスタジオの大沢弁護士が、それについて解説する。
「この答え方は良いですね。裁判官の心象が良くなります」みたいに。

フィギュアの解説が連想された。
「このトリブルアクセルは高得点ですね」とか「ここでステップを入れるのは評価が上がります」みたいな(笑)。
どうやら裁判にはマニュアルがあるようだ。
酒井法子なら上手いんだろうな。演出家の指示通りに演技するのは本職だ。

基本的に裁判員制度には反対だ。
だが、こういう番組を見てしまうと、必要悪なのかもしれないと感じる。
素人の裁判員なら、中には「あまりにも模範的な回答すぎて逆に嘘っぽい」とか言い出す裁判員も出てくるかもしれない。
マニュアル化された裁判だから、「殺意ではなく蝶々結びしただけ」なんて荒唐無稽な弁護を繰り広げる狂人弁護士まで出て来てしまうんだろう。
なんか色々と考えさせられる1日となった。

コメント
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