第91回全国高校野球選手権大会・決勝戦は、中京大中京(愛知)が最終回に1点差まで追い上げた日本文理(新潟)を振り切り、43年ぶり7度目の優勝を果たした。
『涼宮ハルヒの憂鬱』、「エンドレスエイト」のキョン風に言えば「TVに映る試合は、俺とは全く縁もゆかりもない県同士の戦い」なのだが、新潟県代表はこれまで決勝進出がなく今回が初めてということで、なんとなく日本文理を応援しながら見ていた(もちろんテレビ朝日系ですから、念の為ww)。
10対4で9回になった時は「もう決まり」と思ったが、すごい粘りだった。最後の三塁ライナーも芯で捉えた鋭い打球で、少し右か左へ逸れたならば逆転していた。
前述の事情で日本文理を応援していたが、別に中京が嫌いな訳じゃないので、優勝した中京ナインには心から祝福のエールを送りたい。
ところで気の毒だったのは準決勝で敗れた花巻東高校。大学・社会人を加えても「NO1左腕」と評価される菊池雄星投手を擁して春のセンバツ準優勝のリベンジを期していたが、背筋痛のため思うようなピッチングができずに準決勝で敗れ去った。
準々決勝の明豊(大分)戦での降板のタイミングから、その前の回に送りバントして一塁ベース上で野手と接触したクロスプレーで痛めたのだろうと思っていたが、記事を読むと背中の痛みは大会開幕時からあり、2回戦の横浜隼人(神奈川)戦で完投した翌日の18日には痛み止めの注射も打ったという。疲労の蓄積か。
甲子園で活躍した投手はプロになる頃には消耗しているという話もあるが、なんとかならないものか(それでも昔に比べればずっとましになったが)。
クロスプレーといえば、花巻東―明豊戦では10回にも送りバントした打者が一塁ベース上で野手と激突して担架で運ばれている(※治療後、出場)。
「アウトになると解っていても全力でプレーするのが高校野球のよさ」といわれる。しかし全力プレーと無謀なプレーはちがう。例えば一塁へヘッドスライディングする光景を見かけるが、専門家に言わせれば駆け抜けるのも滑るのも時間的には差がない(むしろ駆け抜けた方が速いとも言われる)という。一塁へのスライディングは、万が一、野手の一塁送球が逸れて一塁手がジャンプして捕球した際に、手をスパイクされるような事も考えられ、実は危ないプレーである。無我夢中でやっている選手に瞬時の冷静なプレーを求めるのは難しいので、こういうのは常日頃の指導者(監督やコーチ)の務めだろう。
平凡な内野ゴロを打った時に全力疾走しないプロ野球選手を、ファンは「怠慢プレー」と非難するが、実はああいうのにも一理あったりもするのだ(笑)。
【参考画像】花巻東―明豊戦のクロスプレー
<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/7DUD1hp1gjc&hl=ja&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/7DUD1hp1gjc&hl=ja&fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>
『涼宮ハルヒの憂鬱』、「エンドレスエイト」のキョン風に言えば「TVに映る試合は、俺とは全く縁もゆかりもない県同士の戦い」なのだが、新潟県代表はこれまで決勝進出がなく今回が初めてということで、なんとなく日本文理を応援しながら見ていた(もちろんテレビ朝日系ですから、念の為ww)。
10対4で9回になった時は「もう決まり」と思ったが、すごい粘りだった。最後の三塁ライナーも芯で捉えた鋭い打球で、少し右か左へ逸れたならば逆転していた。
前述の事情で日本文理を応援していたが、別に中京が嫌いな訳じゃないので、優勝した中京ナインには心から祝福のエールを送りたい。
ところで気の毒だったのは準決勝で敗れた花巻東高校。大学・社会人を加えても「NO1左腕」と評価される菊池雄星投手を擁して春のセンバツ準優勝のリベンジを期していたが、背筋痛のため思うようなピッチングができずに準決勝で敗れ去った。
準々決勝の明豊(大分)戦での降板のタイミングから、その前の回に送りバントして一塁ベース上で野手と接触したクロスプレーで痛めたのだろうと思っていたが、記事を読むと背中の痛みは大会開幕時からあり、2回戦の横浜隼人(神奈川)戦で完投した翌日の18日には痛み止めの注射も打ったという。疲労の蓄積か。
甲子園で活躍した投手はプロになる頃には消耗しているという話もあるが、なんとかならないものか(それでも昔に比べればずっとましになったが)。
クロスプレーといえば、花巻東―明豊戦では10回にも送りバントした打者が一塁ベース上で野手と激突して担架で運ばれている(※治療後、出場)。
「アウトになると解っていても全力でプレーするのが高校野球のよさ」といわれる。しかし全力プレーと無謀なプレーはちがう。例えば一塁へヘッドスライディングする光景を見かけるが、専門家に言わせれば駆け抜けるのも滑るのも時間的には差がない(むしろ駆け抜けた方が速いとも言われる)という。一塁へのスライディングは、万が一、野手の一塁送球が逸れて一塁手がジャンプして捕球した際に、手をスパイクされるような事も考えられ、実は危ないプレーである。無我夢中でやっている選手に瞬時の冷静なプレーを求めるのは難しいので、こういうのは常日頃の指導者(監督やコーチ)の務めだろう。
平凡な内野ゴロを打った時に全力疾走しないプロ野球選手を、ファンは「怠慢プレー」と非難するが、実はああいうのにも一理あったりもするのだ(笑)。
【参考画像】花巻東―明豊戦のクロスプレー
<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/7DUD1hp1gjc&hl=ja&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/7DUD1hp1gjc&hl=ja&fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>