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三浦和義逮捕~その3

2008年03月02日 08時58分47秒 | 社会・経済
ロス市警の会見で「1988年の逮捕状に基づいて逮捕した」と何度か強調していたのが、ずっと不思議でした。新たな証拠が無い印ではないか?という思いを持ちました。
しかし、今朝の『サンデーモーニング』を見ていて、その謎が解けました。
2003年 日本の最高裁で三浦和義元社長の無罪確定
2004年 カリフォルニア州、海外での判決については一事不再理の適用除外を法改正

この微妙な1年の差。仮に日本の最高裁判決がカリフォルニア州の法改正以降であれば、アメリカは大手を振って三浦元社長を逮捕できますが、その前に無罪確定しているため、その当時はまだ海外の裁判であっても一事不再理であった訳です。
従って米国は今回の逮捕を正当化するためには「米国独自でずっと捜査を継続していたが、その間に日本で逮捕・起訴・裁判が行われた」と日本の一連の動きと独立していることにしなければならない訳です。
三浦社長に付いた弁護士も、この部分を争点にしそうということ。
どうやら一筋縄ではいかない模様です。
この争いが今後のひとつの注目点になりそうです。

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明らかにするべきこととできないこと

2008年03月02日 02時17分06秒 | 社会・経済
空母キティホークがイラクへ向けて出港――なんてニュースが時々、流れる。海上を悠悠と航海する空母の画面が映る。
空母という艦船は、航空機を発進させれば凄い攻撃力があるが、それまでは丸腰に近い。大砲みたいな物はほとんど付いていない。防御力に問題があるので、敵の不意打ちには弱い。空母が一隻だけで単独行動することは少ないだろうと思う。画面には海上を進む空母一隻だけが映し出されているが、おそらく近くの海中には護衛のための原子力潜水艦が潜んでいるに違いない。

イージス艦も空母と似たような物だろう。敵ミサイルを撃墜する対空戦闘能力は高い性能を誇るが、いざ海戦となれば防衛力に不安がある。おそらく米国のイージス艦が作戦行動を取っている時には、近くに護衛のための潜水艦がいて不思議ない(なにしろ米国は各地で交戦中の軍隊なのだから)。

だったら日本のイージス艦はどうか?と思う。現在、日本が交戦している国はない。しかし一部の勢力からは米国の同盟軍と見なされている。アルカイダは名指しで敵と見なしている。
イージス艦あたごはずっと一隻だけでハワイから航行していたのか? あたごの近くに他の艦船・潜水艦がいたという発表はない(海自・米軍を含めて)。
だが、たとえあたご以外に艦船がいたとしても、これは絶対に発表できない。なぜならば発表すれば、軍事行動の秘密を敵に教えることになってしまう。

防衛省・自衛隊は全てを明らかにするべきだ――と世論はいう。しかし発表できない事は無数にあるのではないかと感じる。それが軍隊であり、防衛という物なのではないかと思う。

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