以前、「ゴールデンタイムのドラマよりも、『TRICK』(第1シリーズ)みたいなテレ朝で金曜深夜に放送されているような”チープな感じ”のドラマの方が好き」と書いた記憶があるが、現在、一番ハマっているのが『吾輩は主婦である』(TBS系・昼1時~1時30分)。
ストーリーは至って簡単明瞭で、ある日突然、若妻の精神が夏目漱石と入れ替わってしまう。そのため生まれるトラブルを描いたドタバタコメディ。
主人公夫婦が斉藤由貴と及川光博、姑が竹下景子。
主なセットは主人公宅の古本屋と、その古本屋がある路地、主人公達が良く訪れる喫茶店の3つだけ。ストーリーの大半は、この3つの場所で進行していく。あとは野外ロケ。このチープ感が良い。
嫁と姑が出てくるが、昼ドラ定番のドロドロした感じはまったくなく、ベタなコメディ。たとえば、
及川「あっ、漱石が水槽から出てるよ」
竹下「出しちゃ、ダメよ。漱石はすぐにうんこするんだから」
斉藤「馬鹿者! なんて事を言うのだっ!」
竹下「あら、だって”ミドリガメ”に”漱石”って名前を付けたのは、吾輩(斉藤のニックネーム)じゃない」
みたいな感じ。
大部分が、こうした「脊髄反射で笑えるギャグ」だが、たまにニヤッとさせるギャグも。
吾輩(斉藤)が小説を書いて、編集者に見せる。すると「なかなかですよ。将来は”芥川賞”を狙えるかもしれませんよ」と褒められる。しかし夏目漱石は芥川龍之介を知らない(笑)。そこで家(古本屋)へ帰って、すぐに芥川の作品を読む。そして、心の中で「この若者には才能がある」と呟く。軽いタイム・パラドクスのネタだが、こういうジョーク、結構好き。
斉藤由貴の中身は夏目漱石という設定なので、心の声(ナレーション)は男性がやっている。このあたりのコントラストのつけ方は、設定をうまく利用している。宮藤官九郎って才能あるねぇ(お前は漱石か)。
全編通じてコメディだが、時には家族愛などでホロリとさせるシーンもきちっと用意されていてツボを心得ている。
万が一、寝坊しても良いように、ウイークリー予約で録画している(いったい、どんな生活しとるんだ?)
ストーリーは至って簡単明瞭で、ある日突然、若妻の精神が夏目漱石と入れ替わってしまう。そのため生まれるトラブルを描いたドタバタコメディ。
主人公夫婦が斉藤由貴と及川光博、姑が竹下景子。
主なセットは主人公宅の古本屋と、その古本屋がある路地、主人公達が良く訪れる喫茶店の3つだけ。ストーリーの大半は、この3つの場所で進行していく。あとは野外ロケ。このチープ感が良い。
嫁と姑が出てくるが、昼ドラ定番のドロドロした感じはまったくなく、ベタなコメディ。たとえば、
及川「あっ、漱石が水槽から出てるよ」
竹下「出しちゃ、ダメよ。漱石はすぐにうんこするんだから」
斉藤「馬鹿者! なんて事を言うのだっ!」
竹下「あら、だって”ミドリガメ”に”漱石”って名前を付けたのは、吾輩(斉藤のニックネーム)じゃない」
みたいな感じ。
大部分が、こうした「脊髄反射で笑えるギャグ」だが、たまにニヤッとさせるギャグも。
吾輩(斉藤)が小説を書いて、編集者に見せる。すると「なかなかですよ。将来は”芥川賞”を狙えるかもしれませんよ」と褒められる。しかし夏目漱石は芥川龍之介を知らない(笑)。そこで家(古本屋)へ帰って、すぐに芥川の作品を読む。そして、心の中で「この若者には才能がある」と呟く。軽いタイム・パラドクスのネタだが、こういうジョーク、結構好き。
斉藤由貴の中身は夏目漱石という設定なので、心の声(ナレーション)は男性がやっている。このあたりのコントラストのつけ方は、設定をうまく利用している。宮藤官九郎って才能あるねぇ(お前は漱石か)。
全編通じてコメディだが、時には家族愛などでホロリとさせるシーンもきちっと用意されていてツボを心得ている。
万が一、寝坊しても良いように、ウイークリー予約で録画している(いったい、どんな生活しとるんだ?)