自然と生きる

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黒松剪定は雑にして丁度良い

2019-09-01 21:55:11 | 日記

 剪定屋さん、あまり丁寧には松剪定

をやりません。垂れ下がった古葉や上

向きの古葉は毟りますが、古葉を適当

に残して間延びした芽は殆ど中芽切り

します。

中芽切りとは、本年度に伸びた小枝を

葉のある部分の途中で切るということ

ですが、昨今は年に2回(春と冬)の

剪定をほとんどしませんので、強制的

に短枝にするという作業であります。

 

その方が仕事が早い。

 

しかし、中芽切りは枝を傷める原因で

もあること、切り口周辺から多数の芽

が出やすいために、芽出しの予防策と

して、古葉を残す訳です。

 

芽は葉の根元が成長して芽になるため、

中芽切り部分より下の古葉からの小芽

の吹き出しを期待しながら切ります。

ただし、どこに芽が吹くかは分らない。

 

剪定とはある意味樹勢を落とす行為で

すから、エネルギーを光合成で作り出

す葉そのものをやや多めに残してやっ

て、弱らせ過ぎず枝元や枝の途中に芽

を出させ、木の大きさを維持していく

訳です。

木を大きくしたければ、芽を切る必要

はありません。

 

ところで、中芽切りは若干荒れた松に

なるという向きもありますが、丁寧な

金のかかる作業が望まれていない現実

とメンドクサイ手間と丁寧にしてもお

客さん自身が解らないという所で、別

に拘らなくてもいいじゃんということ

で、手早く作業するというのも時代で

すよという感じです。

 

ではでは。

 

 


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