造園会社勤務時代の十数年前のこと。
休憩中に持参した海塩入りの天然水を
飲んでいたら、お前水飲んでるのか?
と、貧乏くさい奴だという感じで文句
を言われたことがある。
水筒から出る液体の色で水だと分かっ
たのだろうが、他人様が気になって仕
方が無いという人はいるもので、しか
し、世の中全般色がついていない飲み
物は、貧乏臭いという風潮がある。
水道水じゃ無いのだけど。
実は、お茶にしてもコーヒーにしても
紅茶にしても、兵隊を興奮状態にさせ
ておくのには良いらしいよ。笑
ただし、汗をかく労働者にとっては、
実は良い飲み物ではない。
お茶類は、体を冷やす効果があるので、
夏に飲むのは良いとしても、そもそも
覚醒作用があるものをガブガブ飲んで
良い訳が無く、利尿効果が逆に体内の
水不足を促してしまう。
それに、コーヒーや甘い飲料は、飲ん
だ後にうがいをしないと口が粘ってよ
ろしくないし、虫歯の原因になってし
まう。
だから、ちょっとお高い海塩入りの天
然水を作って飲んでいた訳ですが、一
々説明するのも面倒なので黙っていた
という昔の話。
さて、梅雨明け間近、日に日に気温が
上がりますが、エアコン不使用生活が
16年目で、綿入りで震えていた冬も、
パンツ一丁でも寝汗をかくという季節
になる。
巷は、どこもかしこもエアコンをフル
回転で、異常な冷たさの中で震えるこ
とさえありますが、免疫力の衰えた体
には堪えるだろう。
仕事先の事務所がそれで、戸を開けた
ら異常な冷たさで、「お前ら頭がおか
しのか?」とさえ思えるほどですが、
顔色の悪い職員がもじもじしている。
多分、エアコンで冷えて、背中が凝り
腹の調子も悪いと見える。
かといって外に出ると、温度差のギャ
ップから自律神経が参ってしまう。
それが夏風邪につながるのだ。
暑いときは暑いなりの生活をすれば健
康でいられるが、分かっていても快適
生活は止められない。
オフィスビル街では色々あって最早不
可能だから、代謝調整とストレス発散
のために、ハムスターのように運動を
する羽目になる。
ところで、ヨーロッパには「塩水療法」
という伝統的な治療法があるようだ。
ユージェル・アイデミール著で扱われ
る塩は岩塩ですが、あちらの水は硬水
でミネラルが軟水の日本より豊富なの
で、塩水のセットでミネラル分が補い
合って都合良くなるのだろう。
翻って、日本の天然水は軟水でミネラ
ル分が少ない。雨が多いために地中の
ミネラルが海へ流れ出てしまうからで、
それを補うのが海塩ということ。
だから、日本人は海塩でなければなら
ない。
なぜか日本人は岩塩を有難がりますが、
ミネラル分は海塩の方が豊富で多い。
ただ、ミネラル分は苦みの元なので、
食べて美味しいという訳でないために、
岩塩を好む人が出てくるということだ
ろうね。
翻訳本が出ていて、うつみんが推薦し
ているが、日本にだって無い訳ではな
く、海に浸かるという古典的な快癒法
があり、塩水で喉や鼻のうがいをし、
塩で歯を磨き、粗塩で全身の皮膚をマ
ッサージし、風呂に塩を入れる人は少
なからずいる。
工業製品の安物の塩化ナトリウムと天
然の塩を同列に考える人はいないだろ
うが、1キロ数百円の塩があると思え
ば、もう一方では数千円~1万円以上
もする。塩を食べ物と思えば安いもの
で、1日10グラム以上を意識して取
り入れると体温が上がり、舌下の体温
が、平熱で37度、食後には37.4
度程になるが、免疫力が上がっている
と信じている。
この3年マスクすらしないのに風邪す
ら引かないよ。
今、著書による塩水療法に倣って1%
の塩水で洗眼をするようにしているが、
視力が多少は改善されるかもしれない。
半年後の変化を待ちたい。
ではでは。