剪定屋さんでは、日当作業で樹種を
問わず作業している。
松だから特別料金だとか、仕立物だか
ら別料金だとか、そんなケチ臭いこと
は言わない。
ただ、ご近所なら兎も角、職人を呼ぶ
のなら1万円分以上の仕事、やや遠方
なら2万円分以上の仕事を準備して呼
んで下さいねと思うところです。
「え~庭木1本剪定で8000円もす
るんですか」なんて言われても、トラ
ックの燃料代は上がってるし、数時間
の作業費にゴミの片付けだってするん
だから。
さて、先日剪定した黒松ですが、2年
物でボーボーに伸びたものでしたが、
1日半程かけてキツ目に切戻しました。
立枝逆枝は徹底して除いてるので、2
年後でも滅茶苦茶にはなりません。
松の良さなんて分からない人で、剪定
費用を抑えたいなら2年毎で良いんじ
ゃないかな。
3年放置されると、見た目が悪いばか
りか剪定後に残した小さな芽や春以降
に芽吹いてくる芽が最後には徒長枝に
埋もれて枯れてしまうので、伐採した
方がマシな木になってしまう。
ところで、3月と言えば柑橘類の剪定
時季。柑橘類は寒さに弱いので、樹体
を弱めない為に春に剪定する訳ですが、
新芽が出る前に混み合った枝を間引い
て透かしておきましょう。
なお、柑橘類は樹幹内部から沢山芽を
吹き通風が悪くなります。
若い吹き立ての芽は手で折れ取れるの
で小まめに取ってやると後の剪定が楽
になります。
その際、すべての新芽を取らずに、枝
向きの悪い枝(立枝・逆枝・下り枝)
は付け根からしっかりと切り、向きの
良い枝は間引いて残すようにすると良
いでしょう。
それから、実が生り過ぎて食べられな
くて困るという方は、実が青く小さい
内に欠き取って数量調整して下さいね。
ではでは。