自然界は基本的に弱肉強食であり、
樹木は高さを競って成長している。
なので、樹木は天辺の強い芽に養分を
送り込んでどんどん成長をさせてゆき
ます。だから下方の枝は成長が弱い。
20m以上にも大きく成る高木、5~
6m程度で落ち着く中木、2~3m程
度になる低木、日差しを欲しがる陽樹
に対して影を好む陰樹等がありますが、
概ね庭木として扱われている樹木の性
質として頂芽は特に強いということは
知っておきましょう。
そこでお客さんが、庭木が伸びて仕方
がないと愚痴る・・・。
剪定屋さん曰く、伸ばさせたのは貴方
でしょと・・・。
そこまで伸びるのを、傍観していて今
更何なのと・・・。笑
頂芽は強いので、放置されると枝が太
くなってゴツゴツの庭木になりますが、
芽が伸び出した枝の細い内に切り落と
しておくと、養分が分散されて、小枝
の茂った良い感じの庭木になります。
そういう説明をしても、無関心で応じ
ない人ばかりなので、荒れたお庭が増
えていく理由です。
庭木の手入れは、心掛けです。
できなければ、割り切って業者に頼む
か、不要なれば思い切って伐採です。
ではでは。