2014年4月6日、名古屋から新幹線での帰途、掛川で途中下車。駅前には何故か二宮金次郎さんが立っていた。駅前の道を真っ直ぐ歩いて行くと、やがて小山の上にお城が見えた。お城の周辺の桜はまだ咲いていた。掛川城の城郭の構造の基本的な部分は安土桃山時代に同地に入封した山内一豊によるものだが、天守閣は1994年（平成6年）4月に木造で再建された、日本初の木造復元天守で一見の価値がある。四足門から本丸に入り、天守に向かって石段を登って行くと、忍者が出迎えてくれた。天守の中は太い柱や梁、急な階段など昔のお城の再現で見ごたえがある。やはり木造復元は苦労も多いだろうが素晴らしい。天守最上階の回廊に出ると、掛川の街や周囲が俯瞰できる。目障りな金網が無いので景観が楽しめた。天守を出て本丸に戻ると本丸庭園は花盛り、二の丸まで下りると立派な御殿が出来ていた。御殿の前の広場では津軽三味線の演奏会、地元の同好会らしい。お城の後は駅まで歩いて戻って新幹線で帰宅、お城と桜の旅・東海編は終った。
