旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション257 「きつねいなりと鮭菊ずし」(長岡駅)

2022-09-13 13:11:55 | 駅弁コレクション
【きつねいなりと鮭菊ずし】(長岡駅)
                            2022.9.13投稿

2018年(平成30年)6月28日 長岡駅で購入 価格1,050円
                        [製造元](株)池田屋

 駅弁名の「きつね」「さけ」「菊」と「長岡花火大会」をデザインした掛紙(ポストカード)です。
 8月の長岡大花大会の案内も書かれています。

 掛紙代わりにポストカードが付いている駅弁はありますが、ポストカード自体が「掛紙」になっていて紐掛けされています。


 御飯はいなり寿しと手まり寿しの2種類でいなり寿しは、油揚げが薄目に煮てある長岡の豆腐屋さん「吉田屋」の名物、「長岡黒いなり」が使われていて、酢飯の中には白ゴマが入っています。
 手まり寿しは、鮭寿しと菊寿し。菊寿しの菊は新潟産の「おもいのほか」「かきのもと」という2種類の食用菊をブレンドしていて、酢飯との間にとろろ昆布が挟んであります。
 玉子焼きと生姜酢漬が添えられて、デザートに笹団子が付いています。




 2015年(平成27年)から販売している駅弁で、「いなり・鮭ずし・菊ずし」という3つのお寿しがメインの可愛らしい駅弁です。
決して多すぎない量なので、列車に乗り続ける旅のお昼には丁度良い駅弁です。
 可愛らしいきつねが描かれた掛紙は、ツイッターで17,000近いフォロワーを持つというイラストレーターのtamaさんという方の作品だそうです。
 『小海線・大糸線・越後線・飯山線の旅』の途中、「池田屋」さんに予約して長岡駅で受け取りました。
  駅弁を受け取ったときは気がつきませんでしたが、袋の中にはメッセージカードが入っていました。おそらく池田屋専務、永橋ひかるさんの手書きによるものと思われます。
 今までで初めての経験です。


 2022年(令和4年)9月9日現在、販売休止中ですが、公式ホームページで次のように案内されています。
 「きつねいなりと鮭菊ずし」(おやすみ中) ¥1150
 地元の老舗とうふ屋「吉田屋」さんの「長岡黒いなり」をきつねのしっぽのかたちにしたいなり寿司、鮭ハラスのお寿司、おもいのほかとかきのもとという2種類の食用菊をブレンドした菊のお寿司。鮭と菊のお寿司にはお醤油をかけて頂くと、うま味がぎゅっ!と増すのがポイント!掛け紙のポストカードは、キツネのイラストで大人気イラストレーター「tama」さんの手によるもの。ブックマン社様から重版がかかるほどの素敵な本が発売中です!
  

 製造元の池田屋は、1887年(明治20年)に初代の永橋喜作が鮮魚の仕出店として創業。創業家が「永橋家」なのに、なぜ「池田屋」なのかは空襲で焼け資料が残ってい唯一の由来と思われるものが、創業当初の物と思われる1着だけ残っている半被の背中の部分に「池」のマークがあるので、「池」に繋がる何らかの理由があって、「池田屋」という屋号にしたのだろうと言われているそうです。
 駅弁の販売は、2代目が昭和初期に国鉄の官舎の賄いを担当したことがきっかけに、昭和20年代になってからだそうです。


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