旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション219 「浜の釜めし」(浜松駅)

2022-08-02 09:22:29 | 駅弁コレクション
【浜の釜めし】(浜松駅)
                             2022.8.2投稿

2016(平成28年)6月26日 掛川駅で購入 価格970円
                         [製造元](株)自笑亭

 製造元の自笑亭の社章を地紋に、商品名を印章風にデザインし、自笑亭のキャラクター「お侍さん」がお辞儀をしている掛紙が、紐掛けされています。


 御飯は、油揚げ・椎茸・人参・牛蒡・鶏挽肉の入った五目御飯です。
 その上に、玉子そぼろ・鶏そぼろ・大根とシソの漬け物を刻んだものを敷いて、鰻の蒲焼き・蓮根煮・栗甘煮・椎茸煮・花人参煮を並べ、紅生姜とグリーンピースが添えられています。


 昭和年代から販売されている釜飯で、容器も懐かしさを感じます。
 3切れではありますが浜松らしく鰻の蒲焼きが載っていて、浜松さを感じると共にお得感も感じました。
 公式ホームページには人気No.2駅弁と紹介されていて、現在も1,000円で販売しているとのことです。

 この駅弁は『旅の小窓~名古屋往復鉄道の旅』の途中、『天竜浜名湖鉄道の旅』を終え、掛川駅で夕食用に購入しました。

 製造元の自笑亭の創業は、江戸時代末期に現在の浜松市中区千歳町で営んでいた料理屋「山六(やまろく)」にさかのぼるそうです。
 公式ホームページによると、「山六」を営んでいた山本六兵衛は、浜松城主・井上河内守に大変可愛がられ、お城に呼ばれてお料理を作っておりました。そんな六兵衛に「人の心を安らかにさせる自然の笑みが素晴らしい」と城主が自ら『自笑亭』の屋号を命名してくださったのが安政年間(1854年改元)のことだそうです。


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