旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅5~秋田内陸線上り 急行 もりよし2号 鷹巣行 1002D

2019-12-19 11:32:51 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 阿仁合駅の駅舎は立派です。
 「北緯40度線に位置する北秋田市阿仁地域のシンボルの巨大な三角屋根のある駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選ばれているそうです。 




 改札口のベンチには、秋田内陸線宣伝隊長のクマさん。


 「旅の窓」的に勝手に名前を付けた『秋田内陸線三大グルメ』。その一つがここにあります。まずそれを確保しなければいけません。


 これで三つ揃いました。
 秋田内陸線角館駅の「しあわせ鉄道御膳」(お食事処 源八)




 秋田内陸線角館駅の「ほほ笑みこまち弁当」(kimoto)




 秋田内陸線阿仁合駅の「シェフ麻木のしあわせのカツサンド」(こぐま亭)




 駅舎2階には、阿仁合駅を最寄駅とする、花の百名山、日本三大樹氷と知られる森吉山(標高1,454m)の四季の魅力や自然が育んできた文化、各種情報などをビジュアルで体感できる「北秋田 森吉山ウエルカムステーション」になっています。 
 その2階の窓際からは車両が見えます。先ずは、カツサンドをいただきます。


 そんなにのんびりもしてもいられないので、1階に降ります。
 駅スタンプ。駅舎と「森吉山」に登る「阿仁ゴンドラ」(阿仁スキー場)のデザインです。


 今年は、秋田内陸線全線開業30周年。記念事業の一つとして阿仁合駅に、鉄道音楽の第一人者、向谷実さんによる列車出発に合わせて流れるオリジナル駅メロが設置されました。
 上り線(鷹巣方面行き)は「White snow」、下り線(角館方面行き)は「Juhyo」。向谷さん自身、はじめて「冬」や「雪」をテーマとして作ったメロディだそうです。 




 駅前には「内陸線資料館」もあるようですが、またの機会に。


 内陸線の全ての車両がここに所属しているため、現役・引退車両を見ることができて楽しいですね。






秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線上り 急行 もりよし2号 鷹巣行 1002D
 始発 角館11:05発


阿仁合       12:15着 12:17発
 『占領軍』。
 阿仁合駅から乗ったおじさん。終着鷹巣駅までかぶりついたままでした。


 左に阿仁川が近く見えます。


 『占領軍』が居るため、かぶりつきからの写真撮影が出来ないので、前方の様子は運転士の背後から撮影することにしました。
 運転士の運転時刻表が見えます。停車しない駅の通過時刻が記載されていないものでした。


小渕         レ
  小様川を渡ります。




 20‰の勾配を下っていきます。


阿仁前田      12:30着 12:30発


 「森吉山眺望の駅」だそうです。


 目に飛び込んできた暖簾「阿仁前田駅温泉」。秋田県内初の温泉付き駅舎。駅舎に温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されています。


桂瀬         レ
 左手に阿仁川に添うように進みます。


米内沢       12:44着 12:45発


 ♪あした浜辺を さまよえば… 「浜辺の歌」を作曲した成田為三の出身地です。生家跡に「浜辺の歌音楽館」が完成、一般に公開された。大正ロマンを思わせる八角形の建物で、1階が視聴室、2階が展示室となっているそうです。
 米内沢駅に列車が入線する際には、「浜辺の歌」が流れるとのことです。 


上杉         レ


合川        12:51着 12:52発
 合川駅では、下り普通阿仁合行と交換です。


 25‰の下り勾配に入ります。


大野台        レ


小ヶ田        レ


 秋田内陸線の橋梁の数は322と言われています。その中の最長「米代川よねしろがわ橋梁」526mを渡ります。




 米代川の堤防から20‰の勾配で下っていきます。


西鷹巣        レ  


 左から奥羽本線が合流すると間もなく鷹巣駅に到着します。


鷹巣        13:05着   







 あっという間の94.2kmでした。
 次回は下り列車に乗り、「内陸鉄道資料館」を見ながら角館を目指したいと思います。
 鷹ノ巣駅で46分の待ち合わせで、奥羽本線に乗り継ぎ帰途につきます。
 つづく


1 コメント

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Unknown (kaga奴)
2019-12-19 21:00:36
秋田内陸線で10年アテンダントをしてましたが、私より全然詳しくご存知で、ビックリですし、さすがです。またのお越しをお待ちしております。
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