旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸縦貫鉄道 鉄印の旅 3 西明寺駅から羽後中里駅へ

2020-09-15 10:55:38 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 西明寺駅を出た列車は、徐々に上り勾配に入っていいきます。


 桧木内川を渡ります。


八津 ヤツ        10:06着 10:11発
 相対式ホーム2面2線の列車交換設備のある無人駅で、駅舎はありませんが、ホームに待合所が設置されています。


 『かたくり群生の郷の駅』。
 駅から徒歩10分ほどの所に、群生・密度とも日本最大級の規模と言われる『かたくり群生地』がある。
 そのためか、待合所や駅名標は、かたくりの花の色をイメージした紫系が使われている。


 下り 急行 もりよし1号の通過を待ちます。
 団体対応なのか、AN2000形(2001)を先頭に2両編成でやってきました。


 この辺りからトンネルや橋梁が多くなってきます。


 次の羽後長戸呂駅と間に「秋田内陸線八景」『第7景 下田橋梁』があるとのことですが、何度となく桧木内川を渡るので特定できません。


羽後長戸呂 ウゴナガトロ  10:17着 10:17発

 左手に桧木内川が添うように流れているのですが、樹木が生い茂りよく見えません。


松葉 マツバ       10:21着 10:21発
 国鉄時代は角館線の終着駅です。
 島式1面1線の無人駅で駅舎は有りませんが、ホームに待合所が設置されています。
 全線開業時には島式1面2線にできるように設計されていたなごりが、現在は接続されていない角館方面からの引き込み線に見ることができます。
 『田沢湖に一番近い駅』だが、公共交通機関は乗り合いタクシーのみで、2時間前までの予約が必要。


 ここから比立内駅までは第三セクターになってからの開通区間。特徴的な立体交差が数カ所ある。新線と言っても第三セクター後の1989年(平成元年)4月1日開通で、すでに30年以上経過していますが、曲線半径最小500mと構造上は最高速度110km/hが可能とは言え、最急勾配18‰の山越え区間になっています。




羽後中里 ウゴナカザト   10:25着 10:26発
 単式ホーム1面1線の無人駅で駅舎はないが待合所が設置されている。
 ここは『カンデッコ上げの駅』。
 「カンデッコ」とは、ホオの木で作った小型の鍬のことで、このカンデッコと、クルミの木で作った男根をしめ縄の両端に結んで一対にし、これを神木である桂(市指定天然記念物)に豊作や縁結び、家内安全など、その年への願いを込めて投げかけるそうで、小正月行事として毎年旧暦1月15日の夜に行われているが、その由来は定かではないそうだ。
 なお、前の松葉駅の駅名標には次の駅は「うごなかざと」。羽後中里駅の駅名標には「うごなかさと」と表記されている。因みに、JRやJTBの時刻表、各種出版物、秋田内陸地域公共交通連携協議会のガイドマップ、秋田内陸線・奥羽北線沿線連絡協議会のパンフレット。そして、秋田内陸縦貫鉄道のホームページまでが「うごなかざと」と表記している。「なかさと」「なかざと」どっち?


 つづく


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