旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅のコレクション~駅弁67 「めはり寿司」

2019-03-04 13:55:48 | 旅のコレクション
【めはり寿司】(和歌山駅)
[製造元](株)和歌山水了軒 2019年(平成31年)1月19日 第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会で購入 価格600円


 めはり寿司とは、和歌山県と三重県にまたがる熊野地方と、奈良県吉野郡を中心とした吉野地方の郷土料理というか郷土寿司のことです。
 もの自体はとてもシンプル。高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎり。
 名前の由来は元々は大きなおにぎりだったことから「目を張るように口を開ける」、余りの美味しさから「目を見張るほどおいしい」、おにぎりを完全に包み込むことから「目張りする」など諸説あります。


 蓋を取るとウエットティシュとパックの甘酢生姜。その上には「高菜の収穫時期により、葉、茎がかたい場合がございますが、ご了解の程お願い申し上げます。」の但し書きの紙片。


 お寿司というよりおにぎりです。
 醤油めしに高菜のみじん切りを混ぜてた俵むすびを、高菜は浅漬けで包んだものが5個入っています。
 薄味のあっさり御飯と、高菜の少しピリからが絶妙です。
 但し書きにあったように、葉がちょっとかみ切れながったのが残念でした。