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”なんとなくグレー”が良策、田中知事相手に完勝狙うは愚の骨頂

2005年02月17日 | 長  野  県  政
百条委員会設置だが、議員によって意見は結構違う。同じ会派の議員でも違う。長野県議会というと、2000年の知事選挙の際、県政会といった所属議員31人の県議会最大会派(定数60当時)を結成し、当時副知事の池田文隆氏を擁立したことから、さぞや一枚岩と思われがちだが、そうではない。

いまの議会は03年4月に行われた県議選の結果、半数が新人議員に入れ替わっている。ひとり一人の議員が別個の意見を持っている。あまりにバラバラ過ぎて議会としての意思統一に支障をきたすぐらいだ。

百条委員会についても非常に慎重だ。議員は詰め切れなかった場合のことをまず考えている。大騒ぎをした挙句、成果が得られなかったではないかーという批判を恐れている。
かつて、体制翼賛会的に田中知事を批判し、辞職勧告決議までして失敗したことのトラウマを、その決議に参加したわけでもない新人議員たちまでもが背負っている。これは議会人としての責任感の発露だろうが、慎重に過ぎる。

いま田中知事の支持率は読売、朝日の去年の調査で全国最下位の知事となっている。このところの数々の疑惑でさらに下がっているだろう。改革を掲げてさっそうと登場した時とは状況が大きく違う。果断を持って百条委員会を設置すべきだろう。
世論は百条委員会設置に大きく傾いている。私が聞く多くの県民、識者の意見は百条委員会設置だ。今議会で田中知事の言い分と内部告発証言との違いが鮮明になったとき、何もしないでは議会の責任が問われる。

いまの議会は「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」状態。
辞職勧告決議は唐突で多くの県民世論が納得しなかったが、今度は逆に百条委員会を設置しないでは納得しないムードだ。
為さざるときになし、為すべきときに為さざる状態だ。

世論頼み、イメージ戦略しかない田中知事にとって、百条委員会は設置されただけで大きなイメージダウンだ。浮気で粗忽な世論は百条委員会の中身まで精査することはあり得ない。上辺を見るだけだ。なんか裁判のようなことが行われ、そこの被告席に田中知事が座っているーと捉えるだろう。極論すれば結果なんてどっちでもいいのだ。百条委員会を設置して、田中知事にグレーのレッテルを貼り付ければそれでOKなのだ。

”なんとなくグレー”というのが田中康夫にとって一番痛いのだ。なんとなくだから反論もできない。「窺い知れぬ奥深いものがー」などと言っている田中康夫にそっくりそのまま、その言葉をお返ししてやればいいのだ。

百条委員会設置の名目は熟考しなければならない。マスコミで報じられるとき、何のための百条委員会なのかーと一語で分かりやすく報じられるようなタイトルを付けなければならない。訳の分からない”議会語”ではダメで、週刊誌の見出しをつけるような感覚で付けた方がいい。

議会は田中知事の完全ノックアウトを狙っている。白黒はっきり決着を付けられれば理想だろうが、”演技性人格”と臨床心理士の矢幡洋氏に「アイドル政治家症候群」で断じられている田中康夫相手に勝てる見込みはない。田中康夫に勝てるのは彼以上の嘘つきのペテン師以外いない。
田中康夫相手に一体この世の誰が完全ノックアウトできるというのだ。彼に負けることは、なんら恥ではない。勝つことのほうが恥だろう。

田中康夫に議論で勝とうなどと思ってはいけない。彼に論理は通用しないのだから勝てる道理がない。勝つには彼と同じ領域に踏み込まなければならない。
一昔前に、はやったCMの「人間やめますか?それとも・・・」という世界なのだ。

常人としてのものを捨てて彼に勝ったとしても、それはもう勝ちではない。アッチの世界の人になることなのだ。不真面目なペテン師相手に、あまりに生真面目に対応するのは愚だ。


議会開会中は日に2、3度更新されることがあります。16日は二度更新しています。
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きょう17日も総務委員会で岡部氏証言

2005年02月17日 | 長  野  県  政
日付が変わったので新しいページで書くが、内容はきのうの続き。

きょう17日も総務委員会で岡部氏が証言する。証言は午後一時半か二時ごろからになる予定。14日は午後5時ごろまで委員会は行われた。
岡部氏は「この前ほとんど話した」としているが、新しい証言が出るかもしれない。
14日の補足と、住基ネット関連の問題になる見込み。

この稿続く。
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