落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

街路樹のイルミネーションとサンタクロース

2006-11-20 23:14:11 | 日常
帰宅時、いつものように駅から出ると、ロータリーと歩道の木々にイルミネーションが施されていた。
青と白がメインで、中には緑や赤,黄色で何やら絵らしきものまで描かれているものもある。

近付いて見ると、各色LEDが光源だった。
すごく綺麗なんだけど、豆電球と違って「冷たい光」のような気がする。
寒空には合うのかもしれないけど・・

青色LEDも大分と安くなったんで、自宅でやろうと思えば簡単だ。
ちょっとアキバの電子部品店のWeb広告を見てみると、500個で3500円ってのもある。
数が要るから、電源はAC100Vを整流し、LEDは直列に並べて電流制限抵抗をカマしておけばOK。
只光らすだけだと面白く無いんで、TinyやPIC等のマイコンを繋ぎ、制御してもいい。
(数を点ければかなり明るいんで、部屋の中で夜通し点等させてると寝られないと思うが)

ロータリーのイルミネーション・・ 多分クリスマスの為だと思うけど、それってまだ一月以上先なんだけどねぇ・・
何とも気の早い話だ。


話はコロッと変わるが、自分のバイク仲間には子持ちも多いので、子供達の相手をさせられることがよくある。
で、今ぐらいの時期になると、ちっちゃい子供に決まって聞かれる。
「サンタさんて、ホントにいるの?」

幼稚園ぐらいまでは「サンタさんはいる!」のを信じているが、小学校に上がると途端に「いないよ!」に変化する場合が多いように感じる。
自分もそうだったかどうか、よくは覚えていないが・・・・

困るのは、幼稚園児と小学生が一緒にいて(兄弟とか)、「サンタは存在するか否か!」って話題になった時。
ちっちゃいのは「いる!」と強固に主張するし、年長の方は「お父さん(お母さん)がプレゼントくれるんだよ! だからサンタなんていないよ!」となり、大抵は喧嘩に発展する。
(ちっちゃい方が泣き出して、今度は自分に泣き付いて来る・・)

こんな場合、自分としては、「サンタはいる!」と答えるようにしている。
兄/姉の方は「え~っ! 嘘つきぃ!」・・となるけどね・・・・


小学生ぐらいになれば、クリスマスが「キリストのお誕生日」ぐらいは知っているだろう。
けど、自分はクリスマスを「家族(皆)が一緒に楽しく過ごす日」だと解釈している。
(宗教がどうの・・なんてのはこの際考えない)
美味しいものを食べて、ケーキも食べて、プレゼントを貰って、家族(皆)が一層あったかく過ごす日なんだと・・

「子供を喜ばせようという気持ち」があれば、この日、誰もがサンタクロースになると思っている。
だから、「サンタクロース」という名前の人物はいないけど、「サンタクロース」は世界中にいる。
この子達が大きくなって家庭を持つようになれば、今度は自分が「サンタクロース」になる。
「子供を喜ばせようという気持ち」があれば、サンタは永遠に存在し続ける・・
 
これを根気良く説明すると、大抵の子供は判ってくれるよ・・

こんな風に考えるようになったのは、以前、何かの番組で「ストリートチルドレン」のドキュメンタリーを見たから。
クリスマス当日、住む家も無く、いつも空腹を抱えている子供達にボランティアがプレゼントと食べ物を渡していた。
プレゼントの中身は、靴,衣服,文房具等々・・実用品ばかりだったが、この子達にとっては何よりの贈り物で、すごく喜んでいたっけなぁ・・・・

この子達にとって、このボランティアの人達が「サンタクロース」なんだ・・って思った。
血の繋がりがどうの・・とか、宗教がどうの・・ではなく、気持ちの問題のように感じた。
それと、子供の頃に読んだディケンズ作の「クリスマス・キャロル」の影響もあるかもしれない。
(この時の本はもう手元に無いが、10年ほど前に文庫本のを買った)


やれやれ・・ まだ一月以上先だってのに、自分ももうクリスマスのことを考えている。

この辺は如何にも日本的と言うか、何と言うか・・・・

雨の日曜日

2006-11-19 23:14:29 | 日常
一気に寒くなってきたんで、毛布を取り出した。
ここ数年、秋から冬って気温等が急激に変化してるような気がする。
(緩やかに季節が移って行かない)
職場でも風邪が大流行してるけど、こりゃ無理も無いか・・・・

寒い上に雨まで降ってては、外出してなんかやる気も起きないし、課題の清書(?)とかをボチビチとやっていた。
選択式の解答はマークシートだけど、今学期は履修する科目を増やしてるし、これへの記入時間が結構馬鹿にならない。
自分の学籍番号とかを間違えると問答無用で0点になるかもしれないから、結構気も使う。
マンガとかでよく登場するけどね・・自分の名前を書き忘れて0点になるってシーンが・・・・
それを自分が実演するのもアホらしいんで、シートを何回もチェックしてマークシート入れに収めた。


宇宙関係(宇宙からの情報,進化する宇宙)の科目を二つ取っているが、自分は元々天文とかも好きで、子供の頃から関係書籍をこれまでずっと読んでいたのが非常に役立っている。
おかげで、今回の課題についてはテキストを読まなくても大体答えられた。
「継続は力なり」とはよく言ったもんだ。

とは言え、講義の後半では難易度が上がると予想される。
自分が知っているのはあくまで「一般的な知識」なのであって、専門度が上がれば手も足も出なくなるかもしれない。
(特に、難解な数式を持ち出されては・・)
気を引き締めてかかろう・・・・


話は変わるが、自分ン家はかなり密閉性が高くて、外気温の変化がすぐには室温に反映されない。
けど、今日はさすがに暖房無しじゃ部屋に居辛いと感じるぐらいの室温になっていた。

素直にエアコンを暖房にセットすればいいのだが、今からエアコンに頼るのもなんか情けないので、今日は自家製の「効率の悪い暖房器」を使うことにした。

この暖房器、実は音楽を鳴らす機能もあるので、マークシート書き・・なんて単純作業で眠くなるのを紛らわす役目も果たしてくれる。
メインとなる発熱体には名称があり、300B,2A3,EL34,6BM8と言う。
フィラメント,ヒータと呼ばれる電極に規定の電圧を印加すれば、うっすらと赤熱して部屋を温めるのに役立つ訳だ。
加熱しか出来ないので、夏場に音楽機能を使おうとすると少々厄介だが・・・・

手持ちの球は結構あるので、そろそろ新しい「暖房器」を作りたい所・・
年末/年始に帰省するかどうかまだ決めていないが、こっちにいるのなら何か製作しようかな。
(前から書いてる電池管アンプとか)
OPTやPT,シャシーを買い込んでしまえば、もう後には引けなくなるから・・・・

来週は飛び石連休だし、一度ノグチに行ってみよう。

任期制

2006-11-19 00:40:56 | Weblog
11月も中旬になると、さすがに寒くなって来る。
今日は通信課題をもう一度見直し、昨日借りた本を読んで過ごした。
コタツとミカン,渋いお茶(名実共にヲッサン化している)があれば、もっと心地良く過ごせたろうけど・・

昨日借りたのはサミュエル・コールマン著「検証 なぜ日本の科学者は報われないのか」(Japanese Science From the inside)と、孫子関連のが二冊ほど・・

「検証 なぜ日本・・」については、特に深い意味があって借りた訳じゃない。
自然科学の書架を眺めてたらこの本が目に留まって、著者が米国人であることに興味を持っただけ。

実は、「ウチんとこの国だとこうなのに、日本では全然・・」なんて書き方されてるんじゃないかと思った。
まだ全部読んでないけど、まぁ、単なる「お国自慢」な内容ではないことはよく判ったが。
(アメリカではノーベル賞受賞者がこれだけいるのに、日本では・・なんて部分もしっかり登場しているけど)
自分は門外漢なのだし、正直言って読んでて頭が痛くなった・・

ちょっと興味を持ったのは、5章に登場する「完全任期制」の研究所について。
管理,研究者の全員に任期があり、終身ではないのだと・・

最近、あちこちのBlogやHPで「教授に任期を!」なんて主張を目にする。
大学の現場については全然知らないんで、これについてとやかく言える立場ではない。
でも、仮に総ての役職が任期制になったとしたら、やる方の立場から見てどうなんだろう?
一生安定無し・・な生活に魅力を感じるのだろうか?

くどいようだが、自分は大学やら研究機関についての知識が無いので、会社員としての経験から見てこれを書いている。
(前に派遣/受託稼業をやってたが、これって「契約期間/納期」が必ず存在するから、契約期間=任期に該当するものとしている)
この時代の自分には、いつも「いつか放り出されるんじゃないか」・・って不安が心のどこかにあった。
情けないことに、これは3年ほど前に現実になってしまったが・・

今の職場は特に雇用期間が定められていないが、派遣業時代と比較して職を失う確率は減っただろう。
(ヘマやったり、会社側の事情で失職する可能性はゼロではないが)
給料は減ったものの、自分の中で安心感は確かに存在している。

前に書いたが、不安定な生活を強いられるけれど、派遣業界で働くメリットは確実にある。
が、それもある年齢までのこと・・
それ以降は転職も極端に難しくなるから、「安定」を求めるようになるのも無理は無いと思う。
年齢的にも家庭を持つ人が多いだろうし、「生活」を支える重みは増えこそすれ減ったりはしない。

大学と企業って単純比較は出来ないけど、もし自分のいる業界で数年ごとの契約制で定年まで過ごすしかない・・となれば、正直言って辛いだろうなぁ・・
「競争原理の導入で、現場に活気を!」って主張は、「公正で開かれた評価制度」が機能しているのが大前提だと思っているので、単純に任期制や契約制がどうの・・と言われても、正直言って引いてしまう。
(雇用側に都合良く使われそうで怖い)

上に書いた研究所の「完全任期制」って、他に終身制の勤務先があるから通用しているんじゃないか・・と感じた。
この研究所に現在勤めている人は、数年後には確実に職を失うけど、それまでに何らかの業績を挙げて、他に(安定した勤め先)移れるかもしれない・・って希望があるから、今の仕事に全力を投入出来るんじゃないかなぁ・・・・
(任期付ではあっても、この研究所の環境に魅力を感じて入った人もいるらしいが)

終身制,終身雇用の弊害についてはあちこちで指摘されてる通りだけど、だからって全部「任期,契約制」に移行すべき! なんて単純なもんじゃない。

・・なんか3年前の悪夢を思い出した。
鬱入りそう・・・・

Vistaのアカデミック版

2006-11-18 00:43:13 | 電子
PCのWebショップ等を覗くと、ボチボチとVistaの予約が始まっている。

手元に「学生証」なんてモンがあるんで、ここは一つ「アカデミック版」でも・・と思い、価格を調べてみた。
Home-PremiumのUpgrade製品版が二万円程度で、これのアカデミック版は一万八千円程度。
・・そんなに差が無いじゃん・・・・
XPにもアカデミック版はあるけど、これも製品版との差はそれほど無い。

職場でも使ってる二次元CADなんかだと、製品版は70万もするのに対し、アカデミック版は、何と!一万円ポッキリ! だったりする。
(機能的に制約はあるけど)
他にもツール関係ではアカデミック版って非常に安価なのが多いのに、Microsoftの製品は・・え~と・・・・

・・ケチ?・・・・


さっき見た限りでは、Vistaでアカデミック版があるのはHome-Premiumだけらしい。
で、自分の今使ってるOSってXP-Proだから・・元々Upgrade出来ないじゃん!
(XP-Pro→Vista Home-Premiumは不可。 BusinessかUltimateへ・・だったら可)
今メイン機として使ってる714JPって元はXP-Homeだったけど、これをProに載せ替えたんで(Home→Proの特別Upgrade版を買って)、XP-Homeに戻せばHome-PremiumにUpgrade出来なくは無い。

なんかメンドイなぁ~

これだけ種類があると、自分のPCがUpgrade可かどうかきちんと調べて買わないと、後で泣きを見ることになりそうだ。
学生証があるからアカデミック版を! ・・は、今回はやめとこう。
会社員でもあるから定収入はあるんだし、価格差も無いから無理やりアカデミック版を買うことも無いか・・
(一度、学生証を掲示して買ってみたかったんだけど・・


Home-Premiumは2プロセッサ(2ソケット)不可らしいし、仕方ないからVista-Ultimateにするか?
最上級Ver買っとけば、取り敢えずは機能的にも○○が無い! ・・などと後悔する事もないだろう。
問題は「高いっ!」ってことか・・・・


SP1が出るまで買うのを控えよう・・と思ってはいたものの、手持ちのPC一台分ぐらいは先に換えときたいんだよなぁ。
(アプリ等の互換性チェックも兼ねて)
RC2使ってるから、そこそこ確認は取れているものの、製品として出荷されたものではどうなのか、やはり興味はあるから・・


Vistaの発売当日はまた深夜に営業するショップがあるのかな?
Win95発売時のお祭り騒ぎも大分と昔の話になって、あれ以降はそれほど大掛かりなイベントも無い。
Shopとしては、販促の為にもあのフィーバーの再現を望むかもしれないが、Microsoftは「XPからの移行は徐々に進むだろう」と言ってるみたいだし、アキバでも数店舗程度が深夜営業をやるくらいじゃないかな・・・・
(終電を気にしながら買うほどのことでもあるまい。 店舗で買うなら次の日に買うさ・・)


さて、そろそろ寝る準備でも・・

足が痛い・・

2006-11-16 22:58:33 | 電子
足が痛い・・・・
予定通り・・と言うか、展示会に行くとやはりこうなる。

パシフィコ横浜にはこれまで殆ど行った事がないので、不慣れだってこともあるだろう。
ビッグサイトやメッセだったら、会場内の設備については大体判ってるし、ちょっとあそこに行って一休み・・も出来るのだが・・


会社からパシフィコ横浜まで少し距離があるので、電車内で読めるように大学のテキストを一冊鞄に放り込んでいた。
持ってったのは「社会学」で、東京駅から東海道線に乗って席に座り、読み始めたのだが・・ 
・・途端に眠気が襲って来た・・

ここで爆睡してしまったら、横浜駅を通り過ぎてどこまで行ってしまうか判らんから、残念ながら適当な所で切り上げた。
寸暇を惜しんで勉学に励む! なんてのは、自分には向かないのか・・


展示会の規模は思っていたよりも小さかった。(人は多かったが)
FPGAメーカのブースで情報収集を目的にしてたから、まずはA社のブースに行って資料を貰い、一次代理店の人と会ってチップの供給状況について話を聞いた。
自分の今やってる開発に差し支えないのが判って一安心・・
(前にいきなり「供給不足!」になって泡を食ったことがあったんで・・)

それから、A社のライバルメーカであるX社のブースへ・・

こことA社でFPGA関連のシェアの大半を占めているのだが、互いにライバル意識剥き出しなのが(部外者から見れば)面白い。
単独で展示会等を開催する場合、相手の製品のことをボロクソにこき下ろしたりするんで・・・・
両社共に米国の企業だから、向こうの「比較広告」の意識を日本にまで持ち込んでるのかもしれない。
(さすがにWebや雑誌広告等では「他社」としか書かないが・・)

で、この「ライバル意識」は、X社ブースですぐに発揮された。

女性説明員にX社のCPLD系について尋ねたら、非常に的確な解説をしてくれるのは良いのだけれど、視線は自分が持ってるA社の紙袋に行っている。
そいでもって一通り解説を終わると・・
「ウチの紙袋使われますか?」 と来た。
特にいいです・・と答えると・・
「ウチの紙袋の方が大きいですよ。 資料も沢山入りますから是非どうぞ!」
・・・・・・

X社の紙袋の方が大きいのは確かだが、そんなに資料を集めまくる気も無いんで、貰っても仕方が無い。
だが、「是非!!」・・としつこいの何のって・・・・・・
適当に話を切り上げて抜け出したかったのに、そうはさせじ!と、簡単には放免してくれそうもない。
仕方無しにデカい紙袋を受け取り、自分がその中にA社の紙袋を丸ごと放り込んだのを確認して、彼女は満足そうに微笑んだのだった・・・・
(ちなみに、周囲にはA社の紙袋を持った者が何人もいた。彼等がその後どうなったのか、そこまでは確認していない・・)


FPGA以外のブースも回り、興味深い製品/技術について数社の担当者に来社を依頼したので、今日行った目的は一応達成した。
疲れるのだけれど、やはり展示会は通わないと意味がないな・・


最後に・・

景気が良くなった(自分的には実感は無い)せいか、各社が用意していた記念品も質がかなり向上していた。
けれど、コンパニオンの「呼び込み」も以前と比較して強引になってるんじゃないかぁ?
「アンケートお願いしますぅ」ってブースに誘導されるのだけど、自分の進路を塞いで強制的にブースに向かわせようとするし・・
(少なくとも、二桁のブースでこれを食らった)

特に閉口したのが某N社!

ここの製品は今までも使ってるから、わざわざ満面の営業スマイルで「アンケートお願いしま~すぅ」と強制誘導されるまでもなく、(一回目は)アンケート用紙を手に自分からブースに入った。
が、中で資料を受け取って出ようとすると、別のコンパニオンが「アンケートお願いしま~すぅ」と寄って来た。
・・貰ったばかりの資料を見せると、「あ、ごめんなさ~い」と、鍛え上げられたスマイルが・・・・

でっ! それから10歩も歩かないうちに、またまたN社の別のコンパニオンが「アンケートお願いしま~すぅ
・・・・
・・・・
おめーらな・・ なんかノルマでもあんのか? 未達成だと恐怖の罰ゲームがあるとか・・

それか、自分ってそんなに「アンケート書きたくて仕方が無い」ように見えるのかいっ!

技術展(ET2006)

2006-11-15 23:17:04 | 電子
本日から明後日まで、パシフィコ横浜で”embedded Technology 2006”が開催される。

組み込み系の総合技術展なんで、この業界にいる自分としては(問答無用で)行かない訳には・・・・
技術の進歩って滅茶苦茶早いし、業務上見ておかないと業界から取り残されかねない。

でも、展示会って結構疲れるんだよなぁ・・・・
いつも行ってるのはメッセとビッグサイトだけど、ホールは広いし、人は多いし、職場に戻るとエナジー残量0で、何もする気になれずにグッタリする羽目になる。

ET2006は今日から開催されてるけど、さすがに初日は混むし、最終日は金曜だから「展示会行って、帰りは直帰!」・・って考えの人間が多くて、これもやはり混む。
なもんで、自分は中日を狙うようにしていて、それは明日だ!
頑張って横浜まで行って来ます・・・・


展示会に行く時は名刺が必須なのだが、最近はそれほど枚数を持って行かなくても良くなっている。
事前登録しておくと、送られて来る/受付時に貰う入場者証とかにバーコードが入れられていて、ブースでそれを読み取って貰えば済むようになってるから。
前に行った展示会で名刺を忘れ(財布に数枚入ってたが)、会場で往生した事があるけど、そんなのはもう昔の光景だ。
主催者/出展社にとっても、受け取った名刺を後でデータ化する手間が省けて有り難いだろうし、今後はこのような形式で来場者の情報を管理する展示会が主流になると思われる。

それにしても・・・・

自分は人が沢山集まる場所ってどうも苦手なんで、実は結構億劫だ。
有名な展示会はとにかく来場者が多くて、ブースからブースに移動するのも一苦労したりする。
明日はどうかなぁ・・

全部のブースを一通り回るつもりではいるけど、大規模な展示会だから、一つ一つ丹念に・・なんてのはとても無理!
だから、予定としては・・
これまで単独開催だったALTERAのFPGA WORLDが、何故かET2006で同時開催的な扱いになるから、電子系の自分としてはここだけは絶対外せない!

FPGAもすっかり市民権を得て・・どころか、今じゃこれがロジック設計の中心なんで、今後の動向を含めて情報収集をしっかりやらなくちゃならない。
登場した頃はあれほど単価が高かったのに、今では雑誌の付録にCPLD基板が付くほどポピュラーになったからなぁ・・
設計ツールもタダで入手出来るし、いい時代だよ。
ASICで苦しめられた身としては、ホント、夢みたいだ・・・・


雨も上がったようだし、明日は展示会日和(?)だろう。
後は、電車が止まらないことを祈るばかり・・(最近、どうも人身事故が多いんで)

流れ者技術屋時代の思い出

2006-11-14 22:44:30 | 電子
昨日の記事を書いてる時に、派遣/受託稼業やってた時の色々な失敗談等を思い出したりしていた。
息抜きがてら、そのうちの幾つかをば・・・・


①割とよくありそうな失敗談

派遣の場合は客先に常駐して業務を遂行する訳であるが、その職場に慣れてくると電話の応対なんかもやったりする。
内線の場合は「はい、○○部です」で、外線だったら「はい(お待たせしました)。○○(会社名)です」となるのが普通だろう。

派遣の場合は会社から会社へ移るのが宿命なんで、うっかりするとこれでミスるんだよねぇ・・
例えば、自分がA社での業務を終え、B社に移ったとする。
B社内にいて外線を取ったとすると、「はい、B社です」となる所が、「はい、A社です」・・・・・・と、反射的に言ってしまう。
今まで、数回はこの手のチョンボをやったっけなぁ・・

内線だったらともかく、外線だと相手は社外の人の確率が高いし、相手は当然ながらまごつく事になる。
「えっ? A社??・・ B社・・じゃないんですか??」とか・・
慌ててその場を言い繕うものの、もうバツが悪いの何のって・・・・

これって相手によっては結構大問題にもなり得る。
相手の肩書きが「偉いサン」で、たまたま機嫌が悪かったりすると「今フザケタ対応したのは誰だ!!」なんて特大の雷が落ち、派遣元に対して「おめーんとこじゃ、どんな社員教育やってるんじゃあ!!」ってことになるかもしれない。
幸いな事に自分の場合は笑い話で済んだものの、今思えば結構冷や汗モノの失敗だったりする。


②言えない苦しみ(守秘義務)

ある超大型プロジェクトがあって、国内大手の数社が共同開発をしていた。
(巨大装置の開発で、装置そのものはかなりの台数が出る)
この中のC社で随分長いこと仕事をさせて貰っていたが、契約が終わってD社に移る事になった。
移動に際して、普通なら何の問題も起きないのだけど、この時ばかりは非常に微妙な立場に置かれる事になった。

何故って、D社も上記超巨大プロジェクトで共同開発をやってる企業の一つだったから・・・・
で、D社での業務先(部門)ってのが、C社でやってた業務(共同開発)そのものだったんだよねぇ・・

この共同開発の場合、巨大装置の各部分を各社が分担して開発し、自社担当部分以外は担当の社から情報(設計情報等)を貰う。
(「情報交換」と称していた)
装置を納入する際には各社が装置全体を作る訳だが、自社が担当した部分以外は貰った情報を元にその部分を作る訳だ。(内製化と言う)

で、D社で仕事を始めてみると、C社で自分が受け持った設計の情報(情報交換されたもの)がD社にわんさとある・・
情報交換する内容って、どの社も極力自社のノウハウは出さないように注意している。(当たり前だ)
しかしながら、その時の自分は双方の「相手に知られてはマズい情報」を知る立場になってしまったのだった・・・・
(C社にいた期間が長かったので、D社に移って以降も個人的な付き合いが続いているC社の社員もいたし)

同じ業界の大手企業であっても、業務の進め方等はそれぞれ特徴があって、「何でこれだけ違うの?」と言いたくなるぐらい違う。
ある部分ではC社の方が断然進んでいて、D社にいると「未だにこんなやり方やってていいの?」と歯軋りしたくなったこともあるけど、これって絶対に口に出せない!
だって、「守秘義務」ってモンがあるので、C社固有の情報はD社の人間に話せないから・・
「こうやったら業務の効率が上がるのに・・」って、口には出さずに知らん顔をしていた・・って、それこそ何回もあったなぁ・・・・

この時はやってる仕事が全く同じだったんで、尚の事辛いものがあった。
が、自慢じゃないが自分は口が軽くないと自負してるんで、守秘義務違反は犯していないと断言出来る!
D社では、自分が前にC社にいたことを知って(派遣契約時の経歴書から知ったらしい)C社の情報を引き出そうとした輩もいたけど、こんなのには引っ掛からないよう注意してたし・・


今は派遣/受託業じゃないから、こんな苦労も昔話になった。
けど、技術の進歩が半端じゃないほど急激なこの業界では、「守秘義務」は年々重要になって来ている。

前学期に履修した「技術者倫理」に関わる事ではあるだろうな・・・・

MOTとMBA

2006-11-13 23:18:50 | 大学
会社の同僚とダベっていて、MBA(経営学修士)の話が出た。

この同僚氏(営業職)、自分よりも一回り半ほど若いが、米国で暮らした期間がすごく長い。
(時々英語で思考してるらしい。何とも羨ましい限り・・)
何でウチのような零細企業にいるのか、非常に勿体無い人材である。
なんせ、彼の能力を会社が活用しているとはとても思えないので・・

彼は米国の大学にいたそうだが、卒業までには至っていないと言っていた。
中退したのか?と聞いたら言葉を濁していたので、何か事情があるのだろう。
同僚とは言え、個人のプライバシーに関する事だから、それ以上突っ込むのは失礼だと考えて別の話題に振った。

それでもMBAがどうの・・と盛んに話すので、「取りたいの?」と聞くと「今後のこともあるから、今のうちに取りたい」と言う。
自分にはよく判らないが、向こうじゃMBA持ってるのって珍しくないそうだ。
それで、MBAを取得する為の入学(専門職大学院:ビジネススクール)資格となる「学士」を持っていないのを気にしていたのだった。

自分に相談(?)したのは、放送大学で不足分の単位を取得出来ないか,又は編入して最短で学士を得る事は出来るか・・を知りたかったようだ。
ビジネススク-ルの案内を見ると、入学選考で大学卒と同等の学力があると認定して貰う方法もあるが、これってなんだか曖昧でよく判らん。
どこの大学のであろうが、「学士」があれば後は面接/プレゼン等で入学が許可されるから、こっちを選びたいと言う。
まぁ、放送大学も正規の大学であるし、仕事を抱えてる社会人としては、通信で「学士」が得られるのは有り難い。
それに、放送大学の講義には社会系や経営の講義もあるので、ビジネススクール入学前に事前学習としてこれらを履修するのも良いかもしれない。
・・なので、放送大学について自分が知る限りの事を話した。

話変わって・・・・

一通りMBAの話が出た後で、今度はMOT(技術経営)の話題に・・

同僚氏が自分に向けて「MOT取らないんですか?」と聞いて来た。
修士(技術経営)かぁ・・
興味無い訳じゃないよ。 それどころか、ものすごく興味あるんですけど・・

自分が放送大学に入学したのは、技術者として必要な「経験」と「理論」の内、正規の専門教育(電子系)を受けていない自分には、理論面で不安があると感じていたから。
(この辺は前に書いたから再度書かないけど)
入学した頃はMOTにはそれほど興味は無かった。

趣味で兵法の研究をやってて、これが経営学と似た部分があるんだ・・って思ったのも前に書いた。
(実際、ちょっと調べてみても、軍の組織と会社の組織って似ている部分がすごく多い)

そう言えば、技術系企業の開発部門で、「開発部隊が一番偉くて、ここさえ良ければ製品が売れる!」 なんてのをよく耳にしたなぁ・・
(派遣/受託屋をやってたんで、あちこちの企業に行ってたから)
企画,営業,法務,物流,総務等々・・ これらを軽視して成功した企業/プロジェクトは無いよ。
(旧日本軍が兵站,諜報等を軽視して大惨敗したように)

前に「技術者の天国!,営業の地獄!!」・・な企業に出入りしてたけど、ここの製品って大当たりか大外れかのどちらか!
(割合から言えば、大外れ!!の方が遥かに多い)
経営系の雑誌で読んだが、この企業が大幅な組織変更を行い、企画部門等に強力な権限を与え、開発部門を押さえるようになってからは「大外れ!」が非常に少なくなったそうだ。

あちこちの企業内部で仕事させて貰ってたんで、その企業の特徴と言うか、企業ごとの手法を色々と学ばせて貰った。
それを生かしたいなぁ・・・・
MOT(技術マネージメント)も、自分の目標として非常に魅力がある。

だが・・・・

同僚氏と同じく、今の自分は「学士」ですらない。
MOTがどうの・・と頭を悩ませるよりも、まずは放送大学をきちんと出ること!
(学士が無ければ、MBA,MOTなんて先のまた先の話だから)
放送大学の社会系の講義が面白いと感じられるようになったことだし、まずはそれをちゃんとやろう。
 

岸和田博士

2006-11-12 21:39:10 | Weblog
今日も風が強くて、気温もぐっと下がった。
天気予報では、まだ「木枯らし一号」とは言っていないが、そろそろ冬支度をやらねば・・

風邪のせいで視聴出来なかった講義ビデオを見て、それから課題に手を付けた。
まずは設問を把握し、予備的に解答を付けただけでマークシートには記入していないが、来週末までには終える予定。


夕方には上記作業を終えたので、後は夕食/風呂と続いて自由時間!
何とはなしに手元にあるマンガの単行本を開いた。

・「岸和田博士の科学的愛情」全12巻

これを買ったのは10年ぐらい前だろうか・・
バイク屋の常連が持って来たのを見せて貰って(妙に)気に入り、全巻を買い込んだもの。
とあるマッドサイエンティストのドタバタ物で、内容的にかなりお下品なネタが多いので、決して万人向けではないが・・・・

*岸和田博士:
 IQ345のド天才で、国際法により天才(天災)の指定/保護を受けている。
その為、超絶的な損害を与えない限り法の処罰を受けることは無い。
科学に魂を売り渡したせいで寝起きが悪く、諺にも弱い等の弱点もある。

この博士、なんかあった場合に「こんなこともあろうかと!」とのたまって秘密兵器とやらを登場させ、事件を解決するものの、周囲に甚大な被害を与えるのが常である。
(本人に自覚は無い。多分、「科学に魂を売り渡したせい」であろう・・)

例えば・・・・

・「こんなこともあろうかと」・・防衛庁の地下に秘密基地を建設していた。
・「こんなこともあろうかと」・・一般人の自宅地下で海底軍艦「脳天号!」を建造しておき、その家を艦橋にしてしまう。
・「こんなこともあろうかと」・・白衣の裏地はパワードスーツである。
・「こんなこともあろうかと」・・腕時計(?)に「科学的防御壁(バリヤーとも言う)やら怪光線発射機能を仕込んであった。
・「こんなこともあろうかと」・・科学戦隊キシワンダーを編成してあった。
・「こんなこともあろうかと」・・etc・・・・・・

「こんなこともあろうかと!」・・・・う~ん・・
「何でそんなモノを作ったのか?」 なんて説明を一言で済ませる便利なセリフだ・・


そう言えば、自分の仕事でも「こんなこともあるかと思ってねぇ・・これを使いなよ」なんて言ったこともあったなぁ。
後輩が相談しにやってきた場合、このセリフの後で自作の治具を(さりげなく)取り出して手渡したりとか・・
自分が新人の頃、先輩が同じように治具を渡してくれて、その便利さに驚いたこともあった。

突発的なトラブルやらに対処する等、場数をそれなりに踏むと、何を用意して何をすべきか、そこそこ予想出来るようになる。
治具なんかも、「これを作っとけば後々役に立つ!」と考えて準備してあるもので、これが業務上のノウハウでもあるんだけど・・


岸和田博士の場合はもういいお歳(じーさん)であるので、それまでに踏んだ場数も相当なものなんだろう。
尤も、彼の場合は「周囲に災害をもたらした回数」だと推測出来るので、かなり怖い話ではあるのだけれど・・


自分もそこそこいい歳だが、未だに手放せないマンガもあってねぇ・・
「TO-Y」,「企業戦士ヤマザキ」,「左巻きのダンディ」等々・・

時折見るとストレスがぶっ飛ぶんで、今後も手放す事は無いだろうな・・

オークション

2006-11-12 00:20:16 | 日常
今日は冷たい雨の一日・・・・

雨だけでなく、風も強くて雷まで鳴ってたから、どっかへお出かけ!なんて気分になれなかった。
(自分のバイクは公道には向かないし、タイヤはサーキット向けなので、こんな時に乗ったら危険!)
尤も、今日はウチのマンションの保安設備点検があったので、それに立ち会う為に在室してなければならなかったのだが・・・・
不在だと管理組合が勝手に開錠して入室するそうなので、それは如何にも気分が悪い!
大体の時間は決まっているけど、これまでの経験から言って±一時間ぐらいの誤差はあるから、部屋の中で何もすることが無くて困った・・・・
通信課題の解答でも・・と考えたが、落ち着いて考えられそうも無いし、仕方無しに昨日借りた本を読み返して時間を潰した。
(せっかくの休日なのに、時間が勿体無いなぁ・・・・)


夜になって夕食/入浴を済ませてから、ヤフオクのチェック!
(自分は入札中心で、それほど入れ込んでいる訳でもない)
主に真空管,無線機,測定器関連を見て回った。

真空管の出品は非常に多く、全部見るのはちょっと無理・・・・
自分が欲しいと思っている品名で検索し、後は終了まで時間が無い出品をチェックする。

一年ほど前までは結構入札していたが、最近はそれほどでもない。
オークションで品物を直接チェック出来ないし、写真だけでは良否を判定するのは難しい。(チェッカで測定値を出してくれている出品者もいる)
真空管(特に古典球)ってはっきり言って骨董品だから、落札して自分とこに届いて、チェックして初めて良否が判る・・なんて、リスクもかなりある。
「古いものだからチェックしてないよ! ノークレーム&ノーリターンで!」と書かれると、これはもうバクチみたいなもの・・・・
それを承知の上で落札して、やっぱりお亡くなりの球だった・・ってこともあれば、安価で落札した球がバリバリ!のNOS球だったこともある。

今はそれほど欲しい球も無いし、どのくらいで流通しているのか?(需要がどれだけあるのか)を知る為にオークションをチェックしているようなもの。
(たまに入札するけど・・ 終了間際の競り合いにはあまり加わらない)


そう言えば、自分が使ってるオシロもオークションで入手したんだった・・・・

・球アンプの製作に使用する目的で、個人使用だから校正は考えない。
・オーディオ帯域が見れればいい。
・2CHあれば可とする。
・プローブはアキバで別途購入。
・メーカ不問。 岩通かテクトロであれば尚可!

上記を満たしたアナログオシロが2万円程度で入手出来た。
アキバが近いし、計測器ランドに行けば中古品も数多く見れるけど、最近は安価なアナログオシロの出物が無くてねぇ・・(店員談)

業務で使うんだったら、無校正の測定器を使うなんて言語道断!なんで、上記のようなオークション品の利用は有り得ないけど、個人ユースだと結構利用価値があって重宝している。

それにしても、ロジアナの出物が無いかなぁ・・・・(昔のでいいから)
自宅でマイコン使った工作やってて、バス周辺やI/Oを見たい! って思う時がかなりあるんで、ロジアナは是非欲しい測定器だ。
だけど、オシロと違ってそこそこ使える安価なモノが無くて、未だに入手出来ないでいる。
(PCのUSBに接続するタイプのがあるが、あれは実際にデモ機を借りて試したら、どうにも使い勝手が悪くて・・)

そもそもロジアナでそんな安価な製品って、どこのメーカも出していない。
電子系の技術屋やってれば、業務でn百万円クラスのものを使い慣れてるから、そのせいで比較的安価なロジアナを「使い辛い」と感じる・・・・のもあると思うが・・

焦って変なの掴まされるのも嫌だし、気長にオークションをチェックしよう・・