落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

TG-5882その後・・(と電池管)

2006-11-05 17:47:06 | 電子
夜はゴチャゴチャとやることがあるので、今のうちに更新を・・


TG-5882が我が家にやってきてから半年が経過。
この間にやったことって、予備球を二組ほど買った他はな~んにもしていない。
コンセプトからして「気軽に付き合える球アンプ」だし、手を加えるつもりは最初からなかったので・・

TG-5882に使われている5670Wって、他にWEの396Aが差し替え可能だけれど、価格が全然違う。(数倍!)
球アンプで球の差し替えは割とポピュラーだけれど(球の特定的に問題無い事を確認した上で)、球を替えるよりヘッドフォンを別のにした方が遥かに音が変わるから、TG-5882で球を変更する意味があるとは思えない。
Webで検索しても、TG-5882で球を変更した例って殆ど見受けられない。

ウチのヘッドフォンは3本あって、どれも数千円台の安価なものだ。
主に使ってるのはSONYのMDR-CD380で、長時間掛けていても違和感が無くて、音もヘッドフォンにありがちな重々しさが感じられないので気に入っている。
(前にアキバのオーディオ店で5万円ぐらいのものを試聴したけど、10分も聴いてたらえらく圧迫感を感じてギブアップした)
WE-396Aを買うより、この球と同じ価格帯のヘッドフォンを一組買った方が良いだろうな・・・・

TG-5882は追加生産が決まったそうで、このコンセプトが受け入れられた・・ってことだろうか。
次は何を出すかな??
「気軽に・・・・」がシリーズ化されたら嬉しいな。


それと、昼飯を食ってから球の在庫調べをやったら、二桁ナンバーの球がダンボール一箱分出てきた。
19,27,30,31,37,42,45,56,76,80等々・・・・

これって電池管アンプを作ろうとして、手当たり次第に集めてたものだっけな。
上記で電池管じゃないのも多いから、一体何を考えて集めてたのやら・・
多分、球は入手出来る時に入手しとかないと、後になって手に入れようとしても入手不可! な場合がある! ・・とか、当時はそんなことを考えてたんだろう。

45は出力管として割とポピュラーだし、80も整流管として使える。
56や76はドライバかな・・・・
そもそもは31(戦前の未開封品。箱が錆びたホチキスで閉じられてた)を入手したのが発端だったように覚えてる。
RCAの刻印が入った古いもので、捨て値で売られてた。
この球はVfが2Vの直熱三極電池管(一応出力管)で、何とも可愛らしい形だったので購入したのだが、店長に「こんなモン買ってどうするの?」って言われたなぁ・・
「こんなモン! って、店に置いてるアンタが言ってどうする!」って思わず言い返しそうになったが・・

出力管とは言え、カタログを見るとVp:180V,Pw:0.3Wがせいぜい。
いくら何でも0.3Wじゃあ・・と考えたが、そうかと言ってPPにするのはあまり面白くないので、ここはパラシングルで使おうと目論んでいた。
パラシングルだと球は倍必要だが、この球ってどこ行ってもまず見かけない。
希少価値があってみんなが奪い合うから店頭に無い・・のではなく、使い道が無いので誰も欲しがらず、結果として保存されることもなかったと言う、ちょっと可哀想な球なのだけれど・・

思いつく限り探し回ってどうにか8本を確保し(使用4本+予備4本)、ドライブ段をどうするか悩んでいて、結局そのままになっている・・
で、「探し回る」行程で、上記のような二桁ナンバー管が何故か手元にあると言う、何とも自分らしいいい加減さだ。

TG-5882の出力は0.2W(メーカ発表)で、31のシングル使用時と変わらないのか・・
パラシングルだとOPTは市販で安価なものが使えそうなので、それほど費用はかからさそうだけど、それでも1Wにも満たない出力のアンプを作るのに5万円ぐらいは必要か・・
大分前の雑誌にPen25のPPか何か(回路構成はよく覚えてない)の小出力アンプの製作記事が載ってて、「好きだねぇ・・」なんて思ったのだけは覚えてる。
(実はPen25も4本ほど持ってる。 製作予定は・・無いっ!!)

他にこんな球(31)を使って作る人はいなさそうなので、その意味ではチャレンジする甲斐はある。
が、45もあるし、そっちの方が実用的だからなぁ・・・・

ショップのオヤジに「こんなの」と言われたのが少々悔しいので、ここは何とか形にしたい所ではある。
そろそろ回路を考えよう・・・・