落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

いじめ・・

2006-11-30 22:12:25 | Weblog
「教育再生会議」とかいう場で、教師に対する「アメとムチ」が議論されているらしい。

最近は子供の自殺が相次いでるし、中学の時に無視やら何やらの経験がある自分としては、何とも暗澹たる気持ちになってしまう。

教師に対する懲戒や称揚についてはちょっと置いといて、「イジメ」の真っ最中、自分に何が必要だったか思い出してみた。

あの時、一番欲しかったもの・・

・学校や親から独立した、「話を聞いてくれる場所」

自分のケースでは、教師は関わろうとしなかったし、ウチの親は無関心!
とにかく、自分の悩みを聞いてくれる場所が全く無かった。

子供の自殺の報道で「何故、死を選ぶ前に相談してくれなかったのか・・」ってよく耳にする。
勝手な事言ってくれるよ・・・

自分にも経験があるからよ~く判るけど、「誰を信じていいか判らない!」状況に陥ってて、相談なんて出来ないんだってば!
こんな時って、考えれば考えるほど悪い方へ思考が向いてしまい、疑心暗鬼の塊のようになってしまうから・・
誰かに打ち明けようとする→その人間が裏切ったら?→もっと酷い状況になるかもしれない→どうにもならない・・・・・・
・・こんな感じ。

親も教師も信じられなくなってしまったのなら、その人達とは全然関連性の無い第三者的で公に名の通った場所があり、そこでとにかく話を聞くだけでも聞いてくれる・・そんな場所があれば、どれだけホッとするだろうか・・
変な教師やいじめっ子をどうにかする前に、まずは自分の居場所を(緊急に)確保出来ること・・それが一番大事だと思う。


自分も歳を食ったせいか、今の教師の立場もそれなりには見れるようになった。
自分から率先してイジメに走るようなのは論外として、無関心又は厄介事を避けるようにしている(周囲からはそのように見える)教師にも、声を大にして言えない苦しさがあるんだろう。
最近は「馬鹿親」も増えたし、板挟みになってしまったりとか・・
逆に一生懸命やってはいても、それで懲罰を食らいかねない・・
・・ホントに大変だと思う。

「指導」のつもりで、ついビンタ等を食らわせるのは今でもあると思う。
で、これがマスコミ沙汰になろうものなら、「何故そうしたのか?」、「必要だったか否か?」・・そんな議論なんてどっかへ吹っ飛んでしまい、非難の集中砲火を食らって路頭に迷う羽目になる。

第三者的な(公に広く通用する)場所があって、まずは教師側の言い分も「冷静に」聞いてくれるのなら、教師にとっても有り難い存在になると思うが・・
処罰に該当するかどうか、その時の状況や教師/生徒双方の言い分をしっかり吐き出して貰ってから決めればいい。
生徒がどうしても注意を聞かなくて、周囲にも迷惑をかけていたとか、逆に教師の過剰反応だったとか、そんなのを客観的に判断出来る場所があれば・・
(生徒にとって、心理的に一番後遺症が残るのが、「理不尽な痛みを加えられること」と、「それを誰も判ってくれない」ことだと思う)

この場所での判断に、法的な強制力が無くてもいい。(単なる勧告でも)
強制力云々だったら裁判所があるけど、そこだと時間がかかりすぎるから、その前の段階で「迅速/極力公正に調停」してくれる場所・・ってイメージかな・・
教師/生徒双方の「駆け込み寺」って言った方がいいかも。


政府の「教育再生会議」について、あれこれ不満も出ているらしい。
「有識者」だけでまとめるんじゃなく、ここは生徒側の考えも聞いてみれば?
金と時間がかかるけど、無記名のアンケートを全国的に行うとか・・


それにしても、「自殺の連鎖」・・早く断ち切らないとね・・


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