落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

化かし合い・・

2009-03-17 21:30:08 | Weblog
仕事中,PC/104についてちょっと調べものをしていると、別部署の長が相談にやって来た。 
ウチでは一部の製品についてはアジアの某国で加工等の作業を委託しているのだが、新規に依頼をかけている物品で、仕上がり等の検査項目について御相談とかで・・・・。

納入時の品質については、合否を判定する基準などを定めた検査規定書(基準書)等々を契約時に取り交わしていて、それを満たす品質の物品を製造してもらわなくちゃならない。
で、その合否判定基準について向こうからの依頼があったみたい。
内容はと言うと・・・・

「どんなモノだったら不合格になるのか、見本の写真を送って貰えないか?(それを規定書に書け!)」

・・一見、マトモな依頼に見える。

が!・・

考えてみると、「こんな場合は駄目!」って見本を見せろ! ってことは、裏を返せば「それ以外は合格とする!」・・と考える事も可能だ。
つまり・・ 向こうの要求に従えば「こちらが不合格の事例を総て規定書に明示しなければならない!」ってことだ。


・・・・それ、所謂「悪魔の証明」だよね・・・・。 不良事例を全部示せ! なんて出来る訳なかろ~がっ!!


これが日本国内であれば、「不具合例」を示してもそれは「単なる一例」として受け取ってくれる場合が多い。 これまでの付き合いがそこそこあれば尚更だろう。
だが・・ アジアの某国では品質不良時の「免罪符」として使われてしまうんだよなぁ・・・・
それで痛い目を見た経験は自分にもあるし、他社でも(噂で)何回か聞いた事がある。

某アジアの国ってこう言う「セコい手」を平然と使うから、うっかり「安請け合い」は出来ない。 日本国内の感覚でいると危険極まりない!
とにかく契約取り交わし時には最大級の慎重さが求められる。 
ま、こっちが「セコい手」を使う場合もあるけどさ・・・・


で、他部署の長には「安請け合いは絶対にしないで下されっ!!(後で泣きを見るから)よ~く考えて!」と(向こうの方が上なんで、柔らかい表現で)伝えといた。
「○○検査法を使って○○であれば合格! それ以外は不合格!!」と、はっきり記した規定書を渡す事になるだろう。


こう言う「化かし合い」って、日本国内の中小企業同士の付き合いだとそんなには見られない。(年季が入っていれば、阿吽の呼吸・・的な付き合いもある)
ホントに他国との付き合いは大変! なんかあって文句を言おうにも、手軽に行き来出来ないから・・・・。


他にも「(向こうが)手を抜こうとしている箇所は無いか?」とか考えてたら、精神的にかなり疲れた・・・・。


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