落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

April 1,2007

2007-04-01 00:25:32 | 日常
AUDIO NEWS



宇宙飛行士の心を癒す究極アイテム登場


4月1日,ロシア国内で真空管の製造を手掛けるエレクトラハーモナイズ社は、MASAよりISS(国際宇宙ステーション)で使用される予定の癒し系オーディオアンプの開発を受注したと発表した。

このオーディオアンプは、狭い空間内部に長期間暮らさなければならない宇宙飛行士たちの心のケアを図るためにMASAが計画していたもの。
同社技術部プロジェクトマネージャーのアレクサンドール・タマスキー氏によると、このアンプには同社が製造している300B型真空管を改良したものが使用される予定で、技術の粋を凝らしたISSになぜ古典的な真空管が使われるのか、関係者から驚きの声が上がっている。


同氏との主な一問一答は以下の通り。


--なぜ真空管を使用するのか。

・まだ科学的には解明されていないが、真空管を使用したオーディオアンプで音楽を鳴らすと、聴く人に癒しがもたらされることが知られている。
宇宙ステーションとしては過去最大の規模を持つISSと言えども、広いとは言えない空間に閉じ込められる飛行士達のストレスを和らげるために、真空管が持つ癒し効果を用いるのが最も良いと判断した。

--ガラス製品を用いるのは危険ではないか。

・確かに打ち上げ時には大きなGや振動が加わるし、狭い空間内でガラス製品を用いるのが危険であることは我々も認識している。
しかしながら開発予定の真空管にはガラスは使用されず、電極が露出する構造になる予定だ。 設置部位も居住区ではなくISSのモジュール外部の予定なので、飛行士への危険は無い。

--そのような構造で動作するのか。

・ISSの軌道は高度約400Kmで、そこの真空度は地表の10万分の1だ。 一般に販売している300B型真空管内部の真空度もほぼ同じであり、故に真空管の電極が宇宙空間に露出する構造で何ら問題はない。
この構造を採用することで危険な部位を居住空間内部に設ける必要が無くなるし、現時点で最適なデザインであると考えている。

--ISSのどのモジュールに設置されるのか。

・日本の「きぼう」モジュール外部に設けられる予定だ。

--日本もこの計画に絡んでいるのか。

・JYAKUSA内部にオーディオアマニアがいてね。 彼とその同士が趣味で設計,製作した通称「趣味モジュール」のコンセプトを生かす方が開発に要する期間が短くて済む。 それに、日本は真空管オーディオマニアが多くて、我が社の大事なお得意様でもあるのだから、彼等も計画に加えた方が今後何かと役に立つと思わないかい?
彼等は非公式な開発メンバーということで計画に参加してもらう予定でいる。 こちらは一銭も出さないのに、趣味に打ち込めるとあって彼等は燃えているよ。(笑)

--なるほど。 確かに癒し=趣味と言えるかもしれない。 趣味モジュールの機能はそれだけか。

・飛行士は男性が多い。 だから・・ 判るだろう?(笑) ア○ルトDVDとか、日本で伝説になっている南○3号やら・・まぁ、色々とね。(笑)

--それは飛行士のストレス解消に多大な貢献が予想されるが、これ以上突っ込まないほうが良さそうだ(笑) ところで・・

・それはそうと、君! 君は日本に行った事があるか?

--無い。それが何か?

・私も無いが、日本は非常に興味深い所のようだよ。 趣味モジュールの担当者とメールで色々と情報をやり取りしているが、添付ファイルで非常に興味深い画像を色々送ってくれる。
知っての通り、日本人は恐ろしいほど手先の器用な連中で、ほんの10センチ程度の大きさなのに非常に良く出来た女性の人形をいとも簡単に作り出したり・・・・そう! この人形も趣味モジュールに搭載する予定なんだよ! 癒しに最適だと思わないか? 
私は今度打ち合わせの為に日本へ行く予定なんだが、もうすごく楽しみでね! 
あ!そうそう! 君もジャーナリストなんだからアキハバラって知ってるよね? あそこには人形やら何やら何でも揃ってると言っていたよ。
人形だけじゃなくてアヤしいジャンク屋もあって、我がロシアの軍事機密部品が何故か売られていたり、そんな変な場所は世界広しと言えどもアキハバラだけじゃないかね? そう思わないか? え?
他にもモエアニメや、所謂ヘンタイPCゲームがあったり・・・・ もう、想像しただけで胸躍るじゃないかっ!!!! 
アニメやゲームもISSに持ち込みたいって宇宙飛行士から非公式に要請があるし、利用中の音声や映像を管制官に悟られないようにする特別な仕掛けも作ってくれるよう要請されててね。 当然だろ? 誰だって秘密の時間を持ちたいもんさ!!

ああ・・・・ 素晴らしい場所なんだろうな、アキハバラは・・・・ 私は生きていて良かったと心の底から思っているよ。 ぜひ君とこの感動を分かち合い・・

--・・・・あの~ 貴方が筋キン入りのオタ・・いや、この計画に情熱を捧げていらっしゃるのはよ~く判りました! 時間が無いのでインタビューに戻ります!

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--ところで、自分もこの真空管を使用したいと考えるオーディオマニアがいると思うが、市販予定はあるのか。

・内部電極が露出した真空管を地上で使うって? 通電した瞬間に燃えて火事になるよ。 それでも良ければ販売するが。(笑)
冗談はともかく、開発費を回収するためにも地上版を平行して開発する予定だ。 MASAからはそれほど高額の開発費を受け取る訳じゃないし、正直言って市販版を作らないと元が取れなくてね。

--地上で使うと火事になるのではないのか。

・地上でISS周囲の真空度を再現させるための専用真空チャンバー内部で動作するような構造にするつもりだ。一般オーディオマニアの安全には十分配慮するので安心してほしい。

--そのような構造では高額になるのではないか。

・一般的にマニア層は対象物に対して多額の投資を行うのを躊躇わないのではないか? オーディオマニアは高年齢層が多いようなので、我々は価格についてはそれほど問題視していない。
しかしながら若年齢層への配慮として、電気モータを使用したポンプではなく手回しハンドル型の手動ポンプ版も別バージョンとして設ける予定なので、これはそれほど高額にはならないと考えている。
手動だからちょっと疲れるかもしれないがね(笑)
真空チャンバー内で動作する構造だと、自分で好きな真空度を設定することが出来る。オーディオマニアはあれこれ部品を交換して音の変化を楽しむのが好きだが、これを使うと真空度の変化による音の違いも楽しむことが出来るのだから、我々の予測では世界中でヒットする製品となるだろう。

--なるほど・・あなた方のISSオタ化計画・・いや、癒し計画が無事成功するよう心より・・・・お祈りさせて頂きます。 本日はどうもありがとうございました。

・心より・・の後にちょっと沈黙したのが気にかかるが、まあいいだろう。 期待してくれたまへ。 


ISSと言う最新技術の結晶と、既に過去の遺物と成り果てた真空管と言う異色の組み合わせが話題となっているこの癒しオーディオアンプ、来年予定されている「きぼう」モジュール建設に合わせて設置が予定されている。
どのような結果をもたらすか注目したい。



独Telefonken社、日本向け真空管の製造を発表


4月1日、かつて高品位な真空管を数多く世に送り出した独Telefonken社が日本向けに真空管を新規製造すると発表した。

同社は既に真空管の製造を止めているが、同社がこれまでに製造した真空管の多くが今なお高額で取引されている。
取引の多くは日本で行われており、目を剥くほどの金額であることも珍しくない。

同社の真空管中で最も価値があるとされているのは、<>マーク,通称ダイヤマークが底部に刻まれている製品だ。
同社開発部ではこれに目を付け、只の<>マークではやたらこだわりのある日本のマニアは満足しないだろうと考え、底部にダイヤモンドを封入した「ダイヤ入り」真空管の製造を上層部に提案していた。
製品は日本のマニア向けに製造した特別な品であることを示すために桐の箱に入れられ、製品名を墨で記入する予定とのこと。

オーディオ誌の関係者に出回った同社内部資料によると、この製品がブランド名ばかりにこだわる日本のマニアが上手く飛びついてくれるかどうか、まずは少量を製作して値を吊り上げ、ボロ儲け可能と判断した時点で大量生産に乗り出す計画であると記載されているが、日本のマニアがまんまと引っかかってくれるかどうか、その動向が注目される。