落ちこぼれ社会人学生の戯言

当初はMOT取得が目的でしたが、現在は諸事情により中断しています。
本文は趣味の口調です。 ご理解下されば幸いです。

女子学生の自殺

2007-04-12 22:48:39 | 大学
一昨日、高崎経済大学の女子学生が自殺し、「強圧的な指導」が原因であるとしてゼミ担当の准教授を懲戒免職処分にした・・とのニュースが流れた。

当日のWeb上の記事しか見てなくて、何か続報はあるかな・・と思って追おうとしたけど、主要新聞社は何も出していない。

当日の記事では・・

・過度(大学院レベル)の課題を与えた。
・この准教授は「他の学生」に対して度を越した暴言があった模様。
・自殺をほのめかすメールを放置した。

・・よって、「教育的配慮に欠けた行為の為に」この准教授はクビになったのだとか。


ニュース記事の内容があっさりしすぎているんで、事実関係等がぜんぜん見えて来ない。

①「他の学生」ではなく「この学生」に対してアカハラに該当するような行為はあったのか?
②本当に学部2年には難しすぎる課題だったのか?


昼間のワイドショーでは、この事件に関して色々報道されていたらしい。
自分は仕事中だったんで番組そのものは見ていないけど、ググると結構あれこれ言われていたようだ。
曰く・・

・准教授には学生を追い込んだ前歴がある。
・この学生は「ゼミそのものは楽しい」と言っていたらしい。

etc・・・・

上記の①については、事実関係が明らかにされていないんでよく判らない。
②だが、この大学にも大学院があるんで、そこの院生にでも見て貰えば?
難度はともかく、提出までの期間が相当あるように見えるから、何故死を選ぶほど追い詰められたのか、それが何とも自分には不可解・・
本当に難度が高かったのなら、その期間中に何か手を打つとか出来なかったのだろうか?

死者に鞭打つような表現で悪いけど・・

卒業(又は中退)して世に出た場合・・

無茶な期限(納期)で仕事をやらされる・・って、どこでもよくある光景だよ。
でも、大抵の人はそこから色々と交渉等の「技」を繰り出して、応援を求めるとかして仕事をこなすんだけどね。
納期を守れなかった! となると、最悪は会社が潰れたり、訴訟を起こされたりとか、ロクな事にならんから・・
何があったのか判らないけど、もしこの学生が生きていたとして、卒業後に社会の荒波に立ち向かって行けたかどうか疑問に思ってしまう。
打たれ弱いと言うか、何と言うか・・・・

この准教授、期限前に「催促/留年の警告」のメールを出していたとか。
これも学生には悪いけど、それは「親切」に近いもののように思えるんだけどなぁ・・
期限は前から判ってるんだし、通知無しに「不可! 留年!!」ってやられても文句は言えないだろう。
期間は長かったのだから、どう対処すべきか自分で決められた筈。(第一、大人でしょ! 小さな子供じゃないんだから・・)
少ない情報しかないけれど、Web上のニュース記事を見た限りじゃ、この准教授に一方的な非があるとは思えない。

それと・・

大学側は「教育的配慮に欠ける」として処分を下したけど、じゃあどのように行動していれば「教育的配慮に叶う」行為だと判断して貰えたのだろうか?
「教育的配慮」とは、具体的にどのようなもの?

ほんの少しでも自殺予告に見えるメールが来れば何を差し置いても走り回る?
さっき、ちょっとWebを徘徊していたけど、「先生にメール送ったら単位くれるようになるかも・・」なんで書き込みをいくつも見つけたよ。
そんな考え方が蔓延し、先生が処分を恐れて「優しい」対応しか出来なかったとしたら、「教育」にならないのでは??

大学の場合、学生であっても「大人」として扱う・・ってのが前提であるように思う。
それが崩れたとしたら・・大学って何をする場所??????


「教育的○△云々」・・と言うのなら、もっと具体的なものをきちんと示すべきだろう。
大学側だけじゃなく、マスコミも・・