役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

新卒就職難そんな世の中の流れに思うこと

2009年12月04日 18時46分41秒 | Weblog
先日、
新卒予定者の就職がまだ決まってない割合が
40パーセント台とのニュースがありました。

若者にとって大変な時代が長く続いています。
このことが影響して
ダイナミックさに欠け
こじんまりする等
10年後か20年後かわかりませんが
何らかの影響が出てくることが心配です。

景気が悪い時には、
公務員や大企業等
一般に言われる「安定した職業」が
もてはやされる傾向があります。

自分もそうだったのですが、
無知な親等の大人世代が作り上げた
彼らの虚構か憧れかわかりませんが
勝手な「安定」を押し付けられ、
若い人に大きな影響を与えてしまう傾向があると思います。

正確な情報が少なく
デマ的な要素が多く存在します。
たいていはそれに流され
時間を浪費する若者が多いような気がします。

「13歳のハローワーク」という書籍がありますが、
こういう書籍を小さいころから読んで
いろいろな大人の働く姿を見て話を聞いていれば
少しは違う情報が入ってくるかもしれません。

受験勉強やカラオケで忙しくて無理か・・・。

そんな中、近所で普段利用するお店で
ふと気がついたことが・・・。

近所のマクドナルドの店員に
片言の日本語でアルバイトに励む若い女性がいます。
中国からの留学生とのこと。
一生懸命頑張ってます。

行きつけの京都三条のラーメン屋さん
弟子さんが黒人の方。
よく師匠に怒られてます。
でも一生懸命な姿は好感が持てます。

近所のサッシの枠を作ってる鉄工所。
ベトナムとブラジルから来た出稼ぎ労働者。
昼休み近所のコンビニ前で
いつもサンドイッチ食べてます。

いつも通る道にある農園。
フランス語をしゃべる若い男の労働者。
いつも鼻歌歌って作業してます。

彼らを見ていて「安定」とは何か
それが最重要なことがらなのか
自分も含めて
高校をほとんどの若者が卒業して、
多くの若者が大学を出て、
目の前のぶら下げられた「安定」を求めるために
きれいな服を着て
少しの行動と
傾向と対策と名打って机上でもがける
そんな幸せを少し考えさせられました。

本屋さんで並ぶさまざまな書籍の中に
「不景気こそチャンス」とか
「長引く不況こそ新時代の幕開け」とか
鼓舞する標語が並んでいます。

「安定」を望むのは人として当然の心理と思います。
ただ、ニセモノの「安定」に振り回されて
苦しんでいるかもしれない若者が心配でなりません。

私が望む若い人の「安定」は、
自分ができることを知り
それを一生懸命こなし
基礎を徹底的に身につけ
そして、イレギュラーに強くなること。
10年後の自分を思い描き「形」にして行くこと。
他人と比較するのではなく
上下優劣ではなく
自分の楽しみとして
その「形」を生かしていくこと。

私はそう思います。



。。。。。