役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

「政府のデフレ対策等報道に思うこと」

2009年12月02日 03時32分09秒 | Weblog
昨日のニュースで気になった報道が2つあります。

ひとつは、日銀が10兆円規模の金融政策を行うこと、
もうひとつは、事業仕訳でオリンピック等の国家支援は
無駄と発言していた仕訳人がいたことです。

日銀の金融政策は
どうやら、0.1%で市中銀行に融資するらしいです。
ただ、それが今の日本の現状に何かカンフル剤になるのか
なんかよく先が見えてないような気がしてなりません。

銀行の銀行が0.1パーセントでも
市中銀行は
もっと利息を上げよるし
たとえ0.1%にしても
今の企業側が
デフレスパイラルまっただ中の消費地に
お金を借りて設備投資することを
選択するだろうか疑問が残る。

ユニクロやマック、
経済発展の目覚ましい中国で
売りさばけるものを生産している一部の企業にとっては
大変ありがたいことでしょう。

ここで、数か月前を思い出してほしいのが、
自民党がやった「定額給付金」と
民主党がやろうとしている「子供手当」等の
国民へのばらまき政策。

不況の経済を立て直すため
金融政策で企業にお金を流しても
国民に行き渡らないので、
消費拡大のためには
国民の手に直接お金を渡し
消費に繋げてもらおうとした政策だったはずです。

そう言っておきながら
こんどは市中銀行にばらまき政策・・・
なんか「ブレ」てないでしょうか・・・。

そして、オリンピック関連の予算は無駄と言ったこと。
世界平和において、
スポーツ振興がどれほど貢献しているか
オリンピック競技が
国の平和に貢献していること
スポーツの各競技が
人の交流をどれほど活発にしていることか、
それを無駄とは
まったく理解に苦しむ。

オリンピック競技の国家を挙げて支援することは
私は普通のことだと思います。

もし無駄というなら・・・・、

参議院を廃止し、
衆議院を定数各都道府県から2人で
94人にするよう憲法改正すればいい。
かなりの予算が浮く。
国会議員の方が無駄が多いでしょう。

それと宗教法人からも税金を取らなだめでしょ。
なんで非課税なんよ。

もうひとつ
行政の外郭団体はすべて廃止すればいい。
いったいいくつ無駄な団体あるんでしょう。
国や地方やいたるところにわけわからんのがある。
存続廃止の議論する前に
すべて廃止したらいい。
廃止してどうしても不自由で
世の中回らないとなって
そこで復活させればいいことでしょう。
たぶん全部いらないから
不自由しないと思いますが・・・。
かなり予算浮くと思う。

また、少し脱線しますが、
民間でできるものは
民間にすべて任せればいいと思います。
特にバス事業。
なんで同じような路線に
公営企業と民間企業が一緒に走ってるねん。
無駄でしょう。

脱線ついでに
規制や検閲。
教育改革で高校を無償化するとか言う前に
もっとおもしろい教科書を
役に立つ教科書を作れよ。
教科書検定なんかで
予算割く必要がどこにあるねん。
それと公営ギャンブル。
競馬は良くてなんでカジノはダメなんでしょう。
カジノしに行くために韓国へ行く
そんな旅行者が結構います。
韓国にお金流れてるでしょ。

保険料や税金で金集めて資金運用して
赤字出してアホするより
カジノで儲けるべきでしょ。

で、もとにもどして・・・、
何度も書くけど
オリンピックの国家支援が無駄なんて、
日の丸背負ってるアスリートに対して
自費で活動しろとは、
ほんとに情けない話です。
国際平和のためのスポーツ振興支援が無駄か・・・。
言っていいことと
悪いことがあると思います。
飲み屋で無礼講やってんのと違うし・・・。

日本の国家予算査定は
いったいどうなっているんでしょう・・・。
気になるというよりは、
そんな憤りのような感情が涌きました。

限られた予算の範囲内で効果的に国家を動かし
無駄な予算を削減することは
非常に重要なことであることは
認識しています。
ただ、国家は今現在だけで終わるわけではありません。
未来永劫続くのです。
そのために
一部の人の利益や
一時の批難や攻撃、
また一部の人の圧力で
国家を危機に向かわせる行為は
許されることではありません。

では、どうすれば良いのか・・・。
そのヒントはここにあると思います。

人は、形はどうであれ
楽しいこと幸せなこと
それらを望んでいます。
そして、多くの人が集まれば
何らかの我慢が生じること
それも人は理解しています。

たとえ話ですが・・・、
千葉に東京ディズニーランドがあります。

高いお金をかけても
不景気でも
そこにお出かけします。
繰り返し行く。
一向に廃れていきません。

楽しいから行く
夢があるから行く
幸せな気分になれるから行く。
それが理由でしょうか。

入ってすぐ、施設が
とてもきれいなことに気がつく。
清掃が行き届いているためです。
想定外のゴミが出ても
すぐに対応してくれる。
従業員はみな
どんな時でもきっちり挨拶ができる。
予定外のことが起こっても
すぐに笑顔で対応してくれる。
従業員教育が隅々まで行き届いている。
かなり厳しく鍛えられていることが
容易に想像がつく。

そして、ディズニーという
ファンタジーと夢という主題は、
どんなことがあってもブレない。

各施設はいろいろな事件が起こっても
その時の最善策で
スタッフが
一丸となって対応し
決してお客には不愉快な思いをさせない。
そんな思いで一生懸命になる。
そういうスタッフの姿が
たとえ十分満足いく対応でなくても
不思議と平静が保てる。
たぶん信頼関係みたいなものが生まれるんでしょう。

また、ランド全体は
基本的には自由に行動できる。
ただ、お客が守らねばならない規則はいっぱいある。
ガイドブックや旅行社などが教えてくれる。
多くの規則があっても
自分もみんなも幸せになれるのであれば
人は規則に従うものです。

その他、施設の改革もぬかりありません。
良いものは継続し、古くなったものは改革。
新しいことへも常に挑戦して行き
形にして行くのです。
新陳代謝があるのです。

だから、東京ディニーランドは楽しいのです。
また行きたくなるのです。


国家運営とディズニーランドでは
大きさが違うのはわかっています。

ただ、国の恒久の平和と
国民の納税で国家の幸せのために
それを運営していくこと
そのことは、同じように思えてなりません。

「平和と幸せ」を揺るがない主題にする。
そして、
「この先に楽しいことと幸せなことが待っている」、
その目標のために
すべてに教育が行き渡り
基本自由であるが
守るべき規則は多くある、
でも、自分とみんなの幸せのために規則は守る。
想定外の事態が起こっても
みんなの幸せのために
一生懸命であれば
何らかの信頼関係が生まれる。
旧態依然に縛られず
良いものと改革が必要なものを見分け
判断し、新しいことへも挑戦し
形にする。

なんとなく同じに思えないでしょうか。

そして、これが今の国家に欠けているような気もするのです。

ニュース番組を観ていてそんなことを思いました。


。。。。。。。。

香水の香りが好き

2009年12月02日 01時10分13秒 | Weblog
「香水の香りが好き」


昔から女性物の香水の香りがすごく好きです。
きついのは無理ですが
ほのかな香りがすごく好き。

なぜ好きになったか・・・
ある昔話を書いて残しておきます。


その昔、ある男がいました。

ちょうど大学に入りたてで
世間知らずのただの若者。

そんな男が5つ年上の女性と
偶然に恋に落ちました。

当時のその男は
ダサダサで服装なんて無頓着
ユニクロとサテイのキングウィンで買った
数着の服をローテーションで着てるだけでした。
今では信じられませんが
当時は「ユニバレ」といって
ユニクロの服を着ていることは秘密で
部屋着が常識
ユニクロはダサい男が着る服の代名詞でした。

だからデートの仕方も分からず
しかも5つも年上の社会人。
おまけにアルバイト先の正社員で
数人の部下を持つ若手上司。

職場では敬語で
こき使われ
まだ学生生活に馴染んでいなかったため
バイトもままならず
お金がなかった。
だから
デートの時もほとんどおごり・・・。
後を付いて行くような感じでした。

古典に「源氏物語」というのがあります。
物語の中に
主人公光源氏が
紫の上という少女を
自分の理想の女性に
仕立て上げる部分があります。

まさに男と女が逆の立場になったような
そんな感じです。

東京ディズニーランドまでの旅費を
出してくれたり
USサイズのお店で服を買ってくれたり
東京出張の日には
LLBEANがまだ関西になかった時代に
お土産で買ってきてくれました。
平日が休みの日には
学校まで車で送ってくれたり・・・

常に教えてあげてるみたいな
そんな口調で調教されているような感じでしたが、
なぜか彼女には逆えませんでした。

19歳になって
彼女と初めてのクリスマス。
プレゼントに何を送ればいいのか
喜んでくれるものが分からず
彼女に聞いても
「プレゼントは自分で考えて贈るものよ」
そう言って教えてくれません。
ブランドとかかなりのこだわりがあった女性だったこと、
たくさんものを持っていたことなど
下手なものは贈れないなと思いました。

何日も何日も悩んで
結局、小さな花束を送りました。
3千円ほどの小さな花束。

思いのほか喜んでもらえて
その男はすごく幸せな気分になりました。

そして、彼女からの贈り物は、
グッチの香水。
しかも女の人がつけるものでした。

その男は
臭いわけではなく
むしろ体臭がある方ではなく
無臭男に近いと思います。

彼女が嫌がるから
たばこは吸ってないし・・・。

彼女に香水のわけを聞きました。
「女性のつける香水って・・・
 俺って臭いきついのかなぁ・・・」
「信ちゃんのにおい好きだよ。
 これ、私が好きな香りだから。」
続けて彼女は優しく言いました。
「おじさんのつけてるコロンは最悪なにおい。
 むしろ悪臭かな。
 さらりと香る柑橘系ならまだましだけど
 お花の香りのする男性は素敵よぉ。」

昔話はこれでおしまい。

なぜか・・・、
別れて何年も経つのに
今もまだ香水をつけているその男。

ほとんどこだわりのない
無頓着な男が
香水は少しこだわりがあったりする。

特にディオールの香水。
中でも「ディオールミーノット」の香り。
6年ほど前ハワイのDFSで
偶然見つけて買ってしまった。
一緒に行った女性には
「ハワイ限定だって珍しいから買って帰る」と
ウソまで付いて・・・。
国外持ち出しの限度があるから1個だけ購入。

それが今も残っている。
これはもう生産してない。

香水を使う理由?
香りが好きだから。

彼女を思い出すから?
今でも彼女が好きなん?
未練ですか?

いいえ、違います。

男として成長させてくれた
「感謝の気持ち」かな・・・。


。。。。。。。