ちょっと面白い映画を見てきたので、久しぶりの更新です。
タイトルは「毎日がアルツハイマー」。
50代の娘(映画監督)が80代のアルツハイマーの母親を
2年にわたり撮影し、記録したドキュメンタリー作品です。
娘である関口さんは、介護のため29年住んだオーストラリアから単身帰国。
そこから母娘の暮らしが始まります。
深刻な映画かと覚悟して行きましたが(実際テーマは重いのですが)、
一歩引いた視線で、ユーモアも大切にしながら撮っているので
この親子の掛け合いに時々笑わされました。
お母さんはもともとシャキシャキした人だったらしいので、
呆けていても結構会話もでき、愛嬌があって可愛らしく見えます。
介護してる娘さんの明るさや、姪っ子などの子供の存在なども
救いかなと思いました。
全体的に微笑ましく見れるのですが、アルツハイマーの患者さんが
みんながみんなこんな感じではないと思います。
会話が成立しなかったり、暴力的な面が出るなどしたら、
介護者の苦労は並々ならぬものがあると思います。
いろんなことを考えさせられ、身につまされる映画でした。
映画の中では、アルツハイマーを発症してから進行していく様子や、
病気に関する知識、介護する側の苦労や母娘の葛藤なども見れて、
非常に参考になりました。
観客の中でも高齢者の方がチラホラおられ、
実際、私の隣はおばあちゃんの3人組で占められおり、
関心の高さがうかがえます。
大阪では十三(じゅうそう)にある「第七藝術劇場」でやっています。
十三(じゅうそう)自体あまり行くことがなく、
こんなこじんまりした良い映画館があったんだー!と新鮮でした。
少しいかがわしい界隈にあるので、その雑多な下町の雰囲気も楽しみました。
とてもおすすめの映画です。
七藝は監督の講演会もあったりと面白いですね。
この映画も見ようかどうか熟考中です。
受け取るものが大きいと迷ってしまうんですわ。
こんにちは。すっかり秋らしくなってきました。
先日ホームセンターのペットコーナーにフラフラと足が吸い寄せられ、
桜文鳥のヒナに「どちたん?ん?ん?よしよしよし・・・」と
指であやしていた私です・・・。
おおっと、危ない、危ない。
人がいなくてセーフでした。
やっぱりヒナは可愛いですね。
文鳥はいいなぁと思います。
でも今はヒナは飼えないので我慢です。
あと近況としては、白髪が増え、腰痛で一時動けなくなり、
もうね・・・なんというか、カラダの変わり目を実感しておる所です。
(今まで首→膝→腰と悪くなりましたが、この中では、
やはり腰が一番辛いことが分かりました)
腰(背中?)の筋肉は大事です。
仙骨を意識して歩いたり、腰痛体操をしたりしてます。
さて、映画の件ですが、確かに見終わった後は、
「フーっ」と一息ついてしまいますが、私は見てよかったです。
鉛のような重さではないです。
今、脳の病気のことで関心があったので余計タイムリーでした。
映画を見る前に、他の方のレビューで、
「下品で粗野な感じで嫌悪感が・・・」とあり、
一瞬躊躇したのですが、私はそんな印象は受けませんでした。
お家がものすごく生活感に溢れていて、多分その乱雑な感じや
言葉遣いのことを指していたのかなと思います。
でも、老人の1人暮らしのお宅なんて、片付けるのも面倒くさくなるし、
だんだんとっちらかっていくのかもしれません。
うちの実家も似たり寄ったりですし・・・(^_^;)
あぁ~・・・
YouTubeで「認知症」と入れてみたら、(実の親の病状?)の投稿動画があり、
(それも驚きだったのですが)映画で見たのより深刻だったので、
『これはちょっと大変だ・・・』と思ってしまいました。
(映画の方はまだそこまでではない)
今はいろいろ思うこともあるのですが、
なかなか文章にできず・・・
でも、気持ちは落ち着きを取り戻しています。
映画を見て少し気持ちが楽になったのと、
介護に携わる立場の心構えというか態度というか、
そういうのが役に立ちました・・・
もっと肩の力を抜いて、自然体で接するのがいいのかもと。
という訳で、今は見れなくても、いずれまたDVDにもなると思いますし、
また見れるような気持ちになった時が、そのタイミングかもしれません(*^_^*)
これからの季節、美味しいものを食べ、ぐっすり眠り、
カラダに気をつけて秋を楽しみたいですね。