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徒然スキーヤー日記

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スバル サンバーバンに乗ってみた…そして,2021/5/20(木)の渋峠スキー場特派員レポート!

2021-05-21 02:41:03 | 車試乗
えー.
本日も,まずは志賀高原の渋峠スキー場から
送られてきた,いつもの特派員レポートで
スタート!

今日も朝から+10℃近い気温でスタート
だったようですが…

この下の写真のの右端,電源車が見えますね.
雪が解けないと地下送電線の復旧工事が
できないとのことで,GWの落雷による
停電からまだ復活していない渋峠.
今シーズンの残り期間,リフトはずっと
この東電提供の電源車で動かすようですね…

で.天気はちょうどいいうす曇りで,
雪の表面は日差しで緩まず,結構
いい感じで板が滑ったようです…!

ただ.そろそろコースの一部,狭くなって
来たところが…(涙)

で.
今日も下から見て右側のウェーバー
コースはオープンしなかったようですが.

昨日に引き続き,コースへは雪出しを
していたようなので.
週末に向けて,コースを休ませて整備を
続けているウェーバーコースの方が,
いいコンディションでも滑れるかも…?

ただ.
特派員によると,今週末オープンするかも…
と言っていた海和ゲレンデ.
週末に動かすのはちょっと厳しそうかも…
という話でした.

でも,渋峠はコース整備を必死にやっているので.
渋峠は今週末はまだ滑れそうですね!

ってな感じで,
本題へ.

以前,記事にしたように.
我がVMG LEVORG君がビルシュタインダンパーの
不具合のため,フロントストラット交換となった
わけですが.


一晩車を預けることになったけど.
なかなか代車の手配がつかず,
修理の日程が決められなかったところ…

ディーラーさん「Sさん!やっと代車手配できました!」

私「良かった…」

ディーラーさん「ただ…」

私「ただ…?」

ディーラーさん「手配できたのが,サンバーバン
 なんです…軽四のバンです」


私「サンバーバン…っ!??」
 (あの,郵便配達とかで使ってるあいつか…??)


ディーラーさん「これでもいいですか…?」

私「…むしろ,めったに乗れない車なので
 乗ってみたいです…」


ということで.
なぜかLEVORG 2.0Lの代車がサンバーバン…
2日間サンバーを乗り回してみましたが.

これはきっと,
SUBARUの全車種で最もパワーのある車と
SUBARUの全車種で最もパワーの無い車

のコントラストを楽しんでください…
という.
ディーラーさんの粋な計らい
ですね!←ちょっと違う


この車.
おそらくサンバーバンでも下から2番目の
グレードになる,「トランスポーター」.

一応,シートはビニール地じゃなく
ファブリックだし.
パワーウインドーもついてます!
ただ,リヤシートはベンチタイプ.
そして,自動ブレーキなどの
サポートは無いグレード.


ただ…
軽四バンって,久しぶりに乗ったけど…
昔に比べると,進歩してるなぁ…

何と.アイドリングストップがついてる!
…アイドリングストップって,
バッテリーやオルタネータも大型化
しないといけないし.
さらにブレーキサーボもバキューム保持
ソレノイドとかもいるし.
各種センサーいっぱい積まなきゃいけない
から,かなり金がかかるんだけど…
今は軽バンもアイドリングストップが
標準なのか!

そして.
ステアリングが電動パワステだ!
…昔は商用バンはパワステ無しが
あたりまえだったのに…

まぁ,ステアリングやシフトノブ,
インパネはそれなりの造りだけど.
アイドリングストップ時や燃料消費率で
メーターの照明色が変わったり.
いろいろ進化が…


とりあえず.
走ってみると…
…エンジンパワーが.
エンジンパワーが,
圧倒的に足りない…
アクセルベタ踏みでも,
LEVORGで軽く踏んだ時より
加速しない…!
エンジン音だけ盛大に盛り上がるけど.
車が前に進まない!←軽商用バンをLEVORG 2L 300psと比べてはいけない

…でも.加速フェーズが終わり,
定常走行に入れると.
うわ.
意外とエンジン音,静かだわ…
3気筒の安っぽいパタパタ感はない.
加速時が騒がしいから,相対的に
静かに感じるだけかもしれないけど.
街乗りでクルーズしている分には
結構静か.

そして,減速時は車が完全に停止する前に
エンジンがストップする,アイドリング
ストップ機能が働き.
車両停止時も静か…

ただ,アクセルを踏むと賑やかになります.
また,CVTでも5速ATでもなく,
4速ATなので…
スピードを出した高速道路とかでは,
賑やかだろうな.

そして,足回りだけど.
空荷で乗ったからか,かなり硬めの
しっかりしたダンピング.
おや??
意外としっかりした足じゃないか…

と,横Gをかけてみたけど.
この車.運転席の下あたりにエンジンがある
完全ミッドシップで.
エンジン搭載位置も低いし…
空荷だと,かなり重心が低いぞ!!
空荷時のロール,車の背の高さから
想像するよりよっぽど小さい!!

そして.
この車,リヤは3リンクリジッドサス.
これ,ロールしても対地キャンバーが
変わらないという.
普通のサスなら,かなりバンプ側キャンバーを
ネガティブにセットしないと出せないような,
ロール時に適切なキャンバーがバッチリ
出るサス.
(路面から突き上げ食らったりした時の乗り心地や
安定感は独立懸架に劣るけど…)


だもんで…
ロールの少なさと,ロール時の対地
キャンバーの適切さが相まって.
横Gをかけた時のリアのグリップ,
意外にも,全然抜けない!!
リアの接地感が半端ない!
ミッドシップ&超低位置搭載
エンジンと合わせ,びっくりする
スタビリティの高さ…!!!

この車.空荷で横Gをかけていった時の
ロールの少なさ,ロール時のリアの接地感の
抜けの無さ,ミッドシップならではの
スタビリティの高さは…
私にとっては衝撃レベルでした(笑).
すごい.
見た目から予想した走りよりは,
各段にいい感じでした!!


いや.
今後,峠の下り坂で,空荷の
サンバーバンに後から迫られたら,
ヤバいんじゃないか…??
と思うほどでした(ちょっと誇張あり)

そして.
意外と電動パワステの制御も良くできていて.
しっとり感とまでは言えないまでも,適度な
反力と路面インフォメーションがある,
いい感じのステアリング.
下品な脈動や変なキックバック,高速時の
オーバーアシストによる不安定感があった
昔の激安油圧パワステに比べれば.
全然進化してる!!

ということで.
エンジンは驚くほど非力ながら.
ミッドシップ&低重心&リアリジッドサス
という組み合わせで,
意外と面白いじゃないか
と思わせた,サンバーバンだったのでした…

PS
この車もウインカーレバーを操作した後
中立に戻っちゃう仕様なんだよな…
ウインカーを止めたいとき反対側に
操作するってのがちょっと慣れない…
コメント (7)

新型のVN LEVORGに試乗してみた…その2

2021-03-06 00:22:12 | 車試乗
えー.
本日も,志賀高原には
多数の優秀な特派員
が派遣されていたわけなので.
今日も特派員レポートからスタートする
わけですが…

今日の朝は,曇り空ながら,ところどころ
青空も見える天気でスタート!
今朝までの積雪0で,おこみんはシマシマの
上に鎮座してます…

で.朝の気温は-1℃と,
 朝は0℃をちょっと下回る程度.
という予想通りの高温で始まった
一日で…

バーンは見事なシマシマ!!!
…に,見えますが.
昨日緩んだ焼額のコースは,緩んだ雪が
固まったザラメのシマシマで,快感度は
ちょっと低かったようです…

奥志賀エキスパートコースも,
朝のうちはちょっとコロコロ気味
だったようですが.
じきに緩んでしっとり
滑りやすくなったようで.

そして,昨日も緩まなかった寺小屋が
実は一番良かったようですね…!

寺小屋はしっとりせずに,いい
雪だったようです.

ただ,昼ごろになると雪がぱらつきだし…

昼間の気温はプラスにふれてしまったので.

降る雪も,ウェアに着くとびっしょり
濡れるような雪で.
ゲレンデも滑りの悪い重い雪に
覆われて行き…

麓近辺では完全に雨っぽく.

ゲレンデの雪質は,全面的に
重い,滑りの悪い雪質になっちゃった
ようです…

午後3時ごろには,第1ゴンドラ乗り場は
ほぼ雨だったというレポートがありましたが.

…こんな天気&ゲレンデコンディションに
関わらず,ラストリフトまで滑ったという
報告が数人の特派員から送られてきて…

今日も,
志賀高原の特派員は違う
という思いにあふれた,Skier_Sだったのでした…

で.
やはり明日は,朝から気温が高い,
終日曇り空ですね….
…もしかしたら,明日ゲレンデに行く人の
行いが悪かった場合.
朝にわずかだけ,限りなく雨に近い雪が
ぱらつくかも…??
そして,午後に冷えていくので.
午後はカリカリバーンになりそうな感じ…
あんまりいいコンディションじゃなさそう
ですので,覚悟しておいてください.

ってなことで.
本題へ.
LEVORG試乗レポート.
前回の続きです…!


えー.
先日のレポートで.
不等長排気のところに,多くの方が反応してましたが.
これ,CB18エンジンはシリンダヘッド
一体型エキマニ
になったために,右バンクの1-3と
左バンクの2-4シリンダの排気がそれぞれ
ヘッドで一旦合流されてから,左右バンクの
排気管を繋ぐ…という仕掛けになったから
なんですが…

…普通はキャタライザをなるべく
排気直後に置きたいから,
あるいはターボまでの配管距離を短くして
圧損を減らしたい…
という目的で使う,このシリンダヘッド
一体型エキマニ.
水平対向エンジンのシングルターボだと,
どっちにしろ左右バンクの排気管を
繋げた後にしかターボを置けないし.
ターボ車だと,キャタライザーは
ターボの下流なので.
…なんでCB18エンジンをシリンダーヘッド
一体エキマニにしたのか,イマイチ
私にはよく分からないです…

排気干渉する右側1-3シリンダと,
左側2-4シリンダとでそれぞれ合流させた
あとの排気をターボに導くので,
排気干渉が起こらない
前2個の1-2シリンダと
後2個の3-4シリンダの排気を
それぞれ合流させてからターボに
導くFA20やFB16エンジンと違って,
ツインスクロールターボ化も
できないし.
(なので,FA20やFB16はツインスクロール
 ターボだけど,CB18はシングルスクロール
 ターボとなる)


これ,動圧が利用しにくくなるし,
A/R比も稼げないので,ターボ
レスポンス悪くなる方向に行くんだけどなぁ…??
なんでシリンダヘッド一体型排気
マニホールドにしたんだろ????

…でも.
排気干渉しまくりの不等長排気になったとはいえ.
新型LEVORGは,旧型LEVORGより静かです.
うーん.
音対策,かなり頑張ったんだろうな…

で.
私個人的には一番気になっていた,
リーンバーンの効果や如何に?
というところですが.
リアルタイム燃費系を見て走ってみたところ…
かなりの緩加速でも,加速フェーズだと
ストイキ(ストイキオメトリー:理論空燃比)
で燃やしているようで.
アクセルほぼオフのコーストに入れないと
リーンに入らない感じですね.

ゆるゆるとでも加速しようとすると,
燃費系がすっとリッター10くらいに
落ちますね…
運転領域のかなり広い範囲をリーンで
燃やせるようにしたって言ってるよう
だけど…
運転がラフな人の場合は,ストイキで加速,
燃料カット域で減速…
となるので,リーンのおいしいところは
使えない感じ.
気をつけて燃費走行する人以外,普通の人の
街乗りのアクセルワークだと,リーン域に
入らないんじゃないかな?

…気を付けてリーン域に入れる
運転をすれば,そこそこの燃費で走れそう
なんだけど.
おそらく,普通の人の場合,燃費は先代
1.6Lからそれほど改善しなさそうな予感…
すごい金と手間をかけたリーンバーン
エンジンなのに,ちょっともったいない…

…あ,そうそう.
この車,リーンバーンで点火しにくいところを
いろんな成層燃焼やプラグ形状の工夫で
無理やり燃やしているエンジンなので.
火が付きにくいハイオクガソリンはNGです.
必ずレギュラーを入れる必要があります.

説明書にも,
「無鉛レギュラーガソリンが入手できない
 ときなどは,無鉛プレミアムガソリンを
 使用することもできますが、エンジンの
 性能を十分に発揮できないおそれがあります

と書かれているくらいで.
ハイオクを入れると,おそらくリーン燃焼
しないように制御されちゃうんじゃないかな…

で.
この1.8Lエンジンは,先代の1.6Lと同じく
アイドリングストップがついてるんですが.
このアイドリングストップ,クランク角
位相制御されてる?
先代のアイドリングストップからの始動時,
ちょっと「ブルルン」とエンジンがゆすられる
感じだったのが,かなりスムースに始動します!

そして,このアイドリングストップ.
ウインカーを点灯しているとエンジンが
止まらないんですね…
前はステアリングがある程度以上切られて
いるとストップしない,ステアリング角
制御で,ウインカー入れててもアイドリング
ストップした気がするんですが…
違いましたっけ?>1.6Lに乗ってる方

ってなことで.
1.8Lエンジンが気になっていたので,
ついついエンジンに注目してしまいましたが.

続いて足回り.
足回りは結構いいよ!
ボディのしっかり感とダンピングの
心地よさで,先代より車格が上がった
感じがあります…

試乗したのはSTIだったので,ドライブモード
セレクタ―がついていて,
・コンフォート
・ノーマル
・スポーツ
・スポーツ+
の4モードで切り替えられます.

画面タッチでも切り替えられますが,
ステアリングのこのボタンでもワンタッチで
モードが切り替えられます.


モードを切り替えると…
バネレート変えずに,ダンパーだけで
ここまで性格変えられるのか…!
と驚くほど,足回りが変わります.

コンフォートとスポーツ+が
同じバネレートと思えない.
コンフォートは数kg/mmバネレートが
下がった感じ.
コンフォートはかなり優しい感じで,
足が柔らかく動くけど.
いや,意外とこれがいいかも…?

おそらく,タイトに攻めて狙ったラインを
走るにはスポーツがいいんだろうけど…
自分が普通に街乗りに使うなら,
NormalじゃなくComfort一択かも?
柔らかいのに衝撃も揺り返しがほぼ無く
一発で抑え込む感じ.
大きな横Gをかけなかったので,
コンフォートでのロールの出方まで
確かめられなかったけど…

スポーツは締まった感じになるけど.
普通に山道を流すぐらいだとコンフォートで
十分ですね.
私にとって,スポーツの出番はほとんど
なさそう…
コンフォートなら,同乗者からも
不満は出ないんじゃないかな?

スポーツも,先代A型の時のような
ゴツゴツ感は無く,いい感じに角が
とれた感じだけど.
ブッシュで高周波を別に吸収している
感じは無く.ダンパーがちゃんと仕事
してる感じ.

…むしろ,自分のVMG LEVORGに
戻ってみたら.
普段は気にならない,ブッシュが動いてから
ダンパーが効き始める,わずかなラグを
感じてしまったので.
いや,このVMGも,フロントサスは一部
ピロボールだし.普通の車に比べれば
かなりブッシュが硬めのはずだけど…
新型LEVORG,かなり良くできてる…

あと,エンジン&リニアトロニックの
変速制御もモードセレクタ―で切替わって.
SportsやSports+では,なるべく高回転
まで引っ張る制御になりますが…
これは先代のSIモードと同じなので
それほどインパクトは無く.
モードを切り替えた時の足回りの変化の
方が,強烈に印象に残りました…

で.
ブレーキフィールは先代とそれほど変わった
感じは無いかな.
…というか,ブレーキペダルがちょい軽め
になり,ストロークが少し伸びた感じが
するのは気のせいか…

そして最後に.
ちょっと不思議だったのは,上下で固定
されないウインカーレバー.
普通はウインカーレバーは,ウインカー
点灯時は上,または下で固定されて,
ウインカーが止まると中間点に戻る…
ってのが普通のところ.
このウインカーレバーは操作してもすぐ
中立点に戻る仕様.
ウインカーを手動で止めたい場合は,
逆向きにウインカーレバーを操作します.
これには一瞬戸惑いました…

ってなことで.
さすがに2Lほどの悪逆な加速はしないものの.
これだけのパワーがあれば私には十分だし.
ガソリンもレギュラーで安いし.
コンフォートは乗り心地いいし.

…うーん.
2Lに乗っても,そんなにアクセルを踏むことが
無い私にとっては.
新型に乗り換えてもいいなぁ…
コメント (9)

新型のVN LEVORGを試乗してみた!…その1

2021-03-05 01:43:30 | 車試乗
えー.
本日も,志賀高原の特派員からかなり
大量に写真を送っていただいたので.
定番の,特派員レポート!

本日は,朝は積雪が無く,
あさイチは見事なシマシマバーンで
スタート!
(そしていつものおこみんに癒される)

あさイチの奥志賀山麓の温度計は-3℃と,
ちょいと高め…
焼額山頂は,予想通り-5℃程度だったん
じゃないかな?

とりあえず,朝イチはすごく
気持ちよさそうなシマシマ!

すごくいい感じのシマシマ!

…ですが.
ちょいと硬めだったようで.
表面が崩れると,殺人コロコロ!

全面コロコロ祭りになっていたようです…

で,天気はすっきり晴れだったので.
標高が低い西館・ブナより低いところや,
日差しの当たる焼額のGSコースなんかは
午前中には雪が緩み,しっとりした春の
雪になっていったみたいですが…

でも,標高が高い寺子屋は.

終日けっこういい雪をキープ
してくれたみたいです!

一の瀬正面やパーフェクターも,
午後になってもいい感じのフラットで.

かなり気持ちよく滑れたみたいです!

いや.
今日も天気よくてうらやましい…

でも.
西舘では,夕方のリフトストップ時も
気温はプラスだったようなので.

昼間はスーパー春雪,
営業終了時にはシャーベット状の
雪だったようで.

うーん.
3月になると,春だなぁ…
と感じさせますね(涙)

で,日曜にぶっ壊れてお客さんが救出
されていた,ファミリーペアB線.
故障のまま,運休でしたが.
今日は降り場のプーリーを外して
修理していたらしく…



午後に取り付けが終わったようなので,
明日以降は運転するのかな?


明日…というか,もう今日の金曜は
予想通り,気温が上がる曇り空で,
雪が緩みそうですが.
…もしかしたら.
運が悪ければ,夕方に,ポツポツと
液体が落ちてくるかも…
まぁ,ポツポツですが.
運がよければ湿った雪で済むかも…

という,いつもの特派員レポートのあとは,
本題へ.

昨年10月にフルモデルチェンジした
新型LEVORG.
普通,毎週のようにスキーに行っている
スキーシーズンのこの時期だと,
普段なら車の試乗はできないところ.
今回,コロナ騒ぎでスキーに行けておらず.
ちょうどうちの車を点検に出すついでに,
試乗してきました…!

…形式名VNとなるこの新型LEVORG.
私が乗っている,旧型となった
VM LEVORGからはかなり大きく変わってます…

エンジンは,1.6Lの後継となる1.8L.
2.0Lモデルの後継となるグレードはまだ
出てませんね…

ってか,LEVORGにも,いずれ
米国向けOutbackなんかに使われている
2.4Lターボエンジンが乗ったグレードが
追加になる…
という説もありますが.
1.8LでもSTIは400万円を超えるのに,
2.4Lって一体いくらになるのやら…
まぁ,2.4Lが出たとしても,私が買える
値段ではなさそうですね(涙)

ってなことで.
試乗したのは最高グレードとなる,
STI のアイサイトX付きモデル.

.
内装を見てみると…
私の乗っているLEVORGより質感は
上がった感じがしますね.
マツダ車のような高級家具のような
高品質感というより,フルディスプレイの
メーターや大型ディスプレイで,
未来感がある感じというか…

でも,ステアリングやドアトリムの
手触りもいいし.
安っぽいプラスチック感は無く,
高級車の感じ.
でも,400万円を超える車と考えれば,
この程度の品質はあってほしい
感じかな…

シートポジションは先代と現行は変わらず.
視界も全く先代と変わらない感じ…
見切りはよく,視界は広く.
先代,あるいは最近のスバル車に
乗りなれている人は,全く違和感なく
運転できると思います.
ただ,センターコンソールは高く,
シフトレバーも,先代より高い
位置になりましたね.

シートは…
STIモデルなので本革だったのですが.
これ,完全に好き嫌いの問題なんですけど.
私のVMGのアルカンターラ地の方が,
本革シートより表地が滑らなくて
いいかな…


リアシートは…
をを!
数字以上に広くなったように感じる!
新型フォレスターの後ろ座席の広さを見て,
うらやましく感じてたけど.
新型フォレスターと同じホイールベースに
なった新型LEVORG.
フォレスターに見劣りしない,
「これだけあれば十分だろう…」
という後ろ座席の広さになったし.

さらに,リヤのエアコン噴き出し口&リアシート
ヒーターが着いたので.
…これで,後ろ座席の人も暑い&寒い思いを
せずに済みますね…

現行LEVORG,スキーの行き帰りで
ちょっとリヤシートが寒いようなので,
リアシートヒーターは助かる!

トランクは…現行と同じか,ちょっと
広く感じる程度.
まぁ,インプレッサとかに比べれば
広いので.
普通は十分な広さかな…


とりあえず.
乗って走らせてみましょうか.
走り出してみると.
出だしのエンジンレスポンスは,
先代の1.6Lで感じた,回転が上がるまで
エンジントルクが乗らない感じは全くなくなり,
アクセルを踏んだ瞬間からトルク感があります.
結構軽快に加速しますね…
トルク感は普段使いには十分以上.
2Lから乗り換えても,普通の街乗り
レベルの加速なら不満は感じません.
ラグも,ほぼNA?というほどターボ感が
ないですね.

…たぶん,かなりタービンが小さいんだろうし.
あと,スロットルの非線形&オーバーシュート
制御で,走り出しで過剰にスロットルを
開けているんじゃないかな…

で.
アクセル全開時のパワー感は当然のごとく
先代の2Lには劣るけど,普段使うせいぜい
4000回転くらいまでの領域なら,ターボが
詰まる感じもないし.
エンジンのピックアップもいいし.
これだけ走れば,私には十分!!

不等長排気管に戻って,エンジン音が
どうなるか気になってたけど.
エンジン音はVMのLEVORGより静かですね….

…すごく長くなりそうなので.
続きはまた明日…
(続く)
コメント (8)

トヨタ・ヤリスクロスのハイブリッドに試乗してみた

2020-12-23 04:00:15 | 車試乗
今日,22日の火曜の志賀高原.
晴天最高だったようですね…
あぁ…こんな日に滑りたかった…

(某20000m特派員より)

そして.
ついに今週金曜から,わが生息地,
焼額第1ゴンドラの営業開始です!
それもGSコースだけじゃなく,
オリンピックコースも同時オープン
するようです!

焼額山スキー場ホームページより)

いやー.
自分の生息地が動き出すとなると.
これでやっと落ち着きますね…
ようやく,私の本格シーズンの
スタートです…!

ってなことで,本題へ.
先日,トヨタのYaris Crossに試乗してみたので.
久しぶりの車試乗レポートです!

この車,ヤリスをベースに車高を上げて,
SUVっぽいボディを載せてるわけですが…
見た目は背が高くて,ボンネットの高さも
あるので,かなり大きめに見えますね…


試乗したグレードは,Hybrid Z.
ヤリスクロスの最上位グレードになります.

運転席を見ると…
シフトノブ回りとかにちっとプラスチックっぽさも
あるものの,ステアリングも本革だし,
メーターは巨大なディスプレイ化してるし.
まぁ,260万円もする車ならこのくらいで
あってほしい…というレベルに達しているか…


後ろ座席はミニマムの広さですね.
大人が長時間乗るとつらいかな.


ただ,トランクがヤリスよりかなり
広くなってるように感じます!


…ってな感じで.
運転席に座ってみますが…
シートの座り心地はいいですね.
シートは電動シートですが,
モーター数を減らして,前後動や
リクライニングを一つのモーターで
切り替えてやるタイプだからか.
シートの調整時に,ギアの駆動音が
ちょいと響きますが.
まぁ,シートを動かすときの音くらいは
どうってことは無い.

ということで.
いざ,スタートボタンを押しますが…
ハイブリッド車なので,システム起動しますが,
エンジンはかからず.
アクセルを踏むと,最初はモーターでスーッと
走り出します.
ステアリングは…低速ではアシストが結構強めで,
クルクル回せますね…

足回りは…車高が高くてサスのストロークが
あるぶん,スプリングレートは低めかな?
と思ったところ.
バネレート自体は,ヤリスとそんなに変わらない
のか,結構しっかりした足回り.
柔らかさより,適度な硬さがあり,
そこそこのスピードで舗装路を走るのに
合わせてある感じ.

そして,アクセルを踏み込むと.
エンジンが掛かりますが…
エンジン始動の音と振動がしっかり
聞こえますね…
カローラとかプリウスは,エンジンが
かかっているかモーターのみで走っているか
分からないレベルですが,ヤリスクロスは
エンジンが3気筒で振動が抑えきれて
いないのか,エンジンルームの防音が
弱いのか.
エンジンが始動するたびに,
「ブルン」という音と振動があるのが,
ちょっと惜しい…

そして,エンジンが始動してからは,
割とはっきりエンジン音が聞こえて.
そして,加速が終わるとエンジン音が
止まり,静かになります…

交差点などを曲がって,また加速する
際にまたエンジンが掛かるのですが,
加速を始めてしばらく後から,
「ブルン」とエンジンが掛かり,
加速が終わるとエンジンが止まり…
というのを繰り返すので,
「エンジンが掛かるかな…来るかな…来た!」
という感じ…

アルファードやハリアーなんかの
ハイブリッドだと,エンジンが掛かって
いるかどうか,メーターを見ないと
分からないレベルだから気にならないけど,
エンジン音が聞こえると,
「いつエンジンが掛かるんだ…?」
と気になってしまうんだなぁ…
慣れれば気にならなくなるのかもしれないけど.

で,純粋なエンジン車より,モーター
トルクがプラスされる分,ハイブリッド車の
方が加速時のトルクがあるはずですが,
人間が感じるトルク「感」というのは
結構いい加減なもので…
エンジン回転が上がらないのに低回転から
トルクが出ると,トルク感があるように
感じるけど.

この車,ある程度以上のトルクを
出そうとした時にはエンジンが掛かり,
それもそこそこの回転数で回るので,
「頑張ってパワー出してます!」
という感じで,余裕のトルクで
加速している…というトルク感が
弱く感じるのも,惜しいところ.

うーむ.足回りや,ステアリングフィールが
わるくないだけに.
エンジン始動時の振動とエンジン音が惜しい…

基本的に街乗りしか乗っていないので,
コーナーを攻めた時の挙動などは
分からないけど,
足回りは比較的しっかりしているので,
高速での安定性も良く,普通の道を
走るぶんには不満は無いでしょう.

ということで.
トヨタが気合を入れて作ってきた
車なんだろうなぁ…と思いながらも.
このグレード,4WDだと280万円もするし.

うーーーん.
私なら,エンジンも静かで,
モータートルクがヤリスの
1.5倍以上あってグイグイ気持ちよく
加速してくれる,FITの方を選ぶかなぁ…
コメント (3)

スバルXVの1.6i-LアイサイトC型に試乗してみた

2020-09-14 01:26:59 | 車試乗
えー.
LEVORG君の1年点検に車を出した時に,
代車を借りて.
その代車が,試乗車として使っている,
XVのD型の1.6Lだったんですが.

…せっかく乗ったんだし,ちょっとこいつの
試乗レポートを書いておきましょうか…

すでに現行C型の生産は終了し,
10月からビッグマイナーチェンジ版のD型に
切り替わる
ということもあり,今さら感も
ありますが.
とりあえず,C型のXVの試乗レポートをば…

まず,見た目ですが…
まぁ,好き嫌いがはっきりする車だと思いますが.
私は好きです(笑).
でも,1.6Lのエンジンにしては車体が
デカすぎる感じがしないではないかも…


で.
内装は…
200万の車として考えれば,
車格以上の質感!

…ってか,250万円以上する2.0Lの
グレードと内装は変わらないので,
価格以上の内装感があるのは当然かな.


ただ,この車.
試乗車ということもあり,本革シート以外の
オプションがほとんどフルでつけられていて.
視界拡張のサイドカメラもついてるし.
(一番上のインフォメーションディスプレイに
 カメラ画像が写っている)


ステアリングもオプションの本革仕様だったので,
高級に感じたってのもあります…


リヤシートは,必要十分な広さかな.
ってか,現行LEVORGよりちょい広いくらい.


トランクは…
まぁ,これだけあれば普段使いで
足りなくなることは無さそうな感じ.


ってことで.
実は,この型のXV.
2.0ハイブリッド仕様のe-BOXERは
過去に乗っているのですが.
今回,1.6Lの出来はどうかな?
ということで.
じっくり走ってみます…

とりあえず.動き出しは…
結構静かな,高級な感じですね.
そして,段差乗り越えもジェントルな感じで,
ボディはかなりがっしり感がありますね….

で.
ちょっと加速してみると.
…う.
ボディが重く感じる…
というか.
端的に言って,アンダーパワーに感じます.
踏み込んで行けば,絶対的パワーは
「まぁ,こんなもんかな」
って感じで出てくるのですが.
加速の最初の,アクセルを踏んでから加速Gが
出てくるまで.ちょっと待つ感じがあります…

加速Gが出てくるまでに,CVTがローギヤ側に
落ちて,回転数が上がって,それからやおら
出力が出てくる…
という感じで,ラグもあるし.
さらにエンジン回転が高まりエンジン音が
頑張り始めるので.
エンジン音の頑張りほどスピードが出てないよ!
…という感じになります.
うーむ.
やはり,1.4tを超えるボディに,1.6LのNAはちょいと
アンダーパワーか…
でも,クルーズに入ると回転数もぐっと落ちて
静かだし,いい感じ.

あ,この車.
パドルシフトがついているので.
こいつであえてマニュアルシフトして,
エンジン回転を引っ張りながら
パコパコシフトしていけば,ラグを気にせず
加速できますよ~!
高速の加速とか,いざ加速したいって時に,
アクセル踏み込みと同時にシフトダウン
すれば,エンジンは頑張ってます!って
音を出しますが,パワーは出ます(笑).

そして.
ステアリング.
これは,この車格以上のいいステアリング
フィールです.
ただ,ちょっとインフォメーション感が
少ないかな…
とはいえ,電動パワステもものすごい滑らかで,
不自然な反力もなく,全く違和感なし.
最近の車は,全体的にステアリングフィールが
かなり改善されてますね…

で.
足回り.
これは,段差の乗り越えやショックの吸収に
関しては,かなりいい感じなんですが…
e-BOXERの時は,かなりいい感じを受けた
このサスペンション.
1.6Lのこいつに乗ると…
ちょっとロールの収束が遅く,
突き上げを受けた後のボディ上物の動きが
大きめに感じます.
感覚的に,バネレートとダンピングが
e-BOXERより弱くしてある感じ.

e-BOXERの方が150kg以上重いので,
バネレートもちょい高めにできて,
かつばね上の重さで,上物が安定してた…
ってのがあるのかもしれません.
スタビライザーも,e-BOXERより
弱くしてあるか,あるいはリア側は
外してあるとかかな?

前にe-BOXERがすごく良かっただけに,
上物がちょっとゆらゆらする感じが
e-BOXERより強く感じたのが
残念…
いや,とはいえ,e-BOXERより50万円以上
安い車と考えれば,かなり上出来です.
比較的良くできている足だと思います.
かなり滑らかに動きます.

ってなことで.
走った感じは,e-BOXERのほうが
1グレード高い車だな,と思わせる
だけの差がある感じでしたが.

230万円で4WDで,
さらに高速道路でほぼ自動運転と言える
アイサイトツーリングアシストが
着いてます
から.
この完成度なら,
エンジンパワーがもう少し欲しいところを
我慢出来れば,
結構お買い得な車なんじゃないか…?
と思った,Skier_Sだったのでした.
コメント (4)

MAZDA 3 Skyactiv-Xエンジン車に乗ってみた

2020-08-21 00:59:37 | 車試乗
えー.
どうやら.
書きかけのこの原稿を,また間違えて
今日の朝から昼過ぎまで晒してしまっていた
ようなんですが…

…誰も見ていない.
書きかけの原稿なんて,誰も見て
いないはずだ…!
ということで.
まるで知らなかったふりをして投稿!

ってなことで.
スキーシーズンも終わり.
自宅待機もある程度緩和されてきた
今日この頃.

…とはいえ,県境を超えた遠くへのお出かけは
控えておきますか…
ということで.
選んだお出かけ先は,自宅近所のマツダ
ディーラーさん.

かつて,ノーマルガソリンとディーゼル車には
乗ってきたものの,その時はSKYACTIV-Xエンジンは
まだ出ておらず,試乗できなかったので…
当初スケジュールよりリリースが遅れた
SKYACTIV-Xエンジン車,やっと乗ることが
出来ました~!

そもそもSKYACTIV-Xエンジンとは…
普通のガソリンエンジンと違い.
ディーゼルと同じ,高圧縮での混合気自着火を
積極的に利用したエンジンで,
そのメリットは…
・圧縮比(図示膨張比)が高くできて燃費がいい
・リーン燃焼ができるので,スロットルロスが少なく燃費がよい
・リーン燃焼ができるので,燃焼温度も下げられる
  ⇒比熱比向上による燃費改善
  ⇒冷却損失削減による燃費改善
・部分負荷時の絞り弁絞り量が少ないので,
 アクセルレスポンスがいい

などと主張していますが.
このあたり,また論文をいろいろ読み込んだので
また別途報告するとして.
とりあえず乗ってみた感想をば…


まず,乗ったグレードはX L-Package.
シートも本革で,BOSEサウンドオプションが
付いていました…
内装の質感,グレード感は高いよ!!


いや,これは素晴らしい…
と思ったら.
「本体価格338万,ナビ&BOSEサウンドオプション
付けると350万円です」

…ちょいと高いですね…
「4WD希望ですか!??
 だとすると…オプションなしで360万円です」


…なるほど…
SKYACTIV-Xエンジンを選ぶと,
LEVORG2.0と同じ価格帯か…
一番安いグレードは340万ちょっとであるけど.
これは自動追随オートクルーズがついてなくて.
自動追随オートクルーズがある最低グレードの
4WD車でも355万円.
LEVORG2.0のV-SPORTより10万高いのか…っ!

ってな感じで,SKYACTIV-Xエンジンを選ぶと,
かなりお値段が高い車になっちゃうけど.
この内装なら,その車格に見合った品質感.

とりあえず,エンジンを始動すると…
をを!!
エンジン音はすごい静か!!
HPCCIは高圧縮で,どう考えてもディーゼル的な
高周波音がするはずだけど.
HPCCI燃焼を安定させるための熱カプセルで
エンジンが覆われているので.
副次的効果としてすごい静かになっているようで.
高級車並みのアイドリングのサイレントさ!

ってなことで.
非常に期待して,車を動かしますが…
ふむ.
足回りは比較的締まった感じ.
…ってか.
締まってるというより.
ちょっとフロントが跳ね気味?
ダンピングの収束がよくないんです
けど…??

…たぶん.
このディーラーさん.
タイヤの空気圧,メーカー指定より高く入れてるよ.
間違いない…(涙)

惜しい.
惜しい.
Mazda3,前回はすごく感動した足回りで.
久しぶりにそれを感じようと思ったけど.
空気圧にセンシティブらしいMazda3のサス.
空気圧が高めだと,突き上げの角はとれてはいる
ものの,ドン!という感じの揺さぶりが
わずかに入り,そのあとのタイヤの収まりの
時定数もわずかに長い感じ…
惜しい…

タイヤの空気圧が高めなので,縦バネの
硬さ感に比べ,横G方向の剛性が心持ち低めに
感じる…
いや,Mazda3,もっといい車のはず…
惜しい.
Mazda3に乗っている方,この車の真の性能を
味わうために,タイヤの空気圧に注意しましょう…

まぁ,
それでも,ボディ剛性はがっしりしていそうで,
足回りの素性の良さは感じられます.

とりあえず.
肝心なのはエンジン.
…まぁ,SKYACTIV-XエンジンのHPCCIって,
決して排気量当たりの出力・トルクが高まる
仕掛けでなく.熱効率を高める仕掛け
なんだけど…
Mazda3のSKYACTIV-Xは機械式スーパー
チャージャーの過給付きエンジンで,
カタログ数値は
 2L NAエンジン:156ps/20.3kg-m
 1.8L ディーゼル:116ps/27.5kg-m
 2L SKYACTIV-X:180ps/22.8kg-m

と,出力・トルクとも2Lの通常エンジンより
1割ほど高い値になってます.

かつマイルドハイブリッドによる
モーターのサポートもあるので,
2Lより軽快かな…
と思ったけど.
「ドライバーが意図しただけトルクが出る」
という調整になっているアクセルペダル.
1.8Lだろうが2.0L NAだろうがSKYACTIV-X
だろうが,同じだけ踏めば同じだけ
加速されるよう調整されているようで.
アクセルを踏んだ瞬間のピックアップの
良さは感じますが,
アクセルペダルの非線形性も低いのか,
踏んだ以上に加速するようなオーバー
シュート演出もされていないので,
トルクの厚さは感じにくいです…
アクセルを踏んだ瞬間,わずかなアクセル開度の
ピックアップはいいのですが,
これはエンジンのピックアップなのか,
マイルドハイブリッドのピックアップなのか…

ぐっと踏み込んでみた時のトルク感は…
うむ.
びっくりするほどのトルク感は無いですね.
あたりまえですが,Mazda6やCX-8の
2.2Lディーゼルや2.5Lガソリンターボみたいな
爆発力は無いです…

というか.
1割トルクが高いはずなのに.
フル加速感で2LのNAとそんなに変わらない
気がするなぁ…

と,カタログをじっくり見てみると.
2L NA車の車両重量1360kg@2WD車に対し,
SKYACTIV-X車の車両重量1440kg@2WDと,
80kgも重いのね…
この重量差が,エンジントルク差ほどの
加速感の差が感じられない理由かな…
ちなみに,4WDだと1510kgと,
車両重量1.5tを超えてきます…
インプレッサ4WDより100kg以上重いのか…

そして,
2L NAガソリンが15.2km/L (4WD/WTLCモード)
SKYACTIV-Xが16.2km/L(4WD/WTLCモード)
と,燃費は1km/Lいいみたいだけど…
大変残念なことに,NAはレギュラー,
SKYACTIV-Xはハイオク指定なので.
燃費はいいものの,ガソリン代は
ほぼ同じか,SKYACTIV-Xの方が
高くつきますね…(涙)

ということで.
結構期待したSKYACTIV-X車でしたが.
…論文とかを読んでいると,技術的には
すごいチャレンジングで,これを市販まで
持っていたたのはすごいとしか
言いようがない技術なのですが.

「これ,買いますか?」
と言われると.
「Mazda3買うなら,2.0NAにします…」
と答えてしまうなぁ…
と思った,Skier_Sだったのでした…
コメント (3)

TOYOTA新型YARISのハイブリッドに試乗してみた

2020-08-06 01:00:39 | 車試乗
ってなことで.

前回,HONDAに行って,FITを試乗してきましたが.
うむ.
FITにも乗ったんだから,ヤリスにも乗って
比べてみないと…
と,TOYOTAでハリアーに試乗したついでに.
ヤリスにも試乗してきました~!!

試乗したのは,ハイブリッドの最高グレード,
HYBRID Z.
今は,YARISもハイブリッドで4WDが
選べるようになりましたが,今回はFF車です…

外観は,このグレードは
かなりアグレッシブな感じですね…

とりあえず,見てみると…
リヤシートは,FITの方が圧倒的に
広い感じ.
まぁ,センタータンク方式のFITが,
コンパクトカーにしては異常に広いと
言った方がいいのかもしれないですが…

トランクも…ちょいとコンパクトかな.


運転席に座りますが.
さすが最高グレード,このクラスなのに本革
ステアリングとは…!


まぁ,ATセレクターあたりにちょっとチープさは
感じますが,コンパクトカーとしては比較的高級感が
感じられる内装です.
…まぁ,最上級グレードで230万くらいすることを
考えると,このくらいではあってほしいですが…
シートとかはいい感じ.


で,走り出してみると…
おっと.ハイブリッドだけど,動き出し
一瞬モーターで動いた後,すぐエンジンが
かかって,エンジンが頑張り出します.

…動き出しのトルク感,レスポンスの良さは…
圧倒的にFITが上です.
25kg-mという化け物トルクのモーターを積んだ
FITに比べると,5kg-mのトルクしか持たない
ヤリスのモーターでは,ある程度以上の加速は
エンジンの助けを借りざるを得ず,
そのエンジンも,3800回転のトルクバンドに
乗ったときで,出力トルクは12.2kg-m.
合わせて17.2kg-mと,圧倒的にFITに
届かないだけではなく.
ある程度の加速をしようと思うと,CVTが
トルクバンドに乗せようとするので,
エンジン音がかなり頑張った感じになります.
一生懸命加速している感にあふれる
エンジン音がするので,
本当はかなり加速してるのかもしれないけど,
「凄い頑張ってます!頑張ってます!」
と汗をかきながら加速している感じにあふれ,
体感の加速度としては,
「あれ?こんなもの?」という感じで,
アンダーパワーに思ってしまいます…
ちょっと残念ながら,
あぁ,やっぱりコンパクト車だなぁ…
という感じ.

そして,CVTがトルクバンドに乗るにつれ
加速Gが上がっていくので.
うーむ.
アクセルをふんだ瞬間から気持ちよく加速
していくFITの方に軍配を上げたくなります…

ボディは結構ガッチリしている感じで,
足回りもしっかり衝撃を受け止めてくれて,
このクラスとしてはよくできてるなぁ…
と思いますが.
やはりFITがよく出来すぎているのか…
FITに比べると,ダンパーの抑えが
今一つ足りないのか,ブッシュ容量が
大きいのか,ちょっと早い振動の収まりが
FITの方がいい感じ…

ステアリングフィールも悪くはないけど,
低速時のアシストがかなり強めにしてあり,
軽くクルクル回せるぶん,ちょっと低速時の
ステアリングインフォメーションが弱い感じ…
あ,スピードを出すとちゃんと落ち着いてきます.
高速時の直進安定性は文句ありません.

このクラスの車に乗る人だと,
低速時のステアリングが重いと
嫌な人が多いから,そういう味付けに
してるのかな~.

とりあえず,TOYOTAのヤリスハイブリッド.
「このクラスとしては頑張っている」
という感じではありますが.

ヤリスとFITの対決.
同じクラスのハイブリッドなら,
私なら何のためらいもなくFITを選ぶな…
と思った,Skier_Sだったのでした…

…でも,トヨタの人曰く
「FITはいい車だけど,デザインがどうも…
 と言って,ヤリスを選ばれるお客様が
 結構いらっしゃいます」
ということで.

確かに,デザイン…特に,カッコよさという
観点では,私個人の観点ですが,
ヤリスの勝利な気がします…


HONDA,惜しい.いろいろ,惜しい…
コメント (2)

TOYOTA新型ハリアーの,ガソリン2Lに乗ってきた

2020-07-31 00:19:00 | 車試乗
ということで.
どこにも行く予定の無い週末の日々が続く
今日この頃.
今度は近所のトヨタに試乗へ行ってみました…

いや,ハリアーがフルモデルチェンジしたから,
ちょっと見に行ってみようかな,と…

試乗車は,残念ながら2Lガソリン車しかなかったので,
試乗したのは2Lガソリン車のFF,グレードは
G Leather Packeage.
中間グレードの本革シート仕様車になります.

中間グレードのガソリン車だけど,
お値段はナビを付けると,
乗り出し400万を超えてきて,
4WDだとナビつけて420万…
ハイブリッドだとさらに高くて
乗り出し450万を超えてきそうな,
かなりお高い車になります…

ってな感じで,ざっと見まわしてみますが…
さすが高い車だけあって,内装は
高級感がありますね~!

運転席を見てみると.
シートの皮もいい感じで,
フロントシートはベンチレーションと
ヒーターが着きます.
ステアリングやドアトリムの手触りも
いいですね….
やっぱり高い車だから,この程度の
質感は欲しいところ.


この車は,オプションでJBLスピーカー&
12.3インチワイドディスプレイナビが
着いてましたが…
12.3インチ,デカいよ…

シートポジションは高めで,
見晴らしがよく感じます.
ノーズの見切りはよくないけど,Aピラーも
そんなに太く感じず,視界は広めなので,
車両感覚は比較的つかめます.

シートも,表皮の張りとか座面の感じとか.
いい感じ…!
長距離乗ってないので,長時間乗ったら
どうなのかは分からないですが…

リヤシートは…
車のデカさから想像するほど
広くはないけど,まぁこれで
十分な感じかな…


トランクは十分広いよ!
サスのでっぱりが大きい分,
奥の方はLEVORGより幅が狭いけど,
奥行きはありますね.
そして,JBLのスピーカーが着いてます…


ってなことで.
走り出してみると…
あら.
足は意外とよくできてる!!

前回の足はかなり柔らかい感じだったけど,
今度のは締まってますね.
スポーティーなしっかり感があります.
段差の乗り越えは滑らかだけど,
何も感じないぶよぶよ感は無く,
コトンとした感じの乗り越え感が
きちんと伝わってくるのに,
収まりがいい感じ.
路面のうねりの抑え込みもいいです.

街中で走ってみたところでは,全く問題点は
見つけられません…
以前の,バネレートがかなり低く,ブッシュ
容量も大きそうな足回りに比べれば,かなり
引き締まった感じで,
…見た目SUV的だけど,完全に舗装路に
合わせた仕上げ.
ハイスピードクルーズの安定感も高そう.

そして…
アクセルペダルがオルガンペダル
じゃないですか!
トヨタも,オルガンペダル使うんだ…

以前のハリアーは,アクセルやブレーキペダルが
異常なほど軽く(アクセルのリターンスプリングを
入れ忘れてるんじゃないかと思った),
アナログ的に操作するより,オン・オフ的に
使うような感じのペダルフィールでしたが,
今回はアクセルも適度な重さがあります.

…そして,ブレーキペダルのフィールも
悪くないじゃないですか.←なんでいつもそんな上から目線なんだ…
先代ハリアーのように,妙にブースターが
効きすぎた,すっとペダルが入っていく
軽い踏力の感じではなく,
しっかり踏み応えがあり,踏んだ分だけ効く
リニアリティがあります.
踏み込んで,ブレーキ系に圧がかかっていった
時に感じる「ぐにゅ」感が無い,ソリッドな
ふみ心地で.
ブレーキペダルの踏み心地がいい…
と表現したくなる,これまであまり経験した
ことのない感じ.

エンジンは…
かなり静か.
2L NAで,ボディが重そうだから完全アンダー
パワーかと心配したけど,走ってみると
そうでもない.
意外とトルク感があり,トルクで引っ張って
いく感じがあります.
2Lでこれなら十分かも.
…ただ,フラット道しか試してないので,
志賀高原へ行く山道みたいな,登り坂が
続く道でどうなのかは分からないけど…

街中で普通に加減速している分には,
妙なCVTシフトダウンもなく,エンジンの
ダイレクト感&トルク感はいい感じ.

ステアリングの反力もかなりナチュラルで,
意志に反する不自然なアシスト感や
遅れ感は無く,極めて適度な重さを
感じます.
ステアフィールもしっとりGood.

横Gがかけられなかったので,
ワインディングの切り返しとか
どう動くか分からないけど…
かなりしっかりした足なので,
結構イケそう.

ってな感じで.
乗り終わった感想としては…

先代と比べて,すごく進化してます!
…かなーーーーりお高い車だけど.
それ相応の高級感があり,
トヨタが本気で作ってきたことが
伺えます.
その金額が払える人は,所有する
ヨロコビをもてそうな感じの車ですね…

ハイブリッドにも乗ってみたかったけど…
ハイブリッドだと,車両本体だけで軽く
400万超えて来るからなぁ…
乗り出し450万超え…
我が家では買えない車だなぁ…

でも.
それだけの価値はありそうな,結構よくできた
車でした!
コメント

HONDA FITのe:HEV(ハイブリッド)とガソリン仕様に試乗してみた

2020-07-22 01:21:31 | 車試乗
えー.
スキーシーズンも終わり.
自宅待機もある程度緩和されてきた
今日この頃.

…とはいえ,県境を超えた遠くへのお出かけは
控えておいたほうがいいかな…
ということで.
選んだお出かけ先は,自宅近所のホンダ
ディーラーさん.

今回.
HONDAが満を持して作った,世界戦略車,FIT.
こいつがかなり良くなったということなので…
試しに試乗しに行ってきました~!

このFIT,パワートレーンは
1.3Lガソリンと,1.5Lのハイブリッドの
2種類あって,
どちらでもFFと4WDが選べます…
私のように4WD必須の人間にとっては
嬉しいチョイス!(FIT買うことは当分ないだろうけど…)

そして,1.5Lハイブリッドシステムは,
これまでのFITの1モータ+DCTを捨てて,
アコードやステップワゴンと同じ,
2モーター式で,通常はほぼモーター走行.
エンジンと車輪の間には切り替え式の
変速機は無く,高速走行時のみ,
エンジンと車輪が直結するという.
日産のe-Powerに,高速だけエンジン+車輪直結
モードをもたせた…
という感じの形のものに変わりました.

ってなことで.
一体どんな感じになったのか?
まずはハイブリッド車から見てみましょうか…

グレードは,e:HEV HOME.


内装は…
うむ.
座って驚くのは,前方視界の良さ!
普通はこの形の場合,前の方のAピラーが太く,
手前側が細いサッシだけど…
この車は逆で,手前側が太く,奥のピラーが
すごい細い感じ.
だもんで,前方が,ピラーが邪魔になることなく
かなり広い角度見渡せて,すごい前方視界が
いい!
これはちょっと驚きの前方視界…

内装のデザインはシンプルだけど,
そこそこ未来感があって.
そして,ステアリングも,これ…本革じゃないですか!?
そのほかの材質も,Bセグと考えると
安っぽくない造り.


スイッチ類のタッチ&フィールも,そんなに
安っぽくないし.
細かなスイッチ類にも,ちゃんとお金をかけて
いる感じ…
さらにメーターが完全な液晶ディスプレイって
のも,このクラスの車としては驚き!


で.
トランクも十分広いですね…
e:HEVのモデルは,トランク奥にちょっと
段差があって一段高くなってるけど,
それはあまり気にならない感じ.


ちなみに,ガソリン車は,この段差はありません…
こちらはガソリン車のトランク.

e:HEVもガソリン車も,リアシートを倒すと,
ほとんど段差のない,かなり奥行きの広い
空間になりますね.

そして,先代からのリアシートの
チップアップ機構はちゃんと引き継いでいて,
リアシートをはね上げると,かなり背の高い
モノでも積み込める空間が!

リアシートの足元空間も,
LEVORGより広いかも…

ってな感じで,
車内の広さや使い勝手はかなり
良さそうな感じです.

とりあえず,走ってみましょうか…
と,動き出してみると.

…この車の仕掛けでは,完全モーターで走り
出すわけですが.
なんだ,このどトルクは??
すさまじいトルク感
2LのNAエンジンよりトルクがあるよ!!
2.5L以上の感じ!
それも,モーターなので,アクセルを
ふんだ瞬間から,わずかな遅れもなく
動き出す!!
スゲー,これ,スゲー!!

アクセル踏んだ瞬間のトルク感…
というか,ピックアップの良さは,
多少のターボラグを感じるLEVORG 2.0の
エンジンよりいい感じ!

カタログを見てみると,モーターのトルクが
25.5kg-mあるようなので,2.5Lエンジンと
同じくらいのトルクですね…
このどトルクモーターが,エンジンと違って,
遅れ時間0でトルクを出してくるので.
ものすごい気持ちい加速感です.

気持ちいい,というのもあるけど,
これは運転していて楽…
意のままに加速するし,加減速に
エンジン特有の遅れやラグが全くなくて,
感覚とのずれが無いということが,
これだけ楽に感じるとは…!

最初のうちはほぼ完全にバッテリーのみで
走っていますが.
ある程度走り出すと,発電のために
エンジンが回り出します….
けど,エンジンのON/OFFも静かで
全く分からず.
普段はエンジンがかかっているのかどうか,
全く気付かない感じ.

先代FITの,アクセルをちょっと踏むと
すぐエンジンが掛かって,エンジン回転が
ググッと上がったのとは,全然違う
フィーリング.

そして…足回りもかなりいい感じ.
何にしろアクセルレスポンスがよく,
すごいトルク感があるので,
加減速も意のままだけど.
電動パワステの制御もよくできていて,
かなりしっとりしたいい感じの
手ごたえ.
決して重くは無く,軽めだけど,
ちゃんと路面インフォメーションが分かる程度の
反力があって,切り,戻しの手ごたえは
かなりいい感じ.

スポーティーにラインを狙って
ステアリングがスパッと決まる…
というより.
交差点での切り込み,まっすぐへの戻しが
すごく自然で.
そして,まっすぐ走りたいときに
何もせずにまっすぐ走る感じが,いい.

乗りごこちも…シートがこのクラスとしては
比較的いいんじゃないかな?
長距離乗っても疲れなさそう.

まぁ,乗り出し250万くらいになる車らしいけど.

でも,よくできてる.
これは,よくできてる…
これで,リッター30kmくらい走っちゃうの??
すごい…
2.5Lガソリンより加速感がよくて,
それで燃費はスバルの2.5L NA車の3倍近くか…
恐るべし.
この車の運転フィーリング,
十分に250万の価値あるよな…

と,e:HEV車に満足した後に,
今度は1.3Lガソリン車に乗ってみますが.

こっちの試乗車は,グレードはCROSSTAR.
ちょっとSUVチックな外見をしています.


早速乗って,走り出してみると…
…うーむ.
ちょっとアンダーパワー…

というか.
このクラスならこれが普通なんだろうけど.
アクセルを踏んでからトルクが出るまで,
ガソリンエンジンでは当たり前のラグが
あって.
さらにDCTじゃなく,CVT変速による
加速遅れ感もちょっとあって,
ハイブリッドに乗った後は,それが
我慢できない感じ…
うーむ.
ハイブリッドの後に乗ったのが悪かった…

そして,なぜかステアリングも心もち
重めで,ハイブリッドよりかすかに
フリクションがあるように感じます…
なぜ?
パワステはたぶん変わってないよね?
CROSSTARは,タイヤサイズがちょっと
大きいからそれが効いてる?

サスの感じはおそらくハイブリッドとそれほど
変わってないんだと思うけど.
ハイブリッドに乗った後だと,アクセルを
踏み込んだ時にエンジン音と振動が
伝わってくるので,全体の乗り心地として
ハイブリッドより2クラスぐらい落ちる車に
感じちゃいます….
100万円くらい違う車に乗ってる感じ…

いや,1.3Lでも,おそらくこのクラスとしては
かなり静かな方だと思うんですが.
かなり滑らかな方だと思うんですが.
全然違う.
ハイブリッドと,全然違う…

ガソリンとハイブリッドで,30万円ちょっと
ハイブリッドが高いけど.
税金はハイブリッドの方が安いし.
いや,これ,この値段以上の価値はある.
間違いない.
この車,e:HEV買うべし!
e:HEV,すごい!!
FITのハイブリッド,この車をこの値段で
出してきたら,バーゲンプライスと言える…

Bセグの車としては高く感じるかもしれないけど.
その価値は十分ある車だ
と思いました…

4WDで雪道走ってみたいな…(FIT買ってもいいかも?と思い始めている)
コメント (3)

SUBARU D型インプレッサスポーツに乗ってみた

2020-07-12 03:07:22 | 車試乗
えー.
昨年秋にD型にモデルチェンジした
インプレッサ.
C型⇒D型になるにあたって,
外観,内装,足回りなどにかなり手が入り,
見た目も大きく変わったわけで.
年次更改のない他社モデルでは
「マイナーチェンジ」と呼ばれる
変更がなされたわけですが…

今から振り返ること,数か月前に
このD型を試乗したので,
今さらながら,GTインプレッサスポーツD型の
試乗レポートをば…

乗ったグレードは,2.0i-S.
2Lの最高級グレード.
このグレード,4WDだと270万円近く
するんですね…
私が前に乗っていたBR レガシィ君より
高いじゃないですか…っ!!

外観は…
フロントは,C型までと比べ,バンパーまわりが
かなり変わりましたね.


リアは…
違いがよく分からん…


内装は,マルチインフォメーションディスプレイの
フードが丸っこい形になったくらいで,
後は違いがよく分からん…


ってなことで.
運転席に座り,走り出してみますが…

うむ!!??
…これは,よくできてる…
ってか,スバル乗りでこの乗り味に
慣れているからか.
私がふだん乗ってる,LEVORG 2.0 GT-S E型から
のりかえても,全く違和感ない感じ.

というより…インプレッサよりクラスが上の
はずの,LEVORG2.0 GT-Sとほとんど変わらん
レベルの足回り&ステアリングの完成度
じゃないかっ!??

…というよりも.
この新型インプレッサの方が,
VMG LEVORGよりも,いい足してるんじゃないか??
これ???

エンジンも,2.0L NAだけど.
ブーストが効いてなければ,LEVORG 2.0も
同じ2Lなので.
アクセルを踏みだした一瞬のトルク感は,
LEVORG2.0とそんなに変わらん…

さすがに動き出したあとのブーストの
盛り上がりは無いけど.
でも,ブーストを上げないで走る
緩やかな街中程度では,
トルクの不足感は無いな…

前回,A型に乗った時は,アクセルを踏むと
リニアトロニックがすっとローギヤードに
変速してエンジン音が高まるので,
ちょっとトルクの不足感を感じたけど.
D型から,街乗り程度のアクセル開度が
低い領域での制御を変えたのかな?
リニアトロニックのギア比を高いままにして,
回転数を上げずに,TBWでちょいと
オーバーシュートぎみにスロットルを
開けてトルクを出していく感じ…

登り坂でも,アクセルを踏めば十分な
トルクが出て,思った以上に軽快に坂を
登っていきます.
ありゃ??
インプレッサ2.0ってこんなに軽快だったっけ??

全体的に,アクセル開度がそれほど大きくない
領域ではあまり回転数を上げず,
アクセル開度が大きくなったら初めて
リニアトロニックをローギヤードに変化せていく…
という,スロットル&リニアトロニックの
制御になったように感じます.

ブレーキタッチも妙にサーボが効いた
スポンジ―な感じじゃなくて,
踏み応えがあって踏んだだけ効く感じで
良いタッチだし.

電動パワステの制御も…
これ,LEVORGよりいいよ???

足回りも,かなりしなやかに動く感じ.
フリクションが少なく,ブッシュがゆるゆる
動く感じは無く,
タイヤサイズが18インチの45扁平ってのも
あるけど,かなりかっちりとした足回り.

とはいえ妙な硬さは無く,E型LEVORGと
比べても負けてない…
というか.
もしかすると,そこそこのハイスピードで
郊外を気持ちよく飛ばす程度なら,
新しいインプレッサの方が快感度で
上回っているかも…!?

そこそこの横Gをかけてみたけど.
トレッド剛性も高そうだし.
横Gでのロール増に伴うラインの変化もなく,
ステア量変化なしに狙ったラインをスッと
トレースできます…

以前乗っていたBRレガシィはロールが大きく
ゆっくり出たので,ロールの変化に伴う
フロント対地キャンバ変化でステア量の
修正が必要になったのですが…
このインプレッサはそんなこともなく,
VMGレヴォーグと同じ感じで,
かなり気持ちよく左右にうねった道を
走り抜けていけます.

かといって,足が硬いわけではないんです.
ダイレクト感はあるけど,足がちゃんと
動いている感じ.

とりあえず.
普通に街乗りから,緩やかな郊外道路程度を
良いペースで飛ばす程度の,普通の使い方に
おいては.
ブラインドでテストされて,足の動き,
ステアリングフィール,ブレーキ感,
インプとLEVORG,どっちがいい?
と聞かれたら.

うーーーん…
もしかしたらインプかな??
と悩むほどのレベルでした…

これで,ちゃんとアイサイトツーリングアシストも
ついてるし.
LEVORGよりちょっと狭めのトランクの広さ
が許せるなら,インプレッサでいいかも…

でも.
2Lの4WD,
2.0i-Lで250万円越え,
2.0i-Sで270万円するのか…
BRレガシィは,安かったんだなぁ…
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