先日“「○」を刻んだ庚申塔”を記した。駒ヶ根市東伊那は天竜川左岸にある筥石神社の庚申塔についてる触れたものだが、実はこの筥石神社には珍しいご神体がある。創建が文明元年と伝えられているから1469年と古い。応仁の乱のころの創建なのである。そのご神体とも言えるモノは、巨石なのである。社殿の背後にその巨石はあり、もともと裏山には巨石が点々としている。とりわけ大きな巨石の上には陰陽石があり、陰石には注連縄が張られている。もちろん陰陽石ということもあり、子宝に恵まれるとか開運・繁栄といった主旨のご利益がうたわれている。
仕事納めの日に訪れた駒ヶ根市中沢あたり、いわゆる天竜川東岸から伊那市へ帰る際には、よく火山峠越えの道が利用されるが、わたしはこの筥石神社前の道を通るのが「最も早い」と思っている。道が狭く「落石注意」の道ではあるが、通る車が少ないから、意外に早いのである。ということで、仕事納めの日の帰路、ここに立ち寄ったというわけだ。もちろん立ち寄っていると火山峠越えの方が早いだろうが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます