震災からもうすぐ半年である。半年たって被災地はどうなったかというと、まだまだ復興のめどが立っていない場所がほとんどである。にもかかわらず、実際に被災地に行ったことがない人にすると、テレビから流れてくる被災地の現状というのが何だか一通り落ち着いてきたかのように錯覚してしまいがちである。
この点、実際に現地に行ったのと行ってないのとではかなり違う。行ってないとテレビでしか情報がないわけだから、徐々に風化されてしまう。これはやむをえない。
見るだけでもよい。観光でもよい。できれば、まだ震災の爪痕が残っているうちに一度は現地に行っておくべきである。ワシも、7月以降、被災地に行っているが、もっと早く行くべきであったと思っている。いうまでもないが、あとになればなるほど、徐々に震災の痕が薄れてゆく。
ちなみにいうと、観光で行くのが不謹慎だというのはとんでもない誤解である。おみやげや宿泊で経済的支援をすることは下手な募金よりずっと効果が高いし、現地でも喜ばれる。