湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

リーダーのいない国

2011-08-30 22:17:30 | 学習

また総理大臣が代わった。次から次へトップが代わるのがはずかしいという人も多い。トップが次から次へ代わるのは日本という国には真のリーダーがいないからだ。いいかえれば、真のエリートがいないということである。

真のエリートというのは、教育による。フランスでもイギリスでもアメリカでも中国でも、諸外国のリーダーはおおむねエリート教育で育った人ばかりだ。日本にはエリート教育がない。東大もあるが、単なる受験ピラミッドの頂点でしかない。エリート教育というのはそういうものではない。

日本にもかつてエリート教育はあった。旧制高校や帝国大学がそれにあたる。戦後それは廃止された。理由はいろいろあるだろうが、日本にエリートを作らせないためであるといっても過言ではない。すべて戦勝国のイニシアチブで行われた。簡単に言えば国力を弱めるためだ。

戦後65年経て、二世政治家が親の地盤を引き継ぎ、親の威光を借りて、エリート不在、リーダー不在のこの国を何とか何とか引き延ばし支えてやってきたのが、ついにどうにもならなくなってきた。そんな風に思えてしかたがないのだ。