長居第二で行われた第45回関西府県サッカーリーグ決勝大会決勝にアルテリーヴォ和歌山の応援に行った。相手は大阪コリアンFC。
むちゃくちゃに寒い。熊谷どころではない。ピッチは熊谷に似ていたが。
アルテリーヴォはこの大会、予選リーグPK勝ち1回、準決勝PK勝ちで決勝まで来ている。とにかくPKに強い。まともに勝ったのは予選リーグの1回だけだ。そして・・・。
なんと、1-0で迎えた終了直前、大阪コリアンに劇的に追いつかれ、またもPKへ。
しかし、PKになれば神である。アルテリヴォは全員がきっちり決め、大阪コリアンの最後の一人を朴訥な顔の宮本君が止めてしまい、またもPK勝ち。
優勝を決め、無条件で関西リーグ昇格の「切符」を手にした。(↑)しみずさんの作った切符。よくできている。
試合後には、キャプテンで大黒柱の上赤坂君がスタンドに挨拶。なにゆえ、これほど仁王立ちするかは不明。
これは監督。
選手も頑張ったが、今日の長居のスタンドはすごかった。イスがアルテリーヴォ色のぐんじょう緑。
もう、この時点で勝ちが決まっていたようなものだ。スタンドもアウェイなのに老人福祉施設のおじいちゃんおばあちゃんが大挙して来阪。このみなさんが存命の間にJFLに行ってもらいたいものだ。
これはワシの作ったゲーフラ。待ちきれず、祝をスタンドで書き込んだとたんに同点に追いつかれた。サッカーは最後まで何が起きるかわからない。怖いものである。
選手も応援団にも涙はなかった。ワシも、にわかみたいなもんだから、涙は出ないが、大阪コリアンの選手があいさつに来たとき、コリアンの多くの選手が泣いていたのにはもらい泣きしてしまった。堅守速攻型のいいチームだった。
コリアンは来週、入れ替え戦で三菱重工神戸に勝てば、アルテリヴォ同様昇格である。「トモニイコラ」。和歌山弁だが、このゲーフラの文句が、少しでもコリアンの選手のなぐさめと激励になれば二重にうれしいのだが。