受験の時期である。今日から、埼玉の私立中学校の受験が始まったらしく、下の娘のお友達も数人、小学校を休んで受験したらしい。長らく、受験には縁のなかった我が家だが、今年は一気に二人とも受験である。上は高校、下は中学校。
父親は遊んでばっかりだが、けっこう緊張している。昨夜なんぞ、上の娘が受験に失敗して泣いてなぐさめる夢なんぞ見ちゃった。ニョーボには秘密である。といっても、ワシは娘たちに勉強を教えたことがない。ふたりとも大手の進学塾に通わせていて、毎日遅くまでそこで勉強し、あまり家では勉強していないようだ。
よく、子供がいい学校に行ってることを自慢する親がいるが、何だかかっこ悪いもんである。娘が、息子がいくらいい学校に行っても、将来面倒見てくれるわけではない。そもそも、子供を親同士の自慢の道具にするのはどうかしている。実は、ワシの親なんかはその典型で、勉強しろ勉強しろの一点張りで、なんら実用的なことは教えてくれなかった。おかげでワシは今こんな状態だ。
そんなこともあって、自分の娘たちには、「行きたい学校へ行け」、「好きなことをやれ」、「あっというまに社会人なんだから、常々将来展望しろ」と突き放している。とはいえ、受験が近づき、びびっているのはワシのほうである。