湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

禁酒の薦め

2009-04-23 22:06:13 | 学習

ワシは半分病気である。正確に言うと「疑わしいが、まず陽性」ということで、健康と病気の中間みたいなもんである。というわけで、やむをえず、今日で33日連続ノンアルコールである。飲みたくてもその後が怖いので飲めない。

それまでは無類のお酒好きで毎日ビールは飲んでいたし、お酒のおかげで多くのお友達もできた。昔のお友達と会うときも、「ひさしぶりに行きましょか。」なんてお酒を飲むのが目的であったりする。反対にいうと、お酒を飲むのでなければ、なかなか久しぶりにお友達に会うきっかけがない。現に今こうしてお酒が飲めないと、退社してもそのまま家に帰るだけである。(食事量を制限している事情もあるが。)必然的に交友範囲や行動範囲は狭くなる。

また、お酒によってつらいことを忘れる、あるいは紛らわせるということもあるかもしれない。お酒によってもたらされる恩恵や利益は計り知れなく多いといえる。

しかし・・・、である。

こうしてお酒を一時的に1ヶ月もやめてみると、お酒による損失も顕在化してくるものである。血圧は大幅に下がるし、体重はみるみる減る。お酒によりどれだけ体に負担をかけていたか、身をもって知ることになる。脳みそも復活してきたような気がする。数え上げればきりはないが、たとえば、ふだん聴きなれた音楽も以前よりずっと心地よく聴こえたりする。本当である。人のいうことも鋭敏に理解できる。本当である。長期間断酒すると確実に能力はアップする。というか元に戻る。遮るものが消えるような感じである。お酒が脳に与える悪影響は見逃すことができない。

お酒で一時的に目の前の人生の問題をあいまいにぼやかしても、酒から覚めた後もあいも変わらず問題は立ちはだかっているし、酒では何の解決にもなっていないはずである。経済的なデメリットも大きい。毎日の酒代と1ヶ月間で飲み屋に行った回数を数えてみれば簡単に計算できる。

長くなったのでもうやめるが、毎日飲酒している方は一度思い切って長期間断酒してみることを薦める。ほどほどのお酒を楽しむ、というのは意外と難しい。酒量の閾値が飲酒のたびに上がるのだから、毎日飲んでいると知らず知らずに酒量が増えてくるからである。

  

ブッシュ大統領も在任期間中断酒していたのだという。かつて彼はアルコール依存症だったということである。(ただし、退任後のいまでも断酒しているかどうかは不明。)

酒の悪口をいっぱい書いたが、いまでもワシはお酒が好きだし愛している。以上。