夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

精神は肉体に支配されべからざるや

2016-04-09 | diary
此のブログは執筆に暫し難渋を来しておりしすべてがデータになる前になる戯作を順次発表せんことを以て完成を期せんとの思惑により始められしものなり。一応の完結は無理矢理につけしが、結末も構想も朧げなまま手さぐりの開始なればその後も改変、弥縫策などをLOFTにおいて図りけるもいかんせん均衡を失したる点もなきにしもあらず。然れども、最近の吾人の物語より遥かに読者諸氏に親切に書きたるにこれを以て理解の範疇を超えたりと見做す者あらば小説愛好家を名乗りたる資格果たしてありや。

唐突なる文語体擬きが使用につきてはかつて豆州が旅その他数編において試みたるところにして、理由もかく記した所と変わるところなし。漫筆に最も適し、事実を事実より感慨を感慨より別個なる幻想なり面妖なるものに変容させんと企まん際にも相応しきこともさらなり。本来ならば定家卿が如く和様漢文にて綴りたきところなれども、浅学菲才にして未だあえかな願望なり。

ブログの記事の多くは日々の嘱目、随想たり、taleやらpoetryなどとジャンル分けされておるものも同様なるも、若干の文章は前史を有するものなり。ジャパンレクイエムは2002年頃に40日ほど入院せし間にノート2冊にレクイエムの歴史と昭和・平成史年表のみを参照しつつ書きしものなり。その主人公の羽部宇八はドイツ語のIch habe と八紘一宇に由来せん吾人の伯父の名前に因むものなり。
スクリャービンの色は1993年にWienより帰国後、小淵沢に山荘を構えし折の見聞を素材にしたるものなり。LOFTとの異同の最も甚だしからん始末の悪き作なり。
而してすべてがデータになる前にの冒頭はストックホルムからウプサラへの列車内の体験にしてニースやマントンの描写とともに1998年頃の出張中の事どもに触発せられ、帰国後の2か月ほどの入院経験も織り込みて物語りし。
かくの如く並べ遣るに吾人の作は陰に陽に病院と深き関係を認むるものにして、おそらくは高校の図書館で読みし内田百が昇天から漂いたるなつかしくも薄暗き死の気配を怖れつつも魅せられずにおられぬambivalenceが仕業ならん。

然り。旧き駄文を縁日が古本屋の如く並ぶれば文章感覚の衰えは明らかなれども、2005年1月より始めしフィットネスにより体重は90キロからこの記事の頃には65キロまで激減し、ムンクが如き容貌の変化に同期の悪友からがん宣告を受けしものの、ボブマーリーがCDへの言及を奇妙にも欠いた記事などの後、ブログの長き中断とともに体重は回復し、現在は90キロを保つべく最大限の努力を払いし甲斐ありて、ダンスプログラム参加者の誰よりも素早くかつ繊細に動けしこと、若き女性との交情とともにひとえにミューズの神を愛せし賜物にして、多くの人の理解を超越したる所と思しき。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。