
ハイドン(1732-1809)は、先輩・上司にしたい作曲家No.1ですねw。ユーモアがあって(「驚愕」)、部下に思いやりがあって(「告別」)、ちゃんと才能を評価してくれて(ハイドン・セットの逸話)、何より性格が穏やかで、しかも苦労人。彼の音楽を聴いてるとそう思います。例えばモーツァルトなんかだと、すぐに「おまえなんかバカ、バーカ。ケツをなめろ!」なんて言われそうだし、ベートーヴェンだと……うわー、オタクっぽいなぁ、話が続かないやなんて思っているうちに、「うるさい!出てけ!」ってでかい声で怒鳴られそう。ちなみに友だちにしたい作曲家No.1はシューベルトですね。
冗談はさておいて、104の交響曲、80を超える弦楽四重奏曲、50曲以上のピアノ・ソナタ、20以上のオペラとオラトリオなどなど、残っているだけでもすごい数ですが、モーツァルト(1756-1791)が生まれた頃から、亡くなって10年後くらいまでの約40年間着実に進歩していった跡をたどると、その後の100年間のヨーロッパ音楽の隆盛の礎を築いたという感慨を持ちます。
ハイドンの生家は、ウィーンから日帰りで行けるローラウという片田舎にあります。ご覧になってわかるように農家のような造りで、天井も低いです。ここから出発して、ザンクト・シュテファン大聖堂の少年合唱団に入団して音楽的キャリアを始め、地方の宮廷などを転々とした後、30歳前にエステルハーツィ宮廷の副楽長となり、楽長に昇進して30年間お殿様に仕え、その死後、宮廷オーケストラが解散(リストラ!)したのを機に、独立した音楽家としてウィーンなどで活躍したのです。
人通りもほとんどない(オーストリアの田舎町の休日は大抵そうですが)通りから、これまた訪れる人もほとんどない生家を見ていると、子どもの頃のハイドンと弟のミヒャエルの姿が浮かんでくるようです。
今回のディスクの中では、チェンバロ協奏曲(演奏はハープシコード)が最も早く1782年で交響曲第73番「狩」の頃、トランペットが1796年で最後の「ロンドン」の頃、オーボエが真作かどうかはっきりしない作品ですが、1800年頃とされています。ただ聴いた感じでは、いわゆるザロモン・セットとは違って、いずれもエステルハーツィ宮廷時のスタイルで、協奏曲というバロック以来の社交的なジャンルにふさわしい、ゆったりと楽しめる音楽だと思います。
最近の画像[もっと見る]








ハイドンのエステルハーツィでの立場は、料理人と同じようなものですから、シューマンみたいに「シェフの気まぐれサラダ」wのような作品は出せませんし、シューベルトみたいな下町っぽい作品もダメなんでしょうね。そういうことで気取ってるとも、元祖古典派wとも言えると思います。
これからもよろしくお願いします。
私もハイドンは好きです。シンフォニーみたくユーモアたっぷりかなと思って聞いたピアノソナタがとっても真面目なのでびっくりしました。そして大好きになりました。
よろしくお願いします。
ハイドンのピアノソナタは、名手とは言いにくい人のソナタっていう意味で、シューベルトのと一脈通じるものがあるのかなって思ってます。
これからもよろしくお願いします。
それから、事後連絡で恐縮ですが拙ブログのお気に入りに登録させていただきました!
貴ブログを拝見させていただきましたが、新譜のレヴューなどうらやましい限りです。
私もお金→お酒の自動変換装置をどうにかしないと。
リンクをこちらでも張らしていただきます。どうそよろしく。