夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

レコードはCDよりいい音するってホント?

2023-12-25 | music
「レコードはCDよりいい音するってホント?」というYouTubeを見ました。きっちりとデータを押さえ、スペック的にLPレコードはCDに敵わないと証明しています。ですが、LPレコードの人気は最近高まっているようです。そのことについてとあるコラムでは、

コロナ禍でアナログレコード人気が高まっている。
⇒ 米国では2020年のアナログレコードの売り上げがCDを上回った。
アナログレコードが再評価された要因は4つ
① 音楽やミュージシャンの「ストーリー性」に触れる感覚
② 若者世代の価値観に刺さった
③ デジタル音源にはない「音の温かみ」
④ ジャケ買い心理に表れる「手触り感」
アナログレコードの復活は便利さや機能性だけではない「意味」や「ストーリー性」の重要性を示す現象

と解説しています。若者世代っておカネがないと括られることが多いかも知れませんが、意外とおカネを持っていてレコードやフィルムカメラをおしゃれグッズで持っている層もけっこういる気がします。
ジャケ買いについては、よくわかります。LPで買ったアルバムをCDで買い直していちばんがっかりしたのはジャケットでしたから。あの大きさがいいんですよね。

といった点は置いといて、わたしはいっぱしのオーディオファンだったことがあって、それを反映した記事を過去に何回か書いています。
最初は2005年の11月の「今日聴いた音楽・番外編~SACDvsCDチャイコ対決」です。
この記事は知人にもしかして読まれたらという懸念があって、(これでも)遠慮がちに書いてますが、今は縁が切れているので率直に言うと木造モルタル住宅の2階のリスニングルームじゃタンノイのスピーカーもでかいターンテーブルも意味がないでしょね。
SACDはかげろうのようなメディアでした。類例はこの頃少なくなかったですけどね。

次は2006年9月の「コンサートからの逃亡」です。一言で言うとベンヤミンをダシにビートルズとグレングールドを語ったといったもので、あまりLPとかCDとは関係がないです。

最後は2012年5月の「アップルとアナログ日本の最強タッグ」です。自分のオーディオ自慢、マウント取りまくりのいやらしい記事ですが、音に関してウソ偽りないところを言っています。今でもハイレゾとかいろんな規格を推して来るYouTubeなどがありますが、なんの説得力もありません。最初のYouTubeの「創造の館 Technical Report」さんはその辺も懇切丁寧に教えてくれます。

で、なんでこんな古い記事を掘り起こしたかと言うと、LPについての経験を過去に書いたのかどうかわからなくなったからです。でも、見つからなかったので書きますが、それはレコードの最初と最後で音が違うというものです。最初はなんか違うな、最後の方の音が聞き苦しいなって思ってて、でもその理由がわからなかったんですが、ある時ターンテーブルを眺めていて、わかりました。
針と溝の角度はレコードの最初はほぼ真っ直ぐですが、最後の方はかなり角度がついています。その辺を考慮してテクニクスからリニアトラッキングのプレイヤーが発売されていました。
しかし、そうであっても内周は外周よりきついカーブで針と接触します。電車が強めのカーブでレールとの摩擦でキイキイ音を上げるのと同じです。
理屈はどうあれ聞き分けられない人に「レコードは音が温かい」と言われても響かないです。



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