夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

大阪都構想は衰退都市の悪あがき

2015-05-14 | news
ぼくは大阪出身なので、太宰治が津軽をけなしたように悪口を書いてもいいと思う。
みっともない、恥ずかしい。
京都の人間は「へえ、大阪が都ですかぁ。大層なこと言わはりますなぁ」と小馬鹿にしているだろう。

BLIOGOSというサイトがあって、知的水準の低い人が拙劣な文章を書いているのを気が向くとからかっている。
「大阪市が今のままでいいわけがない」という記事は事実関係はちゃんと押さえているが、だから大阪都だという結論が変だ。

大阪市の総生産額の推移を見るとじりじり下がっている。



これを主要な政令指定都市間で伸びを見ると無残なものだ。



京都はもとより神戸にも「衰えたもんやね」と言われても仕方ない。
関西出身でないと知らないかもしれないが、埼玉や千葉が東京にひれ伏しているのと違って、大阪、京都、神戸は仲が悪い。狭い場所でつまらない意地を張っている。

だいたい大阪市は狭い。223㎢しかなくて621㎢ある23区のおおよそ1/3だ。つまり150㎢で84万人の堺市すら取り込めなかった時点で都構想など終わっていたのだ。
横浜市からどんどん引き離されてるくせに夜郎自大もいい加減にしろと芸人弁護士に誰か言わないのか。
永田町や霞が関は「勝手にさせておけ」とせせら笑っているのがわかるだけに正直つらい。

大阪都構想とは大阪市職員組合をつぶしたいだけなのだ。
そう言うとキャンキャン噛みついて来る橋下ファンがいるだろが、衰退自治体のくせに「都」なんて僭称と言うほかはない。
そんなに威張りたいなら「極大阪京」なんてどうだ?
北京や南京と張り合うのにいいんじゃないか。
二重行政の弊害?
それも堺市問題で決着済みで、横浜、川崎、相模原と3つも政令指定都市がある神奈川県はどうなるのかということだ。視野が狭い。

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いんということ。
職員組合をつぶすための地方公務員法改正を維新の党のマニフェストに掲げるべきでしょ。
ポピュリストは常に本心をごまかすということを忘れてはならない。

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