ジャパン・レクイエム:Requiem Japonica(42) 2005-10-21 | tale 東京から帰ると宇八は、『アニュス・デイ』の構想をまとめていった。弦楽五部と通奏低音のオルガンだけなので、そんなに複雑なことはできない。独唱と合唱に工夫をすることにした。かつて親戚の新年会でやった十字形の配置を思い出した。これは、シュッツも『音楽のお葬式』の演奏で推奨している配置でもあった。教会の場合の奥、祭壇のある方にソプラノの独唱を置き、そこから反時計回りにアルト、テノール、バスと配置する。 . . . 本文を読む