夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

ジャパン・レクイエム:Requiem Japonica(45)

2005-10-31 | tale
 昨年入院した時は、達子や光子はすぐに見舞いに来たが、2度目ということもあって(輪子は父親に言われたように言うことができた)、1週間以上経ってから見舞いに来た。ただ前回とは違う姉の様子、特に肉が落ち、顔色が妙に黄色いことに驚き、病室を出るなり、達子は地下の喫茶店に、光子は薬局の前の長いすに、宇八を引っ張って行って詰問した。やはり姉妹というものは、同じような反応をするものだと彼は感心した。その時に . . . 本文を読む