この一週間、実に様々な出来事があった。
まずは、米大統領選挙。初の黒人大統領を目指したオバマさんが当選。次期大統領となる。自由と民主主義のフラツグシップを高く掲げるこの国にしては、アフリカ系の大統領が初 っていうのも、考えてみれば不思議な話ではある。
それでも、自らの国の舵取り役を自らが選出できるという、民主主義の基本を見事なまでに遂行する米国民には、敬意を表せざるを得ない(厳密には、大統領への選挙人を選ぶ手順が入っているのだが)。
福井県の小浜市がもりあがっていたようだが、日本にとっては必ずしも歓迎できる政権ではあるまい。
何となければ、良くも悪くも、ブツシュ現政権よりも、「自己責任」を求められる場面が多くなろうことが容易に想像できるからだ。北朝鮮問題なんて、その最たるものになるのではないか。米は、あくまでも世界戦略の中の自国のポジショニングを(当然ながら)第一義に考えているはずで、中国との関係維持を優先されるならば、日本が従前どおりに「拉致(らち)」を叫んでも、おそらくは埒(らち)は開かないだろう。
いま、米の財政赤字は4,600億ドルに近い。その世界戦略の中で、北朝鮮がらみについてのみ触れるなら、おそらくは、米は北朝鮮に制裁を加えるほどの余力は持ち合わせていない。従って、中国との良好な関係を維持するためにも、米中両国による、北朝鮮の「共同管理」を進めることになるのではなかろうか。
その方向性が固まれば、当然の如く日本に対しては経済援助が強制されよう。そのことの良し悪しはともかく、日本が「一人立ち」して、北朝鮮に拉致問題解決を迫る度量を養うか、もしくは、すべてを水に流すか、選択を迫られることになろう。
いかがわしい部分は少なくないが、あえて、中国との関係をより密にするか、思い切って、ロシアカードを引き出すか。日本の採るべき対応は、いずれにしてもボトルネックに陥ってしまったといわざるを得ない。
同じ一週間の間で、防衛の背広組のトップが起訴されて係争中なのに、今度は制服組のトップが物議を醸している。この国は、「根本」「スジ」を見失ってしまった。
雷が落ちようが、槍が降ろうが微動だにしない特定政党万年与党制を支えてきたのは、ダレの責任なのだろうか。
<掲出写真 よくわかる解説>ホテルの部屋。照明を落としても、枕もとの明かりだけは灯り続けている。この国には、こんな頼りない明かりのもとで、「明日の朝」を迎える希望は残っているのだろうか。
まずは、米大統領選挙。初の黒人大統領を目指したオバマさんが当選。次期大統領となる。自由と民主主義のフラツグシップを高く掲げるこの国にしては、アフリカ系の大統領が初 っていうのも、考えてみれば不思議な話ではある。
それでも、自らの国の舵取り役を自らが選出できるという、民主主義の基本を見事なまでに遂行する米国民には、敬意を表せざるを得ない(厳密には、大統領への選挙人を選ぶ手順が入っているのだが)。
福井県の小浜市がもりあがっていたようだが、日本にとっては必ずしも歓迎できる政権ではあるまい。
何となければ、良くも悪くも、ブツシュ現政権よりも、「自己責任」を求められる場面が多くなろうことが容易に想像できるからだ。北朝鮮問題なんて、その最たるものになるのではないか。米は、あくまでも世界戦略の中の自国のポジショニングを(当然ながら)第一義に考えているはずで、中国との関係維持を優先されるならば、日本が従前どおりに「拉致(らち)」を叫んでも、おそらくは埒(らち)は開かないだろう。
いま、米の財政赤字は4,600億ドルに近い。その世界戦略の中で、北朝鮮がらみについてのみ触れるなら、おそらくは、米は北朝鮮に制裁を加えるほどの余力は持ち合わせていない。従って、中国との良好な関係を維持するためにも、米中両国による、北朝鮮の「共同管理」を進めることになるのではなかろうか。
その方向性が固まれば、当然の如く日本に対しては経済援助が強制されよう。そのことの良し悪しはともかく、日本が「一人立ち」して、北朝鮮に拉致問題解決を迫る度量を養うか、もしくは、すべてを水に流すか、選択を迫られることになろう。
いかがわしい部分は少なくないが、あえて、中国との関係をより密にするか、思い切って、ロシアカードを引き出すか。日本の採るべき対応は、いずれにしてもボトルネックに陥ってしまったといわざるを得ない。
同じ一週間の間で、防衛の背広組のトップが起訴されて係争中なのに、今度は制服組のトップが物議を醸している。この国は、「根本」「スジ」を見失ってしまった。
雷が落ちようが、槍が降ろうが微動だにしない特定政党万年与党制を支えてきたのは、ダレの責任なのだろうか。
<掲出写真 よくわかる解説>ホテルの部屋。照明を落としても、枕もとの明かりだけは灯り続けている。この国には、こんな頼りない明かりのもとで、「明日の朝」を迎える希望は残っているのだろうか。
激動の一週間の中に初飲み会もありましたね。
最近の出来事では大阪のひき逃げ事件の犯人が許せません。のうのうとホストになって笑ってラーメン屋に…許せな~い(;_;)
全国紙を読んでいないと、世界の中の日本の位置づけはなかなかうかがい知ることはできないと思います。
ホントは 地元紙も取りたいのですが、二紙となると、費用もかかりますしねぇ。
秋アキさんのように地元から世界に向けて発信することもあるので地元紙を好んでしまいます。
世界のニュースはついついテレビで…。でもやっぱり読まないと深く知る事はできないですね。反省!